殺人鬼ジャックの怪談｜リアクション

殺人鬼ジャックの怪談

　プライベートチャット　ジャック　へようこそ　現在　参加者は十人です

ニャッタ君:猫が有効みたいねぃ☆
シュー:放課後、タイガを連れて接近してみる
うねうね:美弥子ちゃんの護衛はまかせてよ！
一年:護衛は出来るかぎりフォローします。正直、見えないやつにどこまでできるかわからないけど
カラス;授業終わったら即校門を見張ります。鴉だから空から監視だカァー！
ニャッタ君:よろしく～☆　俺も急いでいくねぃ
毒:あら、私、山田さんにもう一度アタックをかけてみたいですわ。山田さん自身がこのままではいけませんし
ブーメラン:俺のブーメラン一丁のせいで……みんな、本当にごめん！
ニャッタ君:どんまい～☆　ジャックがどこまでしているかわからなかったからねぃ。今の彼の状態がわかっただけでもよしじゃねぃ？
毒:可憐な女の子ということで少し緊張しないかもしれません
Malice:山田君を生かしたままにするなら、このままでは危険？
ブーメラン:第二回笑わせ作戦！　今度は股間に葉っぱで！
ニャッタ君:無茶しやがって
一年:無理しないでください
うねうね:今度は荒紐で自分を縛ってみる？
ブーメラン:おまえら、くそ汗で前が見えない、あ、やべ、先生にあてられたー☆
ニャッタ君:おつー☆
カタナ:まずは話を聞く状態に持っていくしかないだろう
毒:もちろん、シュー君が守ってくださいますよねぇ？　私たち、か弱い乙女ですもの
Malice:大勢は警戒される？
シュー:三人くらいなら平気じゃないかな
やさい:シュー君、私、美弥子ちゃんに言って服装とか真似するね！　身代わり作戦！
うねうね:女の子はすべて、這い寄る触手がまもる！
ニャッタ君:美弥子ちゃんにはニャッタ君をつけてるから最悪の場合も守れるとは思うねぃ
カタナ:場所がわかれば俺ならすぐに駆けつけれる。時間も稼ぐ
シュー;あとジャックについて調べた結果からいえば、あれは、ただの怪談なんだって結論が出た
カラス:幽霊じゃない？
やさい:どんなに探しても事件が見当たらないんです。確かに、十年前自殺した生徒はいるんですけど
毒:私も調べましたけど、こんな素敵な事件なのにネットでは情報が得られなかったのですわ。そもそも、私、こちらには転校してきた部外者なわけですが、大きな事件があれば島自体がもっと警戒すると思いますわ
シュー:長い歴史のある学校だと自殺は珍しくない、ただそういう事件が起こって、みんなが何か理由をつけようとした
毒:きっとみなさん自殺した学生のあれこれと推測して楽しんだんじゃないでしょうか
ニャッタ君:つまりは、そこからジャックの怪談は出来たってことでいいかねぃ？
毒:みんなが楽しく噂をして、いつの間にかジャックが出来てしまった
やさい:いま、ネコッターを見たんだけど、スクッショです！

　ジャックがいたー
　殺人キタァ
　やべー、次に殺されるのって誰。
　猫が有効なんだよね？　
　被害者まだー？

毒:他人事はいつだって無責任に楽しいものですわ
毒:そういう私たちの気持ちが、ジャックを作り出した