スキー＆スノボ教室！｜リアクション

スキー＆スノボ教室！

○スキーの後は…………

「おわりになっても、もっと滑りたい！」
　ナイターイベントの楽しさに、玲音が声を上げた。
　吹雪も収まり、捜索で時間は少し短くなったが、ナイターイベントは行われ無事終了した。

「楽しかったー！　パトリシア、温泉行こう！」
　翠響がパトリシアに声をかける。
「うー、足が筋肉痛でいたーい！」
　びーびー騒ぎながらも、負けず嫌いで完ぺき主義なパトリシアはレッスンも自由時間も頑張った。
　大分上達したが、結果として、まだスキーを履いてるような気分が抜けない筋肉痛に襲われている。
「それじゃ温泉で生き返ろっ♪」
　元気に言うとパトリシアの腕を取り、温泉へ引っ張っていく翠響だった。

「温泉でぬくぬく、いいねぇ」
　瑠樹は男湯で湯船に浸かっていた。
　吹雪の中滑ってきて、けっこう体が冷え切っている。
　大きなお風呂の中で手足を伸ばすと、気持ちよくてとっても幸せな気分だ。
「楽しかったぁ、また来たいなぁ」　
　苦手な歌をちょっと歌いたい気分になるほどリラックスしている瑠樹だった。

　
　楽しかったスキー＆スノボキャンプもあっという間に終わり。
　蓮は帰りのバスの中でも質問していた。
「スキー場に着く前はどんなところだと思っていましたか。また、実際に行ってみてどうでしたか」
「スキーやスノーボードはどんなものだと思っていましたか。実際にやってみてどうでしたか」
（意外と簡単だった、思っていたよりも面白かったなど、以前はどのように考えていて、今はどう考えているか、深く掘り下げましょう）
　蓮は思う。
「パトリシアだよ～。スキー場は思った以上に全部真っ白だったよー！　テンション上がった！　でもスキーは思ってたよりずっと難しかった！」
　再び犬耳帽子をかぶったパトリシアが答える。
「どんなところが難しかったですか」
「最初は止まれないし、足が開いてくし……スピード出ると転ばないようバランス取るのがやっとだったよ！」
　マイクを回そうかと隣を見やるパトリシアだが。
　そんな質疑を子守唄に、翠響は疲れが出たか寝子島に着くまで眠りっぱなしだった。
「翠響、駅につくよー、起きてー！」
　パトリシアも眠かったけれど、バスの運転手さんの制服が見たくてテンションが上がるのだった。
　

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あとがき

担当マスター：天村花海
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ご参加ありがとうございました。
おかげさまでとても楽しく執筆させていただきました。
スノボ・スキーの経験がないと書いてくださったプレイヤーさんがいらっしゃったので、楽しさが伝わると良いのですが。

リアルで体験する機会がある方は、くれぐれも事故などないようお気をつけて楽しんでくださいませ。
それでは、またのご参加をお待ちしております。

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