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「さぁ、作るぞー!」
勢いよくチョコレートを火にかけた鍋へと投げ込もうとしたののことあおい。静止の声を上げた綾花にあおいは「チョコレート位大丈夫」と胸を張っているが……。
「やあ、下拵えは中々女性の腕では難しいだろうし手伝いは出来ると思うよ」
チョコレートを投げ込もうとする手が止まる。ののことあおいにかけられた声は、綾花にとっては天使の声にも聞こえたことだろう。
料理慣れした
鴻上 彰尋
はボウルやエプロンをしっかりと用意して、苦笑交じりに歩み寄ってくる。
「下拵えって、お鍋に投げるだけじゃないの?」
「うーん……それだと焦げて美味しくないんじゃないかな」
頬を掻く彰尋に二人は首を傾げる。チョコレート特集のブースだ、レシピ本を借り受けた綾花が「見てください」と指させば合点が言ったようにののこは両の手を空へと伸ばした。
「そうだよー! 『ゆせん』!」
「ゆせん?」
ダイナミック料理の腕前のあおいは首を傾げる。少女漫画で料理音痴がよくやる『間違い』と言えば、チョコレートを鍋で焦がすというイベントだが――それを素でやれるのだからあおいもののこも中々に優れたキャラクターだ。彰尋は素でやっているのか、わざとなのかと悩む暇なく素だと彼女たちを見て思う。
「……ありがとうございます。あおいちゃんが、心配だったので」
「……いや、俺もあおいさんが心配だったから」
友人は素晴らしい。
火をかけたままの鍋をそっとコンロからおろして綾花は「やけどには気を付けてね」と後ろ手に塩などの調味料を避ける。
すす、と歩み寄った彰尋は「野々さんとあおいさんは何を作る?」と二人へと問いかけた。
「美味しくて、いっぱい作れるのがいいなー!」
「えーと……綾花ちゃんは何にする?」
ののこはチョコレートを動物の形に固めて中にナッツなどをいれ、量産計画を立てる。
あおいは綾花と共にチョコレートブラウニーを始め数種類を作りたいなぁとレシピ本を見下ろした。彰尋はあおいと一緒のものをとその場で材料を購入する。
レシピ本があれど、彼女の料理は『変化』するものだ。
綾花は友人が火傷や切り傷をしないだろうかとカバンに入れたままの薬をちら、ちらと幾度も見つめた。
手際良く作業を始める彰尋を見つめたネヴィアは僅かに首を傾げる。のの様とその友人二人へと合流する男――彼は鴻上というのだと会話から理解した。
「鴻上。料理をすることは素晴らしいことだ、誇るがよい。ふふ、実は料理の才能のある(自称)俺様からアドバイスをやろう」
ゆっくりと歩み寄り、彰尋や綾花をじろりと見やったネヴィアは「よし」と呟く。
対するあおいとののこを執拗に確認した彼は「衛生環境というものは大切だ。料理人として大事にしなくてはいけないポイントだろう」と胸を張り制服についた身に覚えのない動物の毛や埃を愛用の『緊縛用ガムテープ』でぺたりと取る。
(面白い人だな……?)
首を傾いだ彰尋。貴族による優雅な遊び(りょうり)の始まりに頭上に『???』と浮かんでいるが、何も言うまい。
一方、くい、とあおいの袖を掴んだ綾花は「大人の男性は何が好きかな?」とこっそりと囁く。
「難しいね……」
大人――まだまだ子供なのだろうか。二人とも首を傾げ難しい表情のまま、ゆっくりと調理を始めた。
あおいの好きなものを聞きながら楽し気に手際よく調理する綾花の隣で、ののことあおいに合わせてゆっくりと作成する彰尋は自分の調理が進まないと慌てた様に「野々さん!」と呼ぶ。
「ん?」
「ほ、包丁はそんなに上から振り落とさなくても大丈夫かな?」
危ないしさ、と声をかける彰尋に鞭ならばと冗句交じりに――本当に冗句か定かではないが――ネヴィアが優雅に告げる。
調理でなんとかののこへと食べられる物を渡したいのだと奮闘するネヴィアの手つきも怪しく見えるが……?
ちら、と見やる彰尋の視線にも優雅に答える彼は、学級新聞などで自分が料理練習をしていると広められないようにと切に願った。
「これ、どーんって入れていいかな?」
「あおいさん、生クリーム、入れるのが多いんじゃないかな……!? 味見しつつチョコを足せば大丈夫」
懸命な彰尋の努力の甲斐あってか何とか食べられる物が出来上がりそうだ。
固まったら一緒に食べてラッピングも選ぼうねと微笑んだ綾花に大きく頷くあおいは冷蔵庫に仕舞われていくチョコレートにほっと胸を撫で下ろした。
「あおいさんや綾辻さんはチョコあげる人決まってるの?」
「ひみつ……だよね?」
へら、と笑うあおいの視線に綾花がぎこちない笑みを浮かべる。きっと、あおいはののこと共にたくさんの人にチョコレートを配るだろう。
何となくその笑顔に、心が僅かに騒いだ気がした。
「あ、食べる?」
「ぜひッ―――――」
失敗したやつ、と冗談で差し出すののこに飛び掛からん勢いで食らいついたネヴィアが憤死したのはまた別の話……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月19日
参加申し込みの期限
2016年08月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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