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あの日あの時。ぼくは笑顔を失っていた。その理由は………………
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壬生 由貴奈
は、1人、墓の前に立っていた。
この墓の中では、彼女の両親が眠っている。中学卒業後に寝子島に来る時、本土からこちらに連れてきた。
墓を見下ろし、彼女は呟く。
「父さん、母さん……うち、少しは強くなったかなぁ」
∞
由貴奈は5年前、本土に住んでいた。
この日、彼女は自宅で親戚達に囲まれていた。中学1年生の少女1人を大勢の大人が囲う光景には威圧感がある。
彼等は、由貴奈の両親が残した遺産を管理すると言ってきたのだ。
両親と大切な後輩を同時に亡くして傷心しているであろう少女の気持ちに構う様子もなく、親戚達は口々に言う。
「子供が持っていていい金額じゃない」
「大人になるまで、私達が預かっていてあげるよ」
厳しい顔で、不自然な程の笑顔で甘い声で、様々な言葉で説得を試みてくる。
「お父さんとお母さんも、それを望んでいると思うよ」
「……!」
由貴奈は顔を上げて彼等をキッと睨んだ。見当違いにも程がある、と彼女は思った。
父も母も、仕事に没頭していて由貴奈に構ってくれたことは殆ど無かった――そう、思っていた。
けれど、由貴奈が気付かなかっただけで本当はちゃんと考えていてくれていた。
両親は、自分達に何かあった時に遺産が全て由貴奈にいくように遺書を書いてくれていた。
“何か”あるかもしれないことを、両親は悟っていたのだ。
(2人が死んでから気付くなんて……本当に馬鹿)
悔しさがこみあげてくる。感情の高ぶりを感じながら、遺産を守ろうと心に誓う。
(父さんと母さんが残してくれたもの……。血がつながってるだけの他人になんて渡さない。私は…絶対に強くなる)
この親戚達は、両親の葬式にも来なかった。由貴奈の存在すら、つい最近まで忘れていたくせに。
「結局、金目当てなんでしょう? 皆さん」
由貴奈がそう言うと、親戚達は一気にざわついた。彼等が立ち昇らせる怒気が目に見えるようだ。
「なんですって!?」
「子供が生意気な口を!」
「じゃあ、違うんですか?」
立ち上がり、まるで今にも掴みかかってきそうな彼等に、由貴奈は冷静に返す。
彼女には、遺産を絶対に渡さないという確かな決意があった。
こういう日が来ても大丈夫なようにと、両親は由貴奈に知識を与えてくれていた。
(これからも知恵を付けて、二度と『奪われる』ことがないように……私は、強くなってみせる)
――5年前の由貴奈は、そう心に誓ったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月14日
参加申し込みの期限
2016年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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