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野々 ののこ
や
猫島 寝太郎
と別れた
夢宮 瑠奈
は、自由気ままに水の都の散歩を楽しんでいた。
全ての境目が水面で隠されたこの世界では、気持ちも自然とゆったりのんびりとしてしまう。鼻歌を歌いながら旧市街近くでちゃぷちゃぷと水を跳ね上げていた瑠奈は、ボートを引く
八神 修
と出会った。
「八神くんこんにちは。猫さんもこんにちは~」
瑠奈はほわほわと修と、ボートの上の猫達に挨拶をする。くつろいでいた猫達があくび混じりににゃーんと返事をした。
「お、丁度いい所で会った。夢宮、時間があるならちょっと手伝って貰えないか?」
聞けば修は旧市街の猫達をこのゴムボートで救出して回っているのだと言う。瑠奈は快く返事をした。
「ボートで広いところに連れて行くの? いいいよー、手伝ったげる」
逃げ遅れた猫は、たくさんいた。
塀の上、背の高い車止めの上、街路樹の上。
場所によっては深く、流れが強い所もある。そんな所では女の子には危ないだろうと修は瑠奈を猫達と一緒にボートに乗せてやった。
猫を見つけると修が近づき抱き上げる。そしてボートに乗った瑠奈に渡すと彼女は猫を優しくタオルで拭いてやるのだ。
2人の姿は住民達の目にも微笑ましく映る。足を滑らして落ちた子猫を修がひょいと救出した時は、周囲から思わず拍手が起こった。
「あなた達、猫をボートで救出してるの? 凄いわね。ボートに乗ってるお嬢さんは……何だか猫のお姫様みたいね」
初老の女性が2人に話しかける。確かにたくさんの猫に囲まれた瑠奈は猫の国の王女様みたいだ。2人は顔を見合わせふふと笑い合った。
「あたしがお姫様なら八神くんは何かな~? 猫の国の王様?」
そろそろボートがいっぱいになったので猫を高台に放してあげようと、修がボートの向きを変えた時、瑠奈が猫を膝に抱っこしながら問い掛けてくる。修は笑いながら瑠奈の目を見た。
「俺は……騎士でいいよ。みんなを守る騎士で、ね」
そう言って綺麗にウインクすると、修はまたゆっくりとボートを引き始める。その背中を見ながら何だかかっこいいなぁと思ってしまう瑠奈だった。
そして。
無事猫達を救出し終えたお姫様と騎士は、旧市街の洒落た喫茶店の外にいた。
そのテラス席には何人ものお客が足下の水を楽しみながらお茶を飲んでいる。
たくさんの猫を救ったゴムボートは横の街路樹に繋がれプカプカ。
テーブルの上には修達に懐いてしまった猫が、頼んだミルクをぴちゃぴちゃとやっている。
そんな中、修と瑠奈はのんびりとお茶を楽しんでいた。
「夢宮、今回は本当に助かったよ。何かの途中だったんじゃないのか?」
「お散歩を楽しんでただけだから、大丈夫だよ~。猫達が助かってよかったよね」
そう言って瑠奈はテーブルの上の猫の首をこしょこしょとくすぐる。猫が気持ちよさそうに目を細めた。
「ああ、本当に」
そう答える修も満足そうだ。そんな彼に瑠奈はふと問い掛ける。
「ねえ、やっぱり八神くんにとっては、この現象は原因が気になる?」
その質問にキラリと八神の瞳の奥が光った。
「そうだな、やはり俺は神魂が関係していると思うんだけど、それにしても……」
滔々と水を得た魚のように生き生きと喋り出す修。瑠奈はそれをにこにこしながら聞いていた。
(何でも科学的に考察する八神くんは、とっても「らしい」よね)
自分にとってはこの現象が何で起こったかなんて、どうでもいいことだったりするのだけれど。
フツウだけれど普通じゃない、平和な寝子島を見渡しながら友人とこの瞬間を過ごすって、とても素敵な事じゃない?
思わずくすりと笑った瑠奈に、修が不思議そうに言葉を止める。そして彼も微笑みながら、ゆっくりとホットコーヒーのカップに口を付けた。
「……まあ何にしても、不思議で素敵な現象な事に変わりはないな。素直に水の街の風景を楽しもうか」
街を映しながらキラキラと光る水面。
この水の流れと同じようにゆったりと流れていく時間。
このまま水の街で夕涼みまで楽しむのも悪くないな、と考える2人であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月06日
参加申し込みの期限
2016年07月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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