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ある日の出来事。-1月その2-
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冬休みも終わったけれど、冬休み明けにテストがあるかもしれないからお勉強会をしよー、と
高梨 彩葉
に誘われた
志波 拓郎
は、即座に快諾した。
自分も家で予習復習はしていたが、どうも家でばかりだとメリハリがない。
そんな中彩葉の誘いは願ってもないものだった。何より、彼女に会える。そのことが嬉しい。
彩葉が待ち合わせに指定してきたのは、シーサイドアウトレットにあるファミレスだった。
拓郎は先に行って、いくらか静かそうな端のテーブル席を取り、彩葉に到着した旨をメールする。
ほどなくして、カバンを抱えた彩葉がやってきた。
「やっほー、お待たせ?」
「いや……そんなに、待ってない」
「そかそか、よかった。じゃあ早速ドリンクバーだけでもオーダーして、勉強始めよっか!」
彩葉の呼びかけで店員さんが来て、手際よくオーダーが通される。
二人してドリンクを取りに行ったら、早速勉強開始だ。
「お互いの苦手科目を教え合えたらいいよね。拓郎は苦手なものってある? ちなみに私は、理科がちょーっと苦手」
「俺は……社会が、苦手……暗記、苦手……」
「暗記ってホント、叩き込むしかないもんねー。コツとか教えられたらいいんだけど、私もそこまで暗記が得意なわけじゃなくて」
「大丈夫……ひたすらノートに……書く」
「あは。それが一番の近道だ! 頑張れ拓郎!」
「ちなみに……理科なら、苦手じゃない……から。教えられる……かも」
「おっ、本当? 頼りにしてるー!」
こうして、軽くお喋りを楽しんでから勉強会は始まった。
拓郎が宣言通り黙々とノートに年表や人物名を書き込んでいると、やがて、「ぬーん」という彩葉の唸り声が聞こえてきた。
「彩葉さん……どう、した?」
「いや、理科はやっぱり難しいなーって」
「どこ……?」
「ここ。仕組みがまったくわからなくてさー」
「ああ。これは……」
こうして拓郎が教えることもあれば、
「ん……?」
「? どうかした、拓郎」
「この人が、何をしたのか……いまいちわからない」
「ああ、彼はね~」
と、彩葉に教わることもあった。
教え教えられ、というのは非常にためになったし、面白いとも感じられた。
「あ、そうだ……この授業、ノート、見せて欲しい……」
「え? この教科? 珍しいね、苦手だったっけ?」
「違う……昼過ぎで……その、半分寝てた……」
「あはは。拓郎もそんなことあるんだね。いいよ、見て」
快くノートを貸してくれる彩葉に、拓郎は恩返しとばかりに科学数学物理、あらゆる彼女の苦手ジャンルを教えていく。
「拓郎、教え方上手いね。先生になれそう」
「! そ……んなに褒めることでも、ない」
不意に褒められ照れくさくなってしまい、ついでに喉が渇いたことに気付いたのでドリンクバーに飲み物を取りに行くことにした。
ふと思い立ってオレンジジュースにカルピスなど数種類のドリンクを混ぜてみたら、思いの外美味しくて驚く。
「って拓郎、何その飲み物。そんな色の飲み物あったっけ?」
「ミックス……ジュース?」
「……あーそういうことか! あっはっは、どう? 美味しい?」
「意外と……いける」
「オレンジとかカルピスって結構なんにでも合うもんね。コーヒーだけはどんなに少量でも強すぎてダメだけど」
「そう……なのか。彩葉さんも……やったことが、ある?」
「あるある。興味本位で何度か。たまに、おおっ!? ってなるのができて感動したなあ……」
そんな風に雑談をしていると、いつの間にか勉強をする空気ではなくなっていた。
実際、勉強を始めてからもういい時間が経過している。やめどきとしては、丁度いいのかもしれない。
ただ、このまま帰るのも名残惜しい。そう思っていた時、彩葉が拓郎の服の袖を引いた。
「帰る前に、ここでご飯食べていこうか」
その仕草が愛らしくて、拓郎は即座に快諾したのだった。
頼んだものは、拓郎がオムライス、彩葉がチーズ入りハンバーグだった。
ほぼ同時に料理が届いたので、二人合わせて「いただきます」と声を上げる。
「……!」
一口食べてすぐ、拓郎は目を見開く。
「すごく美味しい……このオムライス……!」
「ん~! こっちのハンバーグも美味しいよ~! チーズとソースがよく合ってるねぇ」
「ん……確かに、美味しそう……」
感想付きで食べられていると、その味が気になってしまうもので。
「一口、ちょうだい……?」
と、思わずお願いしてしまっていた。
「ん? いいよ」
彩葉は拓郎の口に調度良く入るサイズにハンバーグを切り、
「はい。あーん」
とフォークを差し向けてくる。何気ない行為に心臓がドキリと跳ねるも、彩葉が当たり前のようにやっているので恥ずかしがるのも変かと思い、「えっと……」と呟きながらも口を開ける。
「あーん……」
口の中のハンバーグはほどよく冷まされていて、美味しさだけがダイレクトに伝わってくる。
「美味しい……」
「よね! 拓郎と美味しいもの共有できて嬉しいな~」
「じゃあ……彩葉さんも、オムライス……食べる?」
「え? 私にもくれるの? 嬉しい。美味しそうに食べるから気になってたんだよね、拓郎のオムライス」
先ほど彩葉がしてくれたように、彩葉の口に入る程度の量を乗せ、あーんと口を開いてもらう。
「美味しい~! 卵ふわとろだね! 昔ながらのもいいけど、こういう洋風オムライスも好き~!」
「俺も……好き」
雑談交じりの食事はあっという間に終わり、最後に二人で苺パフェを頼んでお会計の次第となった。
「彩葉さん……まだ、時間……ある?」
「ん? あるよ?」
「じゃあ……せっかく、店、多いところだし……ぶらつこう」
「うん! 行こうか!」
こうして二人は勉強デートの後は買い物デートも楽しみ、充実した一日を過ごしたのだった――。
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あとがき
担当マスター:
灰島懐音
ファンレターはマスターページから!
初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。
灰島懐音(はいじまかいね)と申します。
らっかみさんでは二本目のシナリオですね。相変わらず、楽しく執筆させていただきました。
筆が乗りすぎて仕上がりが早く……いいことなのか、悪いことなのか。
何はともあれ、みなさまにも楽しんでいただけたら幸いなのですが。
それでは失礼致します。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
灰島懐音
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月06日
参加申し込みの期限
2016年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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