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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【お正月】『ねこじま双六』
● 四巡目
四巡目ともなると、進み具合にかなり差がついてきた。
現在、先頭をゆくのは金色のコマの由貴奈。最後尾は赤いコマの姫である。
「このすごろく、一番さいしょにあがった人が勝ちじゃないからさいごまでドキドキだねぇ……！」
そうなのだ。あさひの言う通り、最終的にねこカードが集まっていなければ優勝はできない。
さて。あさひ、真央が１回休みの為、由貴奈の番となる。
「さすがに４連続で６は……出ない、よねぇ」
弾いたサイコロは３の目を出し、ちょっと肩を竦める。
「あぁ、青だよぉ。『かまいすぎて野良猫に腹パンされた！ショックで１枚失う』……ユキ。お別れだよぉ」
次はアカリだ。
「よし。休み終えた俺が行くぜ」
アカリがサイコロを転がすと、ぴたりと赤い１の目で止まった。オレンジのらっきー！マスだ。
「『アイドルとしてスカウトされた。３枚もらう』？」
「わー、あかりおにいさんアイドルだってー！」あさひがはしゃぐ。
「うんうん。きみ可愛いから、フリフリスカートとか似合いそうだよねぇ」由貴奈も頷く。
「アイドルってそっちかよ。てか俺、男だし！」
アカリはちょっとむくれながらねこカードを３枚引く。
『見た目テオ：マダム：テオ！？女だったのか…な、そっくりさん。子沢山な奥様』
『白猫：恋猫：正体は王子様！？少女向けノベルのシリーズに登場する白猫』
『三日月模様：じじい：美しき老黒猫。ご飯はもう食べたでしょ』
「この流れでマダム……いい味出してるねぇ」
由貴奈はくすくす笑っている。
あかりは猫５匹になり、トップだ。
「よし」
表情に出さないようにしているつもりのようだが、嬉しさがにじみ出ている。
「偶然だろうが、けっこう話が繋がるようなカードが出るな」
修の目は４で、オレンジに止まる。
「『月の綺麗な夜、猫の集会を見かけた！３枚もらう』か。嬉しいな」
『ブチの仔猫：イーピン：寝子高校長室で飼っている。かわいい』
『灰色ネコ：テオ：ねこのらっかみ』
『白黒猫：アルク：時空を彷徨うと言われる自由な猫』
「猫にまみれていく……幸せだ」
「ふふ。テオだね。それにアルク……３枚目？」
夏朝がカードを覗きこむ。今度のは見返り美人風のポーズを取ったアルクだ。
「ふふ、同時に何匹も存在する？ 不思議な猫ですね」
エムアは笑むと、サイコロを転がす。３が出て、青に止まる。
「『大観覧車に乗ったけどそういえば高所恐怖症だった。２枚失う』？ ……おやまあ」
手札をすべて手放し、エムアは残念そうに肩を竦める。
小萩の番である。
「５が出ました！ 分かれ道は山沿いを行きます。小萩の実家の岩手県花巻市は内陸なのです。三ヶ日に帰省したら、あっちは大雪でした」
水色のコマをちょん、と動かし。
「あーっ、青でした！ 『町長の突発的なイベントに奔走！？疲れて１枚失う』……でもねこいませんでした！ ドンマイです小萩！」
自分で自分を慰める。それが小萩スタイルである。
「さて、僕たちも行こう、アルク」
休み終えた夏朝がサイコロを手にする。５だ。
かなり進んだが、止まったマスは青だった。
「『初対面の人に性別を間違えられた。２枚失う』……男の子に見られた、のかな。ショックだったんだね僕。……あぁアルクとお別れだなんて……さみしいよ」
「わかります。にゃんことのお別れ、さみしいですよね。では、私の番……」
綾花は５を出し、分かれ道の入り口に止まった。
「１回休みです」
結梨亜は１回休み中なので、姫の番だ。
出たのは１の目。らっきー！マス。
「『もうどこにも売っていないと思っていた本を偶然手に入れた。３枚もらう』ですか。らっきーです」
『黒猫：蛍さん(仮)：たまに庭に来る野良猫。なぜかずっとこっちを見ている』
『グレーの猫：ぐれーさん：近所に住んでるらしい白い首輪をつけたシャム猫。
毛並みがとてもいい。もふもふしたい』
『黄茶色の虎柄の猫：王様：猫の国を治めている。語尾に「～にゃ」が付く。素直。モテる』
姫の手元に来たねこカードに、綾花がピクリと反応した。
「王様……！」
「知り合いです？」
「ええ。異世界のねこの国の王様なんです……大好きです」
四巡目終了
あさひ（白） ： ７マス目 ：ナガグツ、モーネ、モモ
真央（みどり） ： ７マス目 ：ボン太
由貴奈（金色） ：Ａ６マス目 ：ねこなし
アカリ（ピンク）： ８マス目 ：お三夜さま、ミエコ、マダム、恋猫、じじい
修（黒） ：１０マス目 ：イーピン、テオ、アルク
エムア（紫） ：Ａ４マス目 ：ねこなし
小萩（水色） ：Ｂ１マス目 ：ねこなし
夏朝（橙色） ：１２マス目 ：ねこなし
綾花（青） ：１５マス目 ：がおー
結梨亜（黄色） ： ７マス目 ：ねこなし
姫（赤） ： ５マス目 ：コバン、蛍さん(仮)、ぐれーさん、王様
四巡目ともなると、進み具合にかなり差がついてきた。
現在、先頭をゆくのは金色のコマの由貴奈。最後尾は赤いコマの姫である。
「このすごろく、一番さいしょにあがった人が勝ちじゃないからさいごまでドキドキだねぇ……！」
そうなのだ。あさひの言う通り、最終的にねこカードが集まっていなければ優勝はできない。
さて。あさひ、真央が１回休みの為、由貴奈の番となる。
「さすがに４連続で６は……出ない、よねぇ」
弾いたサイコロは３の目を出し、ちょっと肩を竦める。
「あぁ、青だよぉ。『かまいすぎて野良猫に腹パンされた！ショックで１枚失う』……ユキ。お別れだよぉ」
次はアカリだ。
アカリがサイコロを転がすと、ぴたりと赤い１の目で止まった。オレンジのらっきー！マスだ。
「『アイドルとしてスカウトされた。３枚もらう』？」
「わー、あかりおにいさんアイドルだってー！」あさひがはしゃぐ。
「うんうん。きみ可愛いから、フリフリスカートとか似合いそうだよねぇ」由貴奈も頷く。
「アイドルってそっちかよ。てか俺、男だし！」
アカリはちょっとむくれながらねこカードを３枚引く。
『見た目テオ：マダム：テオ！？女だったのか…な、そっくりさん。子沢山な奥様』
『白猫：恋猫：正体は王子様！？少女向けノベルのシリーズに登場する白猫』
『三日月模様：じじい：美しき老黒猫。ご飯はもう食べたでしょ』
「この流れでマダム……いい味出してるねぇ」
由貴奈はくすくす笑っている。
あかりは猫５匹になり、トップだ。
「よし」
表情に出さないようにしているつもりのようだが、嬉しさがにじみ出ている。
「偶然だろうが、けっこう話が繋がるようなカードが出るな」
修の目は４で、オレンジに止まる。
「『月の綺麗な夜、猫の集会を見かけた！３枚もらう』か。嬉しいな」
『ブチの仔猫：イーピン：寝子高校長室で飼っている。かわいい』
『灰色ネコ：テオ：ねこのらっかみ』
『白黒猫：アルク：時空を彷徨うと言われる自由な猫』
「ふふ。テオだね。それにアルク……３枚目？」
夏朝がカードを覗きこむ。今度のは見返り美人風のポーズを取ったアルクだ。
「ふふ、同時に何匹も存在する？ 不思議な猫ですね」
エムアは笑むと、サイコロを転がす。３が出て、青に止まる。
「『大観覧車に乗ったけどそういえば高所恐怖症だった。２枚失う』？ ……おやまあ」
手札をすべて手放し、エムアは残念そうに肩を竦める。
小萩の番である。
「５が出ました！ 分かれ道は山沿いを行きます。小萩の実家の岩手県花巻市は内陸なのです。三ヶ日に帰省したら、あっちは大雪でした」
水色のコマをちょん、と動かし。
「あーっ、青でした！ 『町長の突発的なイベントに奔走！？疲れて１枚失う』……でもねこいませんでした！ ドンマイです小萩！」
自分で自分を慰める。それが小萩スタイルである。
「さて、僕たちも行こう、アルク」
休み終えた夏朝がサイコロを手にする。５だ。
かなり進んだが、止まったマスは青だった。
「『初対面の人に性別を間違えられた。２枚失う』……男の子に見られた、のかな。ショックだったんだね僕。……あぁアルクとお別れだなんて……さみしいよ」
「わかります。にゃんことのお別れ、さみしいですよね。では、私の番……」
綾花は５を出し、分かれ道の入り口に止まった。
「１回休みです」
結梨亜は１回休み中なので、姫の番だ。
出たのは１の目。らっきー！マス。
「『もうどこにも売っていないと思っていた本を偶然手に入れた。３枚もらう』ですか。らっきーです」
『黒猫：蛍さん(仮)：たまに庭に来る野良猫。なぜかずっとこっちを見ている』
『グレーの猫：ぐれーさん：近所に住んでるらしい白い首輪をつけたシャム猫。
毛並みがとてもいい。もふもふしたい』
『黄茶色の虎柄の猫：王様：猫の国を治めている。語尾に「～にゃ」が付く。素直。モテる』
姫の手元に来たねこカードに、綾花がピクリと反応した。
「王様……！」
「知り合いです？」
「ええ。異世界のねこの国の王様なんです……大好きです」
四巡目終了
あさひ（白） ： ７マス目 ：ナガグツ、モーネ、モモ
真央（みどり） ： ７マス目 ：ボン太
由貴奈（金色） ：Ａ６マス目 ：ねこなし
アカリ（ピンク）： ８マス目 ：お三夜さま、ミエコ、マダム、恋猫、じじい
修（黒） ：１０マス目 ：イーピン、テオ、アルク
エムア（紫） ：Ａ４マス目 ：ねこなし
小萩（水色） ：Ｂ１マス目 ：ねこなし
夏朝（橙色） ：１２マス目 ：ねこなし
綾花（青） ：１５マス目 ：がおー
結梨亜（黄色） ： ７マス目 ：ねこなし
姫（赤） ： ５マス目 ：コバン、蛍さん(仮)、ぐれーさん、王様
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2016年04月20日
- 参加申し込みの期限
-
- 2016年04月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年04月27日 11時00分
