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殺人鬼ジャックの怪談
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「やんちゃですいません」
微笑んできた優しげな青年に廊下を歩いていた山田は、ぎくりとした。
「怖いけど、耐えているのは偉いと思うわ、それはあなたの力よ」
淡々とした声に山田が顔をあげると、底冷えのする瞳が自分を見つめていた。
「あなたは偉いのよ、自信を持って」
儚げな声は、なぜか嫌悪を抱かせる。黒髪の少女は真っ直ぐに山田を捕えたまま。
「そうですわよ。私たち、あなたを見下したりはしませんわ」
別の声。黒髪の少女の横に明るい髪の少女が現れて目を眇める。
「知ってるわ。知ってるから言うの。あなたは強い、自信を持って」
「先輩、猫って人を良く見てるんですよ。いい人だから、ほら、タイガも懐いてる」
足元に擦り寄ってくる猫と微笑む青年に、じわじわと追いつめられるような恐怖が押し寄せてきた。自分がなにをしようと決めているのかを彼らは知っている。
山田が逃げようとしたとき、柔らかな口づけが落とされた。驚きながら山田は花びらのような瞳を見た。乱暴に手折られた百合のような、瞳の、少女。
「先輩、戦ってください。あいつは先輩が来るなっていったら逃げていきます」
「あいつは」
――信用したら、裏切られる。言葉ではなんとでもいえるが、心なんてわからないだろう
「ジャックだな」
修が険しい顔をするのにタイガも唸り上げる。
「先輩から手をひけ、お前のことなんてわかっている、お前はただの噂だ!」
その言葉にジッャクがにぃいと笑った。
「っ、うわぁああああああ」
ジャックの笑い声に山田の咆哮があげて、駆け出すのにジャックが姿を消した。それを確認して修は急いでスマホに打ちこんだ。
門前で串田のふりをしていた美咲紀は真剣な面持ちで待っていた。傍には末沙、陽太、隠れて刀、武道、遥斗がいてくれているが身代わりは怪我をするリスクも高い。ろっこん使用のために水仙を用意したけれども心臓がどきどきと音をたてている。
空から見張りを務めていた鴉の勘三郎が鳴きながら舞い降りてきた。
「来たみたいだねぃ」
「後ろに下がっていてね」
「はい」
立っていた山田は息を荒くさせて、泣いていた。泣きながらもその片方の手には包丁が握られていた。
「頼むから、死んでくれ」
「そんなお願い聞けるわけがないでしょう! 先手必勝――!」
未沙が自分の腕を舐めて、触手化して伸ばす。山田が、ひっと声をあげる隙をついて陽太のポケットにいた粘土細工が包丁を持つ手にしがみついて動きを封じ、触手が山田の体に絡みついて縛り付ける。
退屈そうに呟く影と陽太は目が合った。逸らさずに見つめて、ジャックが静かに微笑むのに、陽太は一瞬だけほっとしたように息をついた。幸いだったのは、ジャックを警戒した仲間たちにその表情は見咎められることはなかった。
ジャックと対峙するため隠れていた刀、武道、遥斗が飛び出した。
「朝野、落とすなよ! 聞け! お前は弱くない、自分を笑うやつを殺そうとしたんだろう、やる事は何であれ、実際に動けるっていうのは凄い事なんだぜ? 凄いよ。だから聞け。 殺した後、お前自身はどう思うんだ? お前はその自分に胸を張って言えるのか? 自分を馬鹿にするかもしれなかった串田を馬鹿にされる前に自分の手で殺したよ、って」
末沙の締め付けは緩む。咳き込んだ山田は倒れていたが意識はまだあった。
「おかしいと思うならジャックを追い出しな。大丈夫だ、そいつはとても弱い。 弱いから女しか狙えない。 弱いから心の弱そうな奴にしか取り憑けない」
真っ直ぐに刀の目がジャックを見つめる。
「お前がその気になってはね除ければ、それだけで尻尾を巻いて逃げるしかない臆病者だ。そうだろう? 腰抜けジャック」
振り降ろす日本刀のような鋭さを持って刀が吐き捨てる。
「串田を殺そうとした気持ちをジャックに向ければいいだけさ。いつまで耳元でうるさいんだよって正面からぶつけてやれよ、スカッとするぞ。 動けない奴には言わない、お前は動けるだろう? そいつ、お前に囁くこと以外何か出来るの?」
――止まったら死んでしまう。大切なもの、変えられないものが出来て強くなった? 馬鹿をいうな、ナマクラめ
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北野東眞
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月24日
参加申し込みの期限
2016年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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