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打ち切り世界の伏線回収者~Flag Savior
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●第三十二章~襲い掛かる黒歴史
いいからとっとと解放しろ――そんなアカリの絶叫と同時に扉が開け放たれて、牢獄に飛び込んで来たのは勇者御一行だった。先頭に立っていた為、真っ先にこの嬌態を見ることになったさゆるは「お楽しみだったかしら」とぽつりと零して、何事も無かったかのように回れ右をする。
(此処で最後の力を使って倒れたら、死んでも死にきれないわ……)
「あー! 何か変な誤解されたじゃねーか!」
既に涙目になってアカリは楓子を非難するが、勇者たちの進撃は止まらなかった。
「お姫様今助けに来たぜ!」
続けて踏み込んで来たのは、衛にエスカルゴ。見知った顔のふたりがやって来たことにアカリは動揺し、咄嗟にバレないよう顔を隠したが――ドレスで蜂蜜塗れの姿では、見るなと言う方が無理だった。
(……って、まって。すっげー頑張って顔隠してるけど、あのお姫様絶対アカリくんだよな!?)
(え、うのきんの知り合い? あれなの、仲のいいお姫様が攫われて、助けに行くとかそういう展開?)
――衛たちのひそひそ声が丸聞こえで、滅茶苦茶いたたまれない。配役逆じゃねえの、とか地味に効くから止めてとアカリは縮こまっていたが、この微妙な空気を何とかしようと衛も考えたらしい。
「やー……ややこしいんだけど、なんかすげーこう……お色気方面でアンケート稼いで、寿命を延ばそうという心意気が感じられる……」
「ぐふうううっ!!」
何たることか――助けに来た勇者のフォローが仇となり、アカリのライフが一気に削られた。このままでは色々まずいと判断した楓子は、真の力を解放して勇者一行を迎え撃とうと立ち塞がる。
「ふはははは、トワイライトアブソリュートブリザード形態となった楓子の、暗黒ルナティックアルティメットディストーションエターナルインフィニティ魔法の前にひれ伏すが良い!!」
楓子の形態も魔法も凄いが、何より凄いのはここまでの長台詞を噛まずに言えたことだろう。これには衛も「お、おお」と返すのが精一杯で、見知った相手と言うこともあって、倒すのが心苦しい様子だった。
「でも、仕方がねえ! 怪我しない程度にこう、いい感じで倒すぞ! ……相手がどれだけ強くたって関係ねえ! お前を倒して姫を救い出す!」
いざ、かっこいい感じに勇者の剣を構えて、トワイライト(以下略)楓子に斬りかかる勇者うのきん。しかしその時、城の壁をぶち破って極大魔法が楓子を直撃した。
「手こずっているようだねぇ、手を貸すよぉ」
――何とその魔法の使い手は、雪崩に巻き込まれて行方不明になっていた筈の由貴奈であった。実はなんとか生きていたらしい彼女は治癒魔法で一命を取り留め、その後は別行動で情報収集をしつつ、意表を突く為に魔王の城まで独自に向かっていたらしい。
「でもって、旅の終盤で合流するっていう……ちょっと熱い展開だねぇ」
颯爽と仲間たちに合流した由貴奈は、一行の平均に合わせてしっかりレベルも上がっている。が、雪崩の一件を思い出すと身体が痛くなってきたような気がしたので、取り敢えず再度治癒魔法を自分にかけておいた。
「くっ……やるな勇者め……! しかし楓子が倒されても、第二第三の楓」
「実は生きてたぜ!!」
由貴奈の魔法を喰らいつつも、不敵に捨て台詞を吐く楓子――しかし台詞を言い終わらない内に、彼女の後頭部をバイクの前輪が跳ね飛ばす。突如戦いに乱入してきた人物、それは四天王と刺し違えた筈の春彦だ。
「ってアレ? こいつ魔王じゃねぇの……? おーぃ、生きてるかー?」
しゃがみ込んだ春彦は、ぼろ雑巾のようになった楓子をツンツンと突くが、彼女が目覚めることは無かった。過失致死が適用されそうな状況だが、囚われのアカリを救う為だったので問題はない。
「よぉ、来島は姫なんだって? ソレ似合ってんじゃん。今度から姫って呼んでやろーか?」
「やめろこっち見んじゃねぇ! 似合ってねーし! 今すぐ忘れろ!」
――そんな訳で無事に姫は救出されて。ニヤニヤと笑う春彦に茶化されつつ、取り敢えずアカリは蜂蜜塗れの身体を拭くことにする。
「まぁ、ありがと……な。とにかく、こんな事にしやがった元凶の魔王をぶっ倒さねーと、俺の気が済まねーぞ」
で、仲間に加わったアカリは魔王を倒そうと気合を入れるが、着替えを済ませると何故だかビキニアーマー姿になっていた。
「ってなんで姫感残してんだよ! どこ層が狙いだよ!?」
「いや、一番防御力が高いのが、その鎧なんで」
「え?! 何で魔王の城に旅の商人がいるの!?」
ひょっこり顔を覗かせたのは、行く先々で勇者一行の先回りをして商売に励んでいた望春だ。洞窟最深部だろうが何処だろうが、勇者が居れば店を開く商人魂――ひとりで先回り出来て武具も持っているなら「お前が魔王を討伐しに行けばいいのに」と突っ込まれるだろうが、望春は笑って誤魔化しておいた。
「お約束のビキニアーマーとはなかなかやるな……。じゃあ魔王を目指そうか! 僕たちの戦いはこれからだ!」
打ち切り感漂うきわどい台詞を吐きつつも、エスカルゴらは魔王の待つ玉座へと向かう。最後にぽつりと、衛の切実な呟きをその場に残して。
「似合ってっけど、ヒロインってなんだっけ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月05日
参加申し込みの期限
2016年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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