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【球技大会】テニスの部(黒猫組サイド) -前半-
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○第2試合 三崎・夢宮vs常盤・弓弦原○
しばしの休憩をはさみ、第2試合が始まった。
「三崎くん、ここであたしたちが勝てば黒猫組の勝利にリーチだよっ」
ちいさな体でラケットを抱えながら瑠奈が意気込む。
「ああ、そうだな。お互いベストを尽くして頑張ろうな」
楚良は青い瞳を細めて微笑み返した。
「常盤、俺たちが負けたらもう後がないんだろう」
譲は顔色も変えずにそう訊いた。
あまりに淡々と話すのでいまいち切迫感が無い。
「う、うん、そうだねぇ」
対する四月は少々焦り気味だった。
というのも四月はあまり現実の男性に対する免疫が無く、相対するとあがってしまうのだった。
「漫画の男の子ならバッチコイなんだけどなぁ……」
「何か言ったか?」
「ううんなんにも! それより、負けたら確かに後が無いけど、勝てば相手を追いつめられるって考えれば良いんだよ」
ねっ、と四月は譲に半ば照れ隠しの笑顔を見せた。
「それではこれより、第2試合を始めます」
審判が告げる。
4人はコートの中央にネットを挟んで対峙していた。
口々によろしくお願いしますと言う中で、楚良はまるで舞台役者のように華麗なお辞儀をする。
「よろしく」
と言うと不敵に微笑んだ。
すると、
「はうっ」
と叫び、四月は両手で自分の口を覆って楚良に背中を向けてしまった。
「どうした、常盤。具合でも悪いのか」
「ううん、だいじょぶだから……ほんと、いただきます……」
「は?」
「そうだ、あたし後衛でも良い?」
譲は構わないと言う。
「ありがとう……これで……妄想し放題……ソラユズが……ぬへへ」
四月はなにやらぶつぶつと呟きながら自分の位置まで歩いて行った。
譲のサービスで始まった試合は、至って平和に過ぎていった。
しかし白4‐黒3で迎えた8ゲーム目のことだった。
「痛っ」
譲はラケットを取り落としてその場に膝をついた。
楚良の返球がどうやら手首に直撃したようだ。
「大丈夫か!?」
ぶつけてしまった楚良自身も慌てて駆け付ける。
「あたし、救護係のひと呼んでくるねっ」
そう言うと瑠奈はラケットを置いて走って行ってしまった。
四月も心配そうに譲の腕をのぞきこむ。
「だ、だいじょうぶ?」
「ん。ああ、ちょっとかすっただけだ。なんともない」
そう応えつつも譲は顔をしかめて腕を押さえたままでいる。
しかし本人が大丈夫だと言うからには大丈夫なのだろうと、四月は胸をなでおろした。
その時だった。
「少し見せてくれないか」
楚良はそう言うと、おもむろに譲の腕を取り、ひっぱるようにして譲の手首の辺りを調べ始めた。
「お、おいちょっと、痛っ」
「なるほど、ここが痛むのか……」
「いい加減放してくれないか」
譲は自分の手首を曲げたり指で押したりしている楚良の手をふりほどく。
その衝撃で少し痛んだのか、譲は顔をしかめた。
「お待たせしましたぁ」
そこへ瑠奈が救急箱を抱えて戻ってきた。
「係の人に事情伝えたら、これ持って行ってって言われたんだけど、間に合うかな?」
「ああ、ありがとう夢宮。多分湿布貼って包帯でも巻いておけば問題ないと思う」
譲は瑠奈から湿布と包帯を受け取ると、器用にも自分で処置してしまう。
そして手を握ったり開いたり回してみたりと具合を確かめ、立ち上がった。
問題はないようだ。
「試合再開、かな」
楚良が呟く。
「ああ。すまん常盤、待たせた」
「ひゃあうっ!? ふぇ!? あ、ああ、なになにどうしたの弓弦原君?」
「い、いや。処置も終わったので試合再開だぞ、と」
「し、試合? なんの? 夜の?」
うろたえ、訳の分からないことを口走る四月に譲は怪訝な目を向けた。
「いや、テニスのだが……夜の?」
「あ、あああ~、テニス! テニスね、うんそうだよね! よしっ頑張るぞぅ!」
「お、おい常盤!」
四月はものすごい勢いで自分のポジションまで走って行ってしまった。
後には3人が残される。
「夜の、ってなんだ……」
譲がぽつりと呟く。
「さぁ……?」
楚良が答えた。
「……」
その横で、瑠奈はなにやら悲しげな目で四月を見ているのだった。
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【球技大会】テニスの部(黒猫組サイド) -前半-
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月05日
参加申し込みの期限
2013年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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