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九夜山で天体観測
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流星群が始まる少し前、澄佳と湊弥は他に誰も居ない場所で二人、星空を眺めていた。
「湊兄ぃ、星が綺麗だね……」
「ああ、凄いな……」
「そういえば湊兄ぃのろっこんは、どういうのなの?」
「俺のは、話してなかったべか? ビー玉を中心にして、遠隔視ができるんだ」
と言うと湊弥はポケットからビー玉を一つ取り出した。
「ま、便利さで言えば澄佳にはかなわないな」
「ふへう、それこそ便利しょや! 空飛んでても、見えないことはいっぱいあるもの!」
「そこまで言われるとちょっと照れるな。あんまり使ったことないから意識してなかったよ」
そんな時、澄佳を見上げる湊弥の視界に一筋の流星が見えた。
「澄佳、流星が見えたぞ。ほらもう一筋」
「わわ、大変! それは見ねえと!……あ、見っけた! なんますごい!」
「澄佳は相変わらず慌てん坊だなぁ」
「むぅぅ……」
澄佳の様子を見て思わず笑みが溢れる湊弥、そんな湊弥を見て澄佳はむくれてしまったようで。
「ごめんごめん澄佳、冗談だって。ほらまた流れ星見えたぞ」
なだめる湊弥をよそに、澄佳は湊弥と星空を交互に見てあることを閃いた様子。
「そうだ。いいこと閃いた! 湊兄ぃ、ビー玉貸して?」
「いいけど、どうするんだ?」
湊弥からビー玉を受け取った澄佳はそのまま空高く飛び上がりビー玉を握っていた手をそっと広げた。
湊弥もすぐにピンときたようでろっこんを発動する。
「ほら、湊兄ぃも見えるしょ?」
「凄い、想像以上だ!」
それはまるで星の海に飛び込んだような景色。
喜ぶ湊弥を見て澄佳も満足そうに微笑んだ。
(こんな綺麗な星の海さ泳ぐような楽しさ、少しは感じれてるかしら?)
「あ、また流星! 何を願うべか」
勉強のことやお菓子のこと、年頃の女の子らしく恋愛のお願いも捨てがたい。
(あ、澄佳が何か祈ってる。子供みたいに)
高校生になってバイトも始め、すっかり成長したと思っていた妹。
けれどもいくつになっても無邪気なのは小さいの頃のままのようで。
「いつになっても無邪気なもんだ」
小さく呟いた湊弥の表情は優しく微笑んでいた。
場面は変わり三夜湖にて、夏朝達三人は焚き火を囲み流星群が始まるのを今か今かと待ち望んでいた。
「あ、今流れ星が見えたような……」
「どこどこ!」
紫が指差す方を立ち上がり見つめる夏朝、けれどもそれは既に消えてしまった後だった。
残念そうに座ろうとしたその時夏朝の視界に入ったもの、それは堰を切ったように次々と流れる星々の美しい姿だった。
「わぁ……流れ星沢山、綺麗……!」
そのあまりの美しさ、壮大さに夏朝は驚き目が離せなくなっていた。
「……そうだ、願い事!」
他の二人に聞こえないような小さい声で早口で。
「フツウを守る人達に沢山幸せが訪れますように、フツウを守る人達に沢山幸せが訪れますように、フツウを守る人達に沢山幸せが訪れますように……!」
流れ星が消えるまでに3回願いごとを言えば叶うという。
これだけたくさんの数が流れていれば夏朝の素敵な願いもきっと叶うだろう。
「最高レアリティのカードが当たりますように!」
その横で楓子も星に願っていたが果たしてそれは叶うのだろうか。
それは引いた楓子のみが知ることである。
そんな二人をよそに紫も無言のままじっとその現実離れした美しさを堪能していた。
流星に見入ってしまって思わず願うことも忘れていたが紫はそれでも満足そうであった。
やがて時間も過ぎ、紫と楓子はロープウェイが動いている間に帰路につくことにした。
冬山で一人テント内に泊まる夏朝。
大自然の中、星に見守られながら彼女はぐっすりと眠った。
翌日早起きした夏朝は早々にテントを畳むと、焚き火を消火し周辺のゴミ拾いをしてから帰路についた。
来る前よりも綺麗に、それは彼女なりの美しい光景を見せてくれた自然への恩返しだったのかもしれない。
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あとがき
担当マスター:
三ツ星
ファンレターはマスターページから!
三ツ星です。シナリオご参加ありがとうございました。
今回のシナリオはいかがでしたでしょうか。
流れ星に何を願うかは人それぞれですが大半の人は自分または誰かの幸せを願うのだと思います。
疲れた時、落ち込んだ時、流れ星を見て幸せを願うことにより少しだけ前向きになれる、そんな気がします。
次回は何かしら季節物のシナリオを出せたら良いなと思っています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三ツ星
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月14日
参加申し込みの期限
2016年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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