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ある触れ合う温もりを
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八十八旗 信彦
は、
上穗木 千鶴
と2人で初詣に来ていた。信彦自身は初詣に行ったのだが、千鶴の話をよくよく聞いてみると、まだ参拝していないらしいことを知ったためだ。これは先日――『猫様ゲーム』という遊びで、信彦が千鶴を誘って参加したものの、千鶴が散々な目に遭ってしまった――の埋め合わせにちょうど良い、と思い立ったのである。そして善は急げとばかりに、週末に千鶴を初詣デートに引っ張り出したのだった。
千鶴は振袖で着飾っていた。大好きな信彦に誘われたことは、本当は内心すごく嬉しかった。が、その気持ちを正直に認めてしまいたくなくて、表には出さず、隠していた。
「ぼくは行かなくてもいいと思っていたけれど、信彦くんがどうしてもと言うからね」
と、そういうことにしていた。
三が日ではないとはいえ、土日ということもあり、寝子島神社には千鶴たちと同じような参拝者の姿が何人も見える。それなりに混んでいる様子だ。
「マイプリンセス、お手をどうぞ」
お参りへ向かう前、信彦は千鶴に恥ずかしげもなく手を伸ばした。
万が一はぐれてしまっては大変だ、ということだろう。実際、信彦の心の内としては、そういう口実で手を繋ぐという考えだった。しかし、そんな信彦の心の内を知らない千鶴は、はぐれないようにという信彦の優しさを受け入れて、差し出された手をぎゅっと握った。
そうして大仰な仕草で、信彦は千鶴をエスコートした。大衆の前であることなど、信彦にとっては関係のないことのようだった。いや、そうなのだろう。レディには紳士的な行動を、という信条を抱いている信彦にとっては。
千鶴は赤く染まった顔を信彦に見られたくなくて、信彦の後ろを少しついていくような感じで歩いた。ちょうど信彦が前に、その後ろに千鶴が、という、横並びではなく縦並びになるような歩き方である。
信彦と千鶴は、まず最初に、お参りをした。
「何をお願いしたんだい? マイプリンセス?」
信彦は何を願ったのか、千鶴に聞いてきた。半ば予想はしていた行動ではあったものの、何を願ったかは、恥ずかしくて口に出して言えるようなものではなかった。
「ひ、ひみつだよ」
だから、千鶴は答えを濁さざるをえなかった。
(信彦くんとずっと一緒にいられますようになんて、言えるわけないじゃないか)
次に、2人はおみくじを引いた。
千鶴の結果は、『中吉』だった。おみくじの良いほうから数えたほうが早い順番なので、悪いものではない。けれども千鶴はいろいろな運勢より先に、まず恋愛運のところを見た。
『【恋愛】……良し。迷うことなかれ。西の方角に吉兆あり。ラッキーカラーは赤色』
心の中でそこを読んでしっかりと確認する。信彦には分からないよう、千鶴は小さく頷いた。
おみくじを結び終わって帰ろうとしたとき、それは起こった。千鶴が何かにつまずいて転びそうになったのだ。信彦が身を挺して千鶴をかばった……まではいい。問題はその先、ラッキースケベが発生してしまったということだ。
どう偶然が重なってしまったのかは分からない。しかし、千鶴は信彦の手と触れ合っていて、その信彦の手をあろうことか、千鶴自身の胸に押し当ててしまっていた。端的に言えば、千鶴の胸に信彦の手が触れている事態になったのだ。そしてそれは、千鶴のろっこんの発動を意味する。
なお、信彦は決して故意でやったのではない。全ては偶然の産物である。
「き、きみはい、いつもそうやってぼくの胸を……」
千鶴は顔を真っ赤にして怒った。けれども、それは本当に怒っているわけではない。身を挺してかばってくれた、転ばないようにと助けてくれた信彦への照れ隠しだった。
とはいえ、千鶴の本心がどうであれ、千鶴のろっこんの発動において信彦の運の振れ幅が増幅されたことは事実である。
果たして、これから無事に家路に着くことができるのか、それはこれから信彦に訪れる幸運と不運に委ねられたのだった。
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あとがき
担当マスター:
鳴葉ゆらゆ
ファンレターはマスターページから!
シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
鳴葉ゆらゆです。
人と触れ合う温もりを感じていただけましたでしょうか。
楽しんでいただければ幸いです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月19日
参加申し込みの期限
2016年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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