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アンノウンで月蝕を
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【1】男女逆転とリス
その日、
新井 すばる
は
神野 美野梨
の買い物に付き合って、シーサイドタウンの一画をぶらついていた。
最初にそのドアをみつけたのは、どちらだろうか。
ほとんど同時だったかもしれない。
「ここ、入ってみようか」
「そうね。少し喉も乾いたし」
すばるの言葉に、美野梨もうなずく。
二人はそろって、『アンノウン』と書かれたドアを押し、中へと入った。
その途端。
「え? あれ? 神野さん、着替えた? 背も伸びてる?」
隣を見やって、すばるが思わず声を上げる。
今までよりも視線の高い位置に美野梨の顔があって、しかも彼女は少し古風な外観の、男物のスーツに身を包んでいたのだ。
だが、すぐにすばるは気づく。
「いや、ボクが縮んだのか? ……って、なんでドレス着てるの私」
驚いたことに、彼は花びらのように幾重にも重なったスカートのドレスをまとっていた。
しかも。
「私?」
どうしたことか、言葉もまるで女の子のよう。
いったい何が起こっているのかと焦る彼に対して、美野梨は冷静だ。
「ここに入った途端にこうなった、ということは、この場所に何か問題があるのかもしれないわ」
考え込みつつ、呟いたその時、マスターがカウンターから声をかけた。
「いらっしゃいませ、ようこそ。……なんらかの異変が起こっていると思いますが、それはこの店の逆転現象のせいなのですよ」
「逆転現象?」
顔を見合わせ、思わず問返す二人に、マスターは事情を説明する。
「この店は、もともとは人間ではない姿の者しか入れない場所なのです。ですが――」
話を聞いて、すばると美野梨は改めて顔を見合わせた。
「そういうことなら、せっかくだし、月蝕を見て行きたいわ」
「……そうね」
美野梨の言葉に、すばるもうなずく。
そうして二人は、奥の方の二人掛けの席に向かい合って座った。
「月……なんだか変な気分」
つと天井に広がる月をふり仰ぎ、美野梨が呟く。
ちなみに彼女の方は、服装と同じく肉体も男性に変じていた。
彼女は、店内を見回す。
たしかにそこには、さまざまな姿の者たちがいた。
首から上が鶏の者や、後ろに長い尻尾を持つ者。澄ました顔でカウンターのスツールに座っている犬は、もしかしたら実は人間なのかもしれない。
そんな中、美野梨の目に留まったのは、うさぎの耳と鼻と尻尾が生えた
串田 美弥子
だった。
美野梨は立ち上がると、そちらに歩み寄る。
「突然だけど、ちょっと調べさせてもらえないかしら? 動物と人間の境界部分とか」
男になっているのに、女言葉なのは変だろうかと思いつつ、声をかけた。
「いいわよ」
美弥子が笑ってうなずき、彼女に見えるように頭をそちらに向ける。
「……すごいわね」
しげしげとその頭を覗き込み、美野梨は呟いた。
境界の部分は、美弥子本来の茶色の髪が途中から白く短いうさぎの毛に変わり、自然なグラデーションを描いている。
それを丹念に観察したあと、美野梨は礼を言って元の席へと戻った。
戻って来た彼女に、すばるは告げる。
「どうやら私……女性になっているみたいなの」
「えっ。……女性化してるの?」
服装や言葉だけの変化だと思っていた美野梨は、驚いて目を見張る。だがすぐに、小さく笑って返した。
「私は、男性になってるわ。……私たち、逆転しているのね」
「あ……。そうだったのね」
すばるも軽く目を見張り、それで彼女の服装が男物のスーツになったのかと納得する。
そんな彼を見やって、美野梨の胸に持ち前の探求心が湧き上がった。
(女性化しているって、普通の人間の女性かしら。それともどこか動物化している……とか? もし動物化しているなら、乳房の数も多いのかしら……)
思いついた途端に、実際に調べてみたい気持ちが強くなる。
(……でもさすがに、服の下まで調べさせてとは言えないわね……)
生物学的興味とデリカシーの狭間でしばし悩んだあと、彼女は小さく吐息をついて言った。
「とりあえず、手を見せてもらえるかな」
「え?」
驚きつつもすばるが差し出した手を、美野梨は取る。
対してすばるは、彼女に手を取られてうれしい反面、なぜか恥ずかしくてたまらなくなっていた。
そのころ。
「あれ、こんな所に喫茶店……?」
街中をぶらついていた
羽生 碧南
は、通り過ぎようとした路地の奥に、見慣れない喫茶店を見つけて足を止めていた。
初めて来た場所ではなかった。だが。
(いつの間に喫茶店なんかできてたんだろう? それとも、自分が気づいてなかっただけ?)
そんなことを思いつつ、店のドアを眺める。
(どんなお店なんだろう。せっかく見つけたんだし……。それに、少し喉も乾いた気がするし、入ってみようかな)
よし、と心を決めて、彼女はドアを押して中に入った。
その途端。
(えっ?)
視界が突然、低くなった。床がひどく近く、ふと見上げれば、テーブルや椅子が頭上にあった。
(いったい、何が起こったの?)
何がなんだかわからないままによろめいて、ふとふり返ると、ピカピカに磨かれて鏡のようになった壁に、小さな姿が映っているのが見えた。
(リス?)
そう、そこに映っているのは、一匹のリスだった。
もっとも、最初はそれがどういうことなのか、彼女には理解できなかった。
ただ、もっとよく見ようと壁の方に体を向ける。すると、壁に映るリスもこちらを向いた。
歩み寄って行くと、それは近づいて来る。
鏡のような壁と対峙して、彼女は自分の顔や頭、体に触れた。
すると、そこに映るリスも同じ動作をする。
(もしかして私、リスになっちゃったの?!)
仰天して彼女は壁に手をつくと、リスの姿をただまじまじと見つめるのだった。
その時、入口のドアが開いて、新たな客が入って来た。
「いらっしゃいませ」
カウンターからマスターが声をかける。
入って来たのは、中学生の
三夜 暗
だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月26日
参加申し込みの期限
2016年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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