this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【球技大会】本気の野球(黒猫組サイド) -前半-
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
【2回裏】
「柏田、あとは頼む」
「任せとけ!」
黒猫チーム、選手交代。センターが修から
柏田 貴弘
に交代となった。
「守備もきっちり! 張り切って行こう!」
まりもの声に観客席が応える。
「コブラ先輩頑張ってー!」
白猫チームは四番の武道からの打順となる。普段かけている眼鏡は、この試合が始まった時に監督の優にかけさせてきた。
武道は自他ともに認める弟好きだが、今回ばかりは譲れない。
「ごめんな、たー坊……お兄ちゃんこればっかりは、白猫チームの勝利だけは譲れないんだ!」
「おう、兄ちゃん。正々堂々やったろうや」
武道の一言に源太郎がウィンクを飛ばした。
コブラが振りかぶる。相手が男性打者なので、一切の遠慮を捨て去ったオーバースロー。
アンダースローでも十分の球速と重さを保っていたが、オーバースローではその倍はあろうかという迫力だった。
入ったのは、ストライクゾーンのど真ん中。
武道は呆気にとられたような顔をしていたが、しばらくしてふっと噴き出した。
「やっぱ面白いな、球技大会」
弟と違うチームは少しさみしいけれど。
「同じチームじゃ、こうやって相対せなかったからね!」
コブラの2球目に食らいつく。弾いたものの、キャッチャーの後方へ落ちてファール。
金属バットから手に衝撃が伝わってきた。
ツーストライクと追い込まれているが、口元は楽しそうに笑みを浮かべていた。
そして、バットを静かに掲げる。
先はコブラ頭上を越え、センタースタンドを指していた。
ホームラン宣言。
挑発に気付いたコブラも楽しそうに唇を歪める。
3球目。
全力でフルスイングしたバットが真芯で捉えたボールは、宣言通りセンター方面へ飛んでいく。
「ワンバウンドで取るっ!」
センター前ヒットをワンバウンドで捌くと、すぐさま二塁に送球する。
交代直後のファインプレーだった。
「武道先輩挟んだ! 千代!」
「はいさ!」
一塁から二塁へ走っていた武道は武蔵が走ってくるとすかさず一塁方面へ。
千代にボールが渡ると、今度はバックステップで二塁方面へ。
再び武蔵にボールが戻るタイミングで一気に駆け抜けると、二塁にスライディングタッチ。
見事な逃げだった。
「気にすることはない、それにしてもナイス連携だ!」
「ナイスガッツ! この調子で行こう!」
コブラと貴弘が声をかけ、次の打者に集中する。
白猫チーム、現在ノーアウト二塁。
「シンチャオ! シダだよ ボール蹴っちゃダメ ヴァン シダ覚えてる ホンサオダウ 大丈夫」
ピンクの髪が風に靡く。シダの打ったボールはライトへ。
「ブイ! 走る! シダ!」
梢が難なく捕球するも、
「すみませーん、コントロール悪いんですよー!」
送球は少しずれて千代が走る。
その隙に武道もシダもどんどん塁を進む。
「ニャィンレン いそげー ブドー いそがないと お尻蹴る シダ」
「それはちょっと勘弁!」
千代がボールを拾いサードに送球。
刀がキャッチするが、シダは既に三塁ベースに立っていた。
そのあいだに二塁にいた武道はホームに生還。
白猫チーム1点追加。現在2-1。
「ブイブイ! 次もシダに続け」
「簡単にいうなや……」
シダの掛け声に柳司が苦笑する。
バットを構えてわかる、相手ピッチャーの尋常じゃないほどのプレッシャー。
少なくとも、軽い気持ちでは打てないだろう。
2球、空振りした後の3球目。思い切り振り切ったボールは深めで守っていたサードの真正面へ。
「くそっ」
柳司ががバットを投げて走り出す。
刀は捕球したボールをすぐさまホームへ返す。
源太郎の絶壁の盾に阻まれて、シダ、あえなくアウト。
現在ワンアウト一塁。
「う、うに……緊張するに……」
「そう緊張せんでもええ。リラックスやで」
小さくバットを構えた侑に源太郎が声をかける。
対戦相手に緊張を解されるなんて、と少し赤くなった侑だったが、言われた通り肩の力を抜いてみた。
「うにっ 打つよー!」
そうして打ったボールはファーストゴロ。
侑はアウトとなったが柳司は二塁へと進んだ。
「よっしゃ、打つ!」
透が打席に入る。事前練習の際に柳司に怒られたため、今回はちゃんと両手でバットを握っている。
……ただしなぜか中段の構え。
「どりゃああああっ!」
剣道のような構えから一気に振りぬく。
が、タイミングも高さも合わず空振り。
2球目は同じような構えから面の要領で振りぬく。
……もちろん当たらない。
「くっそ、次こそ!」
バットをコブラに向けて挑発すると、今度はきちんと野球のヒッティングの構えを取った。
こんっ。
「バントかよ!?」
どこからともなくつっこみがかかる。
すかさずコブラがボールを拾い、不安定な体制のままファーストに投げるがセーフ。
「おーアッキー、よくやったー!」
「さんきゅー蕎麦人!」
ベンチからの声援に手を振って応える。
続いて出てきた打者は騎刃。
「わしの力、見せてやる!」
威勢のいい掛け声と力任せのスイング。
ボールはキャッチャーミットへ吸い込まれていった。
「山路先輩、盗塁!」
武蔵の声に反応すると、一塁にいたはずの透がスライディングで二塁にたどり着いていた。
「油断しとったなあ。それにしてもあの兄ちゃんええスライディングやった!」
「感動している場合かね?」
コブラが少し呆れたような顔を見せる。
その表情はどこか辛そうにも見えた。
まるで痛みを我慢するかのように奥歯を食いしばっている。
「コブラさん、あんたまさか……!」
さっきの不安定な送球だろうか。少なくとも肩を痛めたことは確かなようだ。
「すまんが、ちょっちタイムや」
源太郎がマウンドに駆け寄って行く。
「交代するよう八神に言うてくる」
「いや、あと少しだ。投げさせてくれ」
「そうは言うてもな……」
「コブラせんぱーい!」
深刻な会話を交わす2人に声をかけたのは、黒猫観客席で落書きに興じていた
回転院 環
だ。
「コブラ先輩! 僕を甲子園に連れて行ってくれるって言ったじゃないですかっ! あの日、夕日の下で! あの約束は……あの約束はどうなるんですか!?」
切実な環の言葉にきょとんとするコブラ。
表情から読み取れるように、そのような約束は一切していない。
だが、励ましとしては十分だった。
「さあ、試合の続きだ」
源太郎が元の位置に戻ってミットを広げる。
コブラは肩の痛みなどないかの如く速球を投げ込む。
騎刃は必死に振りぬくが、空振り三振という結果に終わった。
2回終了。現在2-1で黒猫チームがリードしています。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【球技大会】本気の野球(黒猫組サイド) -前半-
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月09日
参加申し込みの期限
2013年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!