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本土にある家で、
優木 遥斗
は自身の部屋を掃除していた。
――来年の今頃も、こうしてるのかな。
不要なものを捨てながら、遥斗はふと感じた疑問を首を振って追い払った。
公団のアパートで、父親と二人暮らし。
寝子島高等学校に入学して、しばらくはこの家から通っていた。さすがに通学が面倒になってきたので、今では桜花寮に入り、時々こうしてこちらに帰ってくる。
久しぶりに帰ってみると、生活感がないと感じた。元々殺風景な建物ではあるが、遥斗の父も仕事で家をあけることが多いため、遥斗がいない今はほとんど空き家も同然の状態なのだろう。
それって家なのか? と遥斗は思ったりもする。
自分が寮に入った方が、自分も父も気分的に楽になるかなと思ってはいたのだが。
こうして一度離れてから見ると、「戻るべき場所」なのか疑問が湧いてくる。
「それにしても、こっちの部屋は楽でいいな」
寮に移る前に掃除したっきりだが、物が動いてないのでやる事が少ない。
――なんて思っていたが、それでもノートや雑誌などを整理するとそれなりにゴミが出てしまった。
不要になった冊子は紐で丁寧に縛って、それ以外はビニール袋へ。あとは掃除機をかける。
ついでに台所や父親の部屋にも掃除機をかけた。
「父さん、ちゃんと食べてるかな……」
冷蔵庫の中に残っているものを確認しながら、ちょっと心配になる。
閉じた冷蔵庫の音がやけに大きく響く。
あらためて見直すと、父親と二人暮らしの割にはこざっぱりとした室内だった。
というか、やっぱり生活感がなかった。
「寮には何を持って行こうか」
自室に戻って、島に持っていくものを物色する。必要なものだけ持って行こうと思った。
剣道教室に通っていたので練習用の竹刀は何本かあるが、その中でも古くて長い竹刀を取り出す。
「これは持っていくか…」
古い布の竹刀袋に入れて、荷物と一緒にする。
自分の部屋から、また物が少なくなったと感じた。
「明日、行くから」
夜に帰宅した父親に、遥斗はただそれだけ話す。
「ああ」
父が短く応じる。
それだけで会話は通じて、終わった。
そういうものなのだ。
父親はその後、夜中に呼び出しでもあったのか出て行った。
たぶん、今夜は戻ってこないだろう。
それが遥斗の知る、父の姿だった。
朝になって、集積所にゴミを運ぶ。
自室に戻って荷物を抱え、公団を出る。雲ひとつない、綺麗な空が広がっていた。
遥斗は何年間かを過ごしたアパートの、自室のある場所を見上げる。
暗く沈んだ窓へと、遥斗は静かに礼をした。
なんとなく、もう自分はここには戻って来ない気がしたのだ。
――来年の今頃は、たぶん……。
最後まで明確に答えは出さず、振り返って歩き出す。
彼の足取りは堂々としていて、まっすぐ寝子島の方を向いていた。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月28日
参加申し込みの期限
2016年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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