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【球技大会】テニスの部(白猫組サイド) -後半-
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あちこちへ飛んでいた睦月の打球はその振れ幅を次第に狭めていった。
しかし彼の腕の震えがおさまったわけではない。
睦月は震えたままでもまともに打つ術を、何度も打ち合っているうちに自然に身につけたのだった。
それと同時に彼の球は厄介な特徴を備えることとなった。
「これでどうじゃっ」
睦月の放った打球は璃人のもとへ。
手頃なコースだ。
璃人は返球しようと振りかぶった。
「うわっ」
しかし、璃人の振り抜いたラケットは球を捉えることなく空振りしてしまった。
着地した瞬間に球が方向を変えたのだ。
もちろん準備段階でコート内の石ころなどはすべて取り除かれている。
イレギュラーバウンド。
それが睦月の球の特性だった。
振動するストロークにより特殊な回転のかかった球はバウンド時に軌道を変え、予想のつかない方向へと飛ぶ。
そのため待ち構えていても虚を突かれる形になりなかなか返せないのだ。
先ほどまでとは打って変わって好調な睦月を前にして、璃人と礼二は戸惑う。
「ふははは! 見たか、ワシの振動球は108式まであるぞ!」
実際のところどんな変化をするか睦月にも分かっていない。
打ち方もようやく形になっただけに過ぎず、108どころか2種類も無い。
単なるノリと勢いだけの宣言だった。
しかし、やはりテニス部は格が違った。
1ゲームのうちにはただ右往左往するだけではなく打ち返せるようにはなった。
しかし、やはり意表を突かれ駆け回ったために体力の消耗は避けられない。
特に体格で劣る璃人はもともとの持久力がそれほど高い選手ではないのだ。
次第に動きが悪くなってきていた。
「はぁ……はぁ……うぅお兄ちゃあん、りぃは疲れたのですよぅ」
礼二は璃人に比べればまだ平気そうな顔をしていたが、疲れていることに変わりは無い。
「璃人、もうあと少しじゃないですか。あの不規則な球があるとはいえ、俺たちが優勢なことに変わりは無いんです。しっかり終わらせますよ、ほら」
しかし璃人は、膝に手をついたまま荒い息を繰り返すばかりだ。
「もうちょっと待ってほしいのです……」
「ほんとに仕方ないですねぇ、璃人は」
台詞と裏腹に、礼二は満面の笑みを浮かべて璃人の耳元で囁く。
「……お兄ちゃん?」
「見てますよ、璃人。あなたの大事な人が。良いんですか、そんな情けない姿をさらして?」
その途端璃人はばっ、と体を起こして言った。
「何してるのですお兄ちゃん! 早くポジションについてくださいよぅ」
「やれやれ。現金ですねぇ」
礼二は首を振りながら呟く。
「ま、俺が見ていれば嘘じゃないですしね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月05日
参加申し込みの期限
2013年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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