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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
恵方巻かれレース！
◎マキマキレース始まりのマキ！
「恵方巻かれレース？」
眠そうな目がチャームポイントのおおらかな小学三年生、曖浜 瑠樹にとって、突然現れた不思議な妖精さんは何の抵抗もなく受け入れられる存在でした。
「そうだマキ～。参加すると恵方巻きも食べられるマキよ」
妖精の言葉に、瑠樹は目を輝かせました
「オレも巻かれたくなってきたなぁ。よし、レースに参加して頑張るマキ～」
語尾まで影響を受けてしまっています。
恵方巻き妖精の姿が見えるのはごく一部の人でしたが、なぜか恵方巻きになりたい、レースをしたい人が続出。
ついに中沢 リッカルド町長がレースの開催を決めました。
そんなわけで、瑠樹たち参加者は寝子温泉近くの会場へとやってきたのでした。
「みなさんこんにちは～。解説の浜 マンボウだよぉ～」
マンボウくんがほわほわと解説しています。
「初めての競技だけど、若い期待の星たちが集まってくれたよぉ」
「なんだか恵方巻になってみたい気がする……」
寝子高１年の羽生 碧南も妖精に影響された一人です。
しょっちゅう乙女ゲームに影響される碧南ですが、さすがに恵方巻きになるようなゲームはやった覚えはないのですが……
（……理由などない。巻かれることに意義がある！）
碧南は心の中で叫び、レースの賞品をチェックしました。
「高級食材で作られた恵方巻ゲットできるんだから、悪い話じゃないよね。参加したらちょうどいい塩梅でおなかすいてるだろうし」
普段は乙女ゲームに前のめりにはまり込んで脳内トリップしているのでそんな風には見えませんが、碧南は将来を嘱望されているバスケ部のレギュラーです。
体力や運動神経は抜群、人に負ける気はしないのでした。
さっそく、念願の恵方巻のかぶりもの（？）を身にまとう、というか巻かれてみます。
「うーん、なんというか動きにくい」
伸縮性のある素材のようですが、流石に尺取虫のように前進するのは至難かも、と思えます。
（走ることやドリブルの練習はしていても、尺取虫になる練習なんてしてないし……）
それでも体力なら人に負けない自信はある、と思う碧南でした。
「はーーーはっはっはっ！ 皆が待ってたお茶の間のヒーロー、クロセル、ここに参上！」
高笑いと共に塀の上に立ち登場したのは、クロセル・ラインツァート。
仮面で顔を隠しつつ芝居がかった台詞を吐きます。
「どうやら俺の実力を世に知らしめるのに、丁度良いイベントが開催されるようですね。巻いたり巻かれたりするのは得意分野なのですよ」
「な、なんだかよくわからない人がいるねえ……」
マンボウくんはちょっと不安そうですが、気絶しないよう頑張っています。
「だんごむしレースやんな？ ちか、まけへんでー」
「だんごむしじゃなく恵方巻きレースマキ！」
オレンジのシャツを着て頭にゴーグルを乗せた小学二年生の苑下 ちかに、恵方巻き妖精が突っ込みます。
「こんなもん気合いや。ガーいってゴロゴローで優勝や(^∇^)V」
しかしちかは細かいことは気にせず、立て板に水のごとくしゃべり続けます。
「そう、優勝すれば恵方巻きがもらえるマキ！」
「あ、それはべつにええねん。ちかな、優勝できればええんや。ちかな、妨害とかはせえへんねん。まるむしごろごろーで一番なるし、する必要あらへんもん。
あのチキチキなんとかレースとかもみてみ、しっとるか？ あんなん、黒い魔王、妨害せんと普通に走っとったら毎回優勝やで？」
「そ、そんなの知らないマキ……、そ、それじゃ、がんばってマキ～」
「知らんがなやないがな、そーやねんて」
あくまでマイペースにやたら古いアニメについて力説するちかに、とうとう恵方巻き妖精も退散してしまいました。
「はよ、ちかもまいてーや」
いつもはいているローラーシューズは脱ぎ、係の人に子供用サイズの恵方巻きを巻いてもらって、ちかは満足そうです。
「おー、かっこええなー、な!」
隣にいた瑠樹に同意を求めます。
「うん、かっこいいねえ」
瑠樹は恵方巻きになりながら、素直に頷くのでした。
「せやけど、これ、だんごむしみたいになるんはちょっとむずかしな、ねっころがったままどらー! いうて、まわってった方が早そや」
「そうかもしれないねえ」
「おー、回転やった、ちかにまかしとき。ドリル魂みせたるでー」
苑下工務店の１人娘であるちかはドリルが大好きです。
何せろっこんまでドリルなのです。
めらめら、とちかが闘志を燃やしました。
「あっ、サンマさんだぁ……」
瑠樹は大好きな寝子 サンマさんに見とれています。
「そうそう、観光大使のサンマさんもこのレースに出場するんだよぉ」
とマンボウくん。
「ふふん、優勝は俺様がもらったぜ～」
サンマさんは自信たっぷりのようです。
「恵方巻かれレース？」
眠そうな目がチャームポイントのおおらかな小学三年生、曖浜 瑠樹にとって、突然現れた不思議な妖精さんは何の抵抗もなく受け入れられる存在でした。
「そうだマキ～。参加すると恵方巻きも食べられるマキよ」
妖精の言葉に、瑠樹は目を輝かせました
「オレも巻かれたくなってきたなぁ。よし、レースに参加して頑張るマキ～」
語尾まで影響を受けてしまっています。
恵方巻き妖精の姿が見えるのはごく一部の人でしたが、なぜか恵方巻きになりたい、レースをしたい人が続出。
ついに中沢 リッカルド町長がレースの開催を決めました。
そんなわけで、瑠樹たち参加者は寝子温泉近くの会場へとやってきたのでした。
「みなさんこんにちは～。解説の浜 マンボウだよぉ～」
マンボウくんがほわほわと解説しています。
「初めての競技だけど、若い期待の星たちが集まってくれたよぉ」
「なんだか恵方巻になってみたい気がする……」
寝子高１年の羽生 碧南も妖精に影響された一人です。
しょっちゅう乙女ゲームに影響される碧南ですが、さすがに恵方巻きになるようなゲームはやった覚えはないのですが……
（……理由などない。巻かれることに意義がある！）
碧南は心の中で叫び、レースの賞品をチェックしました。
「高級食材で作られた恵方巻ゲットできるんだから、悪い話じゃないよね。参加したらちょうどいい塩梅でおなかすいてるだろうし」
普段は乙女ゲームに前のめりにはまり込んで脳内トリップしているのでそんな風には見えませんが、碧南は将来を嘱望されているバスケ部のレギュラーです。
体力や運動神経は抜群、人に負ける気はしないのでした。
さっそく、念願の恵方巻のかぶりもの（？）を身にまとう、というか巻かれてみます。
「うーん、なんというか動きにくい」
伸縮性のある素材のようですが、流石に尺取虫のように前進するのは至難かも、と思えます。
（走ることやドリブルの練習はしていても、尺取虫になる練習なんてしてないし……）
それでも体力なら人に負けない自信はある、と思う碧南でした。
「はーーーはっはっはっ！ 皆が待ってたお茶の間のヒーロー、クロセル、ここに参上！」
高笑いと共に塀の上に立ち登場したのは、クロセル・ラインツァート。
仮面で顔を隠しつつ芝居がかった台詞を吐きます。
「どうやら俺の実力を世に知らしめるのに、丁度良いイベントが開催されるようですね。巻いたり巻かれたりするのは得意分野なのですよ」
「な、なんだかよくわからない人がいるねえ……」
マンボウくんはちょっと不安そうですが、気絶しないよう頑張っています。
「だんごむしレースやんな？ ちか、まけへんでー」
「だんごむしじゃなく恵方巻きレースマキ！」
オレンジのシャツを着て頭にゴーグルを乗せた小学二年生の苑下 ちかに、恵方巻き妖精が突っ込みます。
「こんなもん気合いや。ガーいってゴロゴローで優勝や(^∇^)V」
しかしちかは細かいことは気にせず、立て板に水のごとくしゃべり続けます。
「そう、優勝すれば恵方巻きがもらえるマキ！」
「あ、それはべつにええねん。ちかな、優勝できればええんや。ちかな、妨害とかはせえへんねん。まるむしごろごろーで一番なるし、する必要あらへんもん。
あのチキチキなんとかレースとかもみてみ、しっとるか？ あんなん、黒い魔王、妨害せんと普通に走っとったら毎回優勝やで？」
「そ、そんなの知らないマキ……、そ、それじゃ、がんばってマキ～」
「知らんがなやないがな、そーやねんて」
あくまでマイペースにやたら古いアニメについて力説するちかに、とうとう恵方巻き妖精も退散してしまいました。
「はよ、ちかもまいてーや」
いつもはいているローラーシューズは脱ぎ、係の人に子供用サイズの恵方巻きを巻いてもらって、ちかは満足そうです。
「おー、かっこええなー、な!」
隣にいた瑠樹に同意を求めます。
「うん、かっこいいねえ」
瑠樹は恵方巻きになりながら、素直に頷くのでした。
「せやけど、これ、だんごむしみたいになるんはちょっとむずかしな、ねっころがったままどらー! いうて、まわってった方が早そや」
「そうかもしれないねえ」
「おー、回転やった、ちかにまかしとき。ドリル魂みせたるでー」
苑下工務店の１人娘であるちかはドリルが大好きです。
何せろっこんまでドリルなのです。
めらめら、とちかが闘志を燃やしました。
「あっ、サンマさんだぁ……」
瑠樹は大好きな寝子 サンマさんに見とれています。
「そうそう、観光大使のサンマさんもこのレースに出場するんだよぉ」
とマンボウくん。
「ふふん、優勝は俺様がもらったぜ～」
サンマさんは自信たっぷりのようです。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年08月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年08月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年08月15日 11時00分
