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【冬季球技大会】熱血バトル! 雪合戦!(黒猫組サイド)
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――そう言えば、白猫陣営に入り込んだはずの瓢の姿が見えない。男性にしては小柄なその142㎝の体躯を生かし、一体どこに隠れているのか……?
Gの雪だるまの後ろで雪玉を作っていた美野梨は驚きに目を見開いた。ずぼぉ、と雪の中から姿を現した瓢が、あっという間にGの雪だるまの的を撃ち抜いてしまったのだ。
「こんなことって……!」
自分に向かってくるかと思いきや、瓢はくるりと踵を返す。このままいかせては危ない。基本的には雪玉を作るだけと決めていた美野梨もさすがに応戦する。瓢の背に、雪玉が当たった。そして、招き猫のポーズで固まっている瓢に近づき、その周囲にばらまかれていた雪玉を回収する。
(……無敵時間に好き放題されるわけにはいかないのよ……!)
そうこうしている間に、黒猫陣営では招き猫ポーズを解除された碧南が雪玉を持って走り出したところだった。――彼女は今、無敵なのだ。サッとQの的の前に躍り出ると、その長身を生かし、的に至近距離から雪玉を投げつける。ぼすり、と音を立てて的に穴が開いた。
そんな無敵状態の碧南に雪玉を投げつけたのは、梢だった。審判の笛が鳴る。ノーコンの彼女だが、今のは明らかに故意だった。まあ、故意かそうでないかは関係ないのだが今回は数うちゃ当たる方式ではないということだけ。――そう、隠し的を疑ってもらっているはずだからこそ、敢えて敵をこちらに誘き寄せる作戦なのだ。
「ちょ、今のアウトなんですか?」
「アウトです! 反則ですね」
「それはまずいですって!」
頑なに招き猫ポーズを拒む(振りをする)梢。
「え?」
「い、いや……理由は言えませんけど!」
ここまで渋ると逆に怪しい。しかし、黒猫の陣営の隠し的は残りひとつ。ここまで挙動不審になるのも頷ける……かもしれない? 時間稼ぎか?
「的持ちかな?」
白猫陣営からぽつらぽつらと声が上がる。
「いや、そういうのないので!」
流石に釣り針がでかすぎる。……絶対持ってはいないだろう。けれど。
とまっている人のビブスは必ず確かめる! そのスタンスを夏朝は崩さなかった。彼女は招き猫ポーズから既に解除されており、梢に駆け寄るとビブスに手をかける。
「寒いから脱がさないで下さい!」
「そんなこと言ってもルールはルールだよ?」
「スケベー! ドエスー!」
女子同士にスケベもドエスもあるもんか。
夏朝はサッとビブスのジッパーを下した。
「だよね。屋敷野さん、的なし!」
大きな声で叫ぶとあちらこちらから『ですよねー』と言う声が上がった。
そして、夏朝は招き猫のポーズに。
トモエが雪玉をソリに乗せてMとPの雪だるまがあった後に運ぶ。
刀が、雪玉を補給し目の前にあるFの的目がけて投げた。なかなか、当たらない。大きめの雪玉なので、雪だるまにいくつか当たって雪だるまが揺らぎ始めた。
「このまま押し切れ!」
刀の号令にこたえるように、トモエが大玉をひっつかんでFの雪だるまにぶつける。
ぐしゃり。雪だるまは二人の猛攻に耐えきれず崩れ去った。
サキリは、Rの雪だるまの的目がけて雪玉を構える。
先ほどから、やたらとサキリが的を落としに来ることに気付いた彰尋は、彼の背を狙いPの雪だるまが有った側から雪玉を投げつけた。ローリングで躱そうにも、足元が悪く瞬時にその態勢に移り変われない。
ぼすん、と音を立てて雪玉がサキリに当たる。招き猫のポーズになったサキリに、梢が走り寄った。もう、自分が的持ちではないと敵軍に知れ渡っている以上、相手のビブスを開けて的が無くても痛くもかゆくもないとばかりに、梢はサキリのビブスを開く。
「あった!」
梢は手に持っていた雪玉を軽く的にぶつけた。
これで、白猫組の隠し的は残り二つ。
両チームとも的が残っている数は隠しも含めて残り6つずつ。全く互角だ。
ここからどう巻き返す?
雪玉を圭花に運んでもらったねむるは、Lの雪だるま目がけて走っていった。
――Kの雪だるまよりは、壁がない分狙いやすい。
その時、Oの雪だるまの影に人がいるのが見えた。……雪月だ。
別にこちらに攻撃してくるわけでもなさそうだし、しなくてもいいか……?
悩む。けれど、今はLの雪だるまに。そう思っていると、彼女がLの雪だるまの裏の方へと走ってくるではないか。
流れ弾が、彼女目がけて飛んで行った。
(――まずい!)
そのとき、近くにいた修が意識を集中し、息を止める。
なんと、雪玉は雪月に命中する前に、砕けてしまったではないか。
(……もしかして)
ねむるはすぐにピンときた。
修を注視していたのだ、彼がなにか行動を起こせば『何かしらがわかる』と判断していたのだろう。雪月を守るために、彼がろっこんを発動した。
――ならば、間違いない……!
「サキリ君、碧川さんを狙って……!」
招き猫のポーズをたった今解除されたサキリが走る。そして、勢いよく雪月の側面から雪玉を投げつけた。
「ぁっ……」
雪まみれになった雪月は、表情一つ変えずに首を傾げる。
「招き猫のポーズ……? こう……?」
商店の入り口にある招き猫よろしく右手をきゅっとあげて小首をかしげると、サキリはビブスのジッパーに手をかけた。
「失礼します」
ねむるの読み通り、そこには隠し的。弱めに投げつけた小さな雪玉で、ついに黒猫組の隠し的は全制覇されてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月12日
参加申し込みの期限
2015年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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