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【球技大会】テニスの部(白猫組サイド) -後半-
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決戦の火蓋を切って落としたのは礼二のサーブだった。
やはりテニス部らしく整ったフォームから繰り出されるサーブは、理想的な弾道を描く。
それを、常のダラダラ加減からは考えられないような俊敏さで真秋が返した。
前衛の璃人を越えてコートの後ろまで届いたその球を、礼二はいとも簡単に取ってしまう。
彼ら美男子二人の応酬に、観客からは黄色い声援が飛んだ。
「お兄ちゃんだけに頑張らせるわけにはいかないのですよーっ」
前衛の璃人も、チャンスボールが来れば負けじとラケットを振るう。
その小さな体躯に反して彼のスタイルはパワープレー。
見た目に反した力強い打球でチャンスをきっちりものにしていく得点力がある。
ボール操作に優れた礼二と決定力のある璃人のペアは、予想以上に高い壁のようだった。
そんな中睦月だけが焦っていた。
「くそっ、いい加減止まってくれんかのう。上手く打てんじゃろうが」
彼の腕の震えはいまだおさまっていなかった。
腕の振動はラケットに伝わり、ストロークの度に球が見当違いな方向へ飛んで行ってしまうのだ。
たまには相手のコート内に落ちることもあるが、満足な威力が伴わず簡単に返されてしまう。
テニス部二人を相手にそんな調子では当然、睦月と真秋のペアの形勢は良くなかった。
ゲーム数も半分ほどを消化したチェンジエンドの際、真秋が訊いた。
「……金堂君、調子悪いの?」
睦月がいくらなんでもない風を装っていても、肝心のプレー内容が不振なのだ。
真秋はすぐに睦月の様子がおかしいことに気がついた。
「何を言うとるんじゃ。ワシは至って元気じゃぞい」
そう言う睦月の顔色は確かに良好だ。
「……体調は悪くなさそうだけど、さっきも様子変だったもん。なに隠してるの?」
真秋は無表情のままで尋ねる。
真剣な面持ちで二人はしばらく黙りこんでいた。
「いやーっ、笹暮には敵わんのう!」
重い雰囲気を吹き飛ばして、わっはっはっはと睦月が豪快に笑った。
「実はなあ……昼飯を食べ損ねてのう、力が出んのじゃ。恥ずかしい話じゃよ」
「……ふうんそうなんだへえ」
完璧な棒読みで真秋はそれにこたえた。
「……まあいいけどね」
そう言うと真秋はとことこと歩いて行ってしまった。
その背中を眺めて、睦月は自らに言い聞かせるように言った。
「悪いのう、笹暮。だがこれはワシの問題なんじゃ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月05日
参加申し込みの期限
2013年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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