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寝子島高校
暗澹の頁
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「ひっ――」
怯えた様に息を漏らす朝長 夜空へと静かにとサインを送った
篠原 翠響
は図工室のテーブルの下に身を寄せ合い、廊下を往く『誰か』に存在を悟られぬ様に息を殺す。
足音の主はまだそうも近くは無いらしい。
翠響は胸を撫で下ろし、現状を把握すべく周囲を見回した。
寝子島の景色とは違った、廃墟とも言える――そうは言っても綺麗なモノだ――学校は古い木造建築の様だ。歩むたびに軋む床が現在地を示すという皮肉な構造なのだろうか、怪しげな足音を察知した彼女と何処からか逃げ果せた『現状を唯一把握していた』少年は幼い子供が秘密を共有する様に肩を寄せ合って何とかやり過ごした。
「それで……ここは?」
澄んだ黒曜石の瞳でちらりと少年を見遣った翠響は結い上げた髪に付着した木屑を払い退ける。
赤黒く汚れたワイシャツに、この世の終わりの様な顔をした少年は不安げに「黒い背表紙の本を見ませんでしたか」と声を絞り出した。
黒い背表紙の本
――
翠響が其れを手に取ったのは中学校の図書館のことだった。
偶然の産物だったのだろう。金の細工が物珍しく、タイトルも書かれていないものだから、興味本位で手に取った。それが、結果としてはどうだろうか。翠響は寝子島中学のそれとは似ても似つかぬ場所へと訪れていたのだから。
図工室の窓に手を掛け、鍵が仕舞っている事を確認した翠響は「寝子中っぽくもないし……お化け屋敷?」と夜空へと問い掛ける。
「ほ、本の……頁の中、なんです、ここ……」
「本の? ……『異世界』ってこと?」
余りに酔狂な言葉だ。子供騙しの様な言葉に翠響は大きな瞳を瞬かせる。
この学校からは出れないと震える声音で続けた彼は「黒い背表紙の本の頁を探さなくちゃ駄目なんです」とたどたどしく告げた。
「さっきの『女』が……チェーンソーを持って、歩き回ってて……」
女がどの様な行動をとるのかを『知っている』かのような夜空の言葉に翠響は考え込む様な仕草をとった。
「その女(ひと)から逃げてるの?」
「は、はひ……」
裏返った声音に、真摯な瞳は嘘をついているとは思えない。
怯えきった彼の様子から、誰からか逃げる様に指示をされ、言われるがままに走り、翠響と出会ったのだと推測される。
状況を完全に把握している事は十分に怪しさを感じさせる。
ここで、尤も気にすべきは『彼』のことか、それとも――『彼女』のことなのだろうか……。
「……ったく……異世界転移もののラノベって剣と魔法とチートでハーレムじゃなかったっけ?」
廊下から響く足音がぴたりと前で止まる。
二つあった足音の内、一つは扉を開き、入ってきた事を感じる。
外の足音と比べれば幾許か軽く、尚且つ焦りを感じさせるかの様なものだ。完全に沈黙していたもう一つは次第に遠ざかって行く。
荒い息と慌てた様な声音に夜空が顔を上げ、翠響はゆっくりと確認する様に机の影から顔を覗かせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月18日
参加申し込みの期限
2016年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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