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【冬季球技大会】熱血バトル! 雪合戦!(黒猫組サイド)
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その時、雪月はひたすら雪玉をOの雪だるまの後ろで作り続けていた。敵は、まだ来ない。
Cの雪だるまの裏からエヴァが投げた雪玉が、ようやくMの的を貫いた。
「よし、やったわ!」
ずっと一つに絞ってやってきたかいがあった。一つでも的を奪えれば、御の字だ。エヴァは後ろに向かって叫ぶ。
「玉の補給を!」
「はーい!」
美野梨が元気に返事をする。レナートが作っておいた雪玉をソリに乗せて渡すと、美野梨はエヴァの元へと駆け出した。
こうしてはいられない、とばかりに修が走り出す。自陣の最前列に移動し、それより後ろの雪だるまに攻撃が及ばないよう雪玉を投げ始めた。
「弾幕攻撃だ」
ひたすら、質より量を求めて雪玉を投げつづける。上手く黒猫陣営に攻め込めず、白猫軍は壁の影や招き猫のポーズをしている生徒の影に隠れてチャンスを待った。
その隙に、既に白猫陣営にいた蛇那伊が白猫軍の雪玉を奪ってソリに積んでいく。まだ、自陣に帰るのは危ない。修が投げている雪玉がすごい量飛んできている。白猫軍と同じように、雪だるまの影に隠れながらじわじわと自陣へ近づいて行った。
ぴたり、弾幕が止む。――球切れだ。その瞬間を狙い、招き猫ポーズを解除したねむるが走り出す。
雪玉の補給の為に戻ろうとする修の目の前にねむるが躍り出た。そして。
「多少ラフプレイだが許してね、雪球の分解は僕らにとっちゃ驚異だからさ」
君はきっとやるだろう? ねむるは勢いよく足元の雪を蹴りあげる。
ぶわぁっと雪煙がその場に巻き上がった。
「ぅわっ!?」
雪をどう使うかは自由だ。姑息な手段に見えるが、ルール違反はしていない……。修は急に顔目がけて飛んできた雪煙に目を閉じてしまう。修は叫んだ。――作戦通りの台詞を。
「屋敷野には当てさせるな!」
今までも梢を守るように動いてきた。このセリフも相まって皆梢を狙うはず――!
「おらぁ!」
その隙に、既に近くまでやってきていた虎治が大玉を投げた。修の背に、パシンと音を立てて雪玉がぶつかる。運が悪かった――。虎治と組んで動いていたのは夏朝だったのだ。夏朝は、誰のビブスでも開けて捨て身で的を確認する――!
「くっ……!」
「八神君! 的あり!」
夏朝が至近距離で修の胸の的に弱く雪玉をぶつける。
これで、黒猫組の隠し的は――残りひとつ。
その時、白猫陣営でごしゃああぁっと大きな音が聞こえた。
「あぁーん! 止まれない~!」
――蛇那伊だ。自分が転がしてきた巨大雪玉の上に乗って、走っている。
何やってんだ、この人。
しかしながら、その動きが功を制したようだ。Aの雪だるまは無残に崩れ去っている。そこにはただ、蛇那伊が乗っていた雪玉と共にぶっつぶれた雪だるまと、その上にはレナートに雪玉をぶつけられてマッスルポーズを決める蛇那伊がいた……。
碧南は、サキリが進軍する手助けになろうと、彼の前に出て盾になりながら進む。
Pの的を狙って突き進み、Pの的目がけて雪玉を構えるサキリを見つけた彰尋は、サキリに近づいて勢いよく雪玉を投げた。サキリが止まってしまっては勝ち目がなくなってしまう――! 瞬時にそう判断した碧南は少しだけ肩をずらして雪玉を受けた。
「きゃっ!」
もちろん、わざとぶつかったとはわからない範囲で。碧南自身も雪の壁を盾にしながらここまで進軍してきた。彼女が隠し的の可能性も、否めない……。
「ど、どうしよ! 誰か来てー!」
招き猫のポーズをとりながら狼狽える碧南。訳が分からない。彼女は盾なのか!? 的持ちなのか? サキリは、そんな彼女を盾にしたまま彰尋とにらみ合った。
「わーん、冷たーい!」
彰尋が投げた雪玉がサキリではなく碧南に当たる。なんだかいたたまれない気持ちになるけれど、これも勝負なのだ。
――やはり、ここで碧南を守りに来ないあたり、アヤシイ。
彰尋は碧南は的持ちではないと判断し、その場を離れた。彼女が無敵になると、それはそれで、またマズイ。
彰尋が居なくなってくれたところで、サッとサキリが前に出る。
敵がいなくなったPの的の前に躍り出たサキリは、碧南を盾にしながら雪玉を運んできた美野梨から雪玉を受け取ると、まっすぐにPの的に雪玉を投げた。
何個か投げたところで、的が鈍い音をを立てて破れる。
黒猫陣営がどよめいた。
サキリが、前方三つの的がすべて破けているのを確認し、ミニカッターをポケットの中で握る。大量にソリに乗せた雪玉と共に黒猫陣営の背後へ……と思ったが、ろっこんを持たない審判に見られていたためか、Rの雪だるまよりも手前の所で瞬間移動が止まってしまった。
「うおぉぉぉやめろってぇぇぇぇぇこっち狙うなよぉぉぉぉ!!」
璃音が、叫ぶ。雪月は、璃音と反対の方へ逃げる。
明らかに叫んでいる璃音は怪しかった。
どんどん敵に雪玉をぶつける事を主にしている虎治は、そんな璃音のもとに駆け寄り、雪玉を投げつける。
女子を狙うなんてひどいという声も聞こえてきそうだが、こんなものは男女平等だ、と虎治は思う。見た目の威圧感も相まって、全力投球してくる虎治ははっきり言って結構怖い。
「冷てぇぇぇ!」
思いっきりぶつけられた雪玉が顔面に跳ね上がって、とんでもなく冷たい。ルールなので、招き猫ポーズをせねばならんと璃音は片手を猫の手にして上げた。
「えー……何だよこのポーズ恥晒し状態じゃねーかよぉ」
めちゃくちゃ嫌そうな顔で、眉間にふか~いしわが刻まれている。
そこで、走り寄ってきた夏朝がビブスの下をチェック。ニヤリ、と璃音が笑った。
「隠し的持ってると思った? 残念、持ってませんでした!」
「七緒さん、的なし!」
夏朝は叫び、その場で招き猫のポーズをとる。
でも、まだ虎治は動けるのだ……! 彼を放置してはマズイ。けれど、黒猫陣営は白猫陣営に切り込んでいる者が多い。そこで虎治を狙ったのは、彰尋だった。ヒュッと虎治の死角から飛んできた雪玉。その雪玉を受けて、虎治は嫌々招き猫のポーズをとるのだった。
「……チッ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月12日
参加申し込みの期限
2015年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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