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【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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路地を曲がると、途端に気配が変わったのが感じられた。
漂うのは、やや興奮した息遣いと隠しきれない闘気。
「何するにも、まずカネねぇとだよなー」
楢木 春彦
は闘技場があると聞いてこの地区にやって来ていた。
いかめしい石壁が続き、等間隔に灯された松明が道を照らしている。
人通りは少なくなかった。中には人らしからざる者もいるが、みな腕自慢といった風情で、ある者は武器をこれ見よがしに下げ、ある者は自慢の肉体を惜しげもなく晒している。それから、彼らを見に来たと思しきローブ男やドレスの女たち。誰に賭けるか声を張り上げるバンダナの男や賭け金を集めて回る少年……。
春彦は、剣士風の装いだった。黒っぽいズボンに革ブーツ、腰には太い革ベルトを三重に締め、金属製のショルダーガードを当てている。背負った大型の両手剣は、炎の輪郭を模ったような特殊な形の刃をしていて誰にでも扱える代物ではなさそうだったが、それでも春彦はまわりの男たちの勇猛そうな肉体に、すこしばかり圧倒されていた。
(ココまできたけど、1人じゃ厳しいか……?)
泳がせた視線。すると視界の端に偶然にも見知った横顔が映る。片側だけ耳を隠すように伸ばした黒髪。夜を映してアイオライトのように輝く瞳。整った面差しで、口元には自信に満ちた微笑みが浮かんでいる。春彦は見知らぬ土地で故郷の人に出会ったようなうれしい気持ちになって、彼の人の肩を叩いた。
「や、シグレ先輩」
「楢木か?」
振り向いた
シグレ・ナイトウォーカー
は、エペと呼ばれる細身の剣を帯びていた。
エペはフェンシングなどでも使われる武器で「決闘の武器」とも呼ばれている。シグレ先輩らしい、と春彦は思った。細剣を帯びたシグレは、凛とした雰囲気があって、まるで貴族かなにかのようだ。
「ここで会ったのも何かの縁。シグレ先輩、一緒に闘技場、どうっすか?」
春彦の誘いに、そうだな、とシグレは頷く。
「今後の為にも腕試しというのも悪くあるまい。しかしただやり合うだけでは些か刺激が足らんな」
シグレは思案気にあたりを見回す。
すると見覚えのある二人組がいた。
「服部。神嶋。いいところで会ったな」
服部 剛
と
神嶋 征一郎
。シグレとは同じ学年の友人だ。
「気づけばまた知らん所に……」
ぶつくさいう剛は、鎧姿にマントを羽織って、いっぱしの騎士の風情である。一方、クールな瞳の征一郎は、葡萄酒色のマフラーにジャケット、マリンキャップという出で立ちで、海賊映画にでも出てきそうなレトロな風合いの散弾銃を手にしている。
「ここはどこだ?」と征一郎は訊いた。
「剣と魔法の世界ちゅうやつかな。星幽塔とか言うたっけ」
剛が答える。征一郎は赤い光を宿した指輪ネックレスを弾くと、ふん、と小さく鼻を鳴らした。
「異世界に飛ばされるのは慣れたが服装も違ぇとは本格的だな」
「せやな。新しい武器に魔法か……使いこなせるやろか? っちゅーことで! 腕試しや! 剛の実験台になったって♪ あ、楢木は初めましてやな。宜しゅう!」
「あ。ドーモ。よろしくっす」
剛と春彦が握手をする。
その後すぐに、四人で闘技場に挑もうと話が決まった。
春彦&シグレ VS 剛&征一郎のタッグ戦だ。
「そうだ、負けた方は勝者をもてなせ」
「もてなす?」
剛が首をかしげる。
「大会の後は打ち上げと相場が決まっているからな、そこで負けた方が勝った方に食事を奢る」
シグレの提案に、春彦がえ~っと声をあげる。
「負けたらもてなすって俺金ねぇっすよっ。あ、勝ちゃイイのか」
そういうことだ、と余裕たっぷりに頷くと、シグレは軽く春彦の胸を拳で叩いた。
「楢木、来い。派手に行くぞ」
「うぃっす!」
やがてひときわ明るく松明の灯されたアーチ状の門が見えてきた。門の前には大きく胸元の開いた黒いドレスの女性が、艶然と微笑みながら客を招き入れている。立ち居振る舞いから察するに、闘技場の支配人であるようだ。近づいてみると、女性の肌は濃緑色のうろこ状で、その瞳は黄色く、瞳孔が縦に割れている。気味が悪いと思うか、美しいと思うかは人それぞれであろうが、地球の一般的な人類とは違う人種であるのは間違いない。
「はじめまして。わたくし、この闘技場を運営しておりますヴィクトリアと申します。もっとも、『マダム』と呼ばれることがほとんどですので、マダム、もしくは、マダム・ヴィクトリアと呼んでいただいても結構です。さて……みなさまは観戦ですか? それとも対戦をご希望?」
シュウシュウと鼻にかかる甘い声だった。目の前の少年たちの美貌に感心しているようだ。見目麗しい殿方が戦う姿というのはいつの時代も人気がある。マダムの心中ではそういう計算が働いているのであろう。一方で、その力量がどれほどのものか量るような音色も感じられた。
シグレはそういうことをみな感じ取ったうえで優雅に一礼すると、マダムに告げた。
「対戦を希望する。2対2のタッグ戦だ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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