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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ねこじまファイターズ！
●Round2 Fight！
「あら？」
「ん？」
敵を蹴散らしていた尾鎌 蛇那伊と七峯 亨は、互いの姿を認めた。
純粋に己の覇を競う状況で、自分以外の味方はいない。
いるのはただの敵か、自らを熱くさせてくれる強敵だ。
直感でそれを理解した蛇那伊と亨は、目前の敵を倒すや背中合わせとなった。取り囲んでくる群衆を見ながら、言葉を交わす。
「手合せしたいところだけれど、ちょっと邪魔が多いわね」
「同感だな。まずは蹴散らすか」
亨が繰り出す槍の速度を上げた。蛇那伊の拳も力強い動きが宿る。互いに目的ができた以上、目前の襲撃者たちにかまっている暇はない。すみやかに打ち倒し、数を減らしていく。
やがて視界を阻んでいた人の波が、消えた。
『負けだ。俺たちじゃ手に負えねえ』
打ち倒された者が引き下がり、あとは遠巻きに伺う視線が二人に注がれる。
視線に込められた期待に応えるように、蛇那伊と亨は向き合った。
「それじゃあ、戦いましょうか」
「おう、派手に遊ぼうぜ！」
STAGE:SEASIDE
RYO VS ZYANAI
FIGHT！
互いに強く地を蹴った。次の瞬間には双方、攻撃を放っている。
「リーチはこっちが上ってな！」
亨の突き出した槍が蛇那伊の心臓を捉え、赤い飛沫が舞った。
「『いった～い！』、お返しよ！」
蛇那伊の拳が亨を殴り飛ばし、建物の壁に叩きつける。
その建物の電光掲示板に文字が流れた。
・亨の刺突！ 蛇那伊に490のダメージ！
・蛇那伊のストレート！ 亨に796のダメージ！
「いや、ちょっと待てよ」
亨が納得のいかない顔で言った。上がった歓声に、蛇那伊がその肉体美でパフォーマンスを決めている。
「今、急所突いただろ。なんで死んでない」
「失礼ね。あたしにだって生きる権利はあるのよ」
ウィンクする蛇那伊。
そうじゃない。
亨はツッコミをこらえた。槍より拳のダメージが大きいのも気になったが、そこはあらゆる攻撃が肉体技と同等の世界。考えるだけ無駄だろう。亨は再び槍を構える。穂先に雷が宿っていく。
――だったら、さらに強烈な一撃で上回るだけだぜ。
いっぽう、蛇那伊は自らの胸に触れた。現実なら心臓が確実に破壊されていた一撃だった。不思議な感覚だが、これはこれで面白い。
むしろ問題は槍を受けた直後、『いったぁ～い』と妙に甲高い声が自然に上がったことなのだが。
――あまり攻撃を受けるわけにはいかないわね。
結論を出した蛇那伊もまた、両手を鷹の如く天高く広げて構えをとる。
「……スピード勝負ってやつか」
亨が蛇那伊の意図を読んで、笑みを浮かべた。
その足に槍と同じ紫電が纏ったかと思うと、亨の姿がかき消える。
「だが速度じゃ負けないぜ」
その言葉すら置き去りにして、亨は蛇那伊の側方に高速移動。同時に得物を突きこむ。
「速さだけじゃないわよォ」
蛇那伊は上体を反らして、強烈な一撃を回避。ギリギリで穂先をかわしつつ、不安定な動作から亨の槍を引く動作に合わせ、急接近を行う。妙な動きに亨が瞠目した。
蟷螂拳や酔拳も取り入れた鷹の構えは、速さと変則的な動きで獲物を狙う。
蛇那伊の両拳が壁のように乱舞した。
「……！」
舌打ちして、亨が槍の柄を拳を受けていく。間合いは槍より内、拳のものだ。高速移動による一撃離脱を主体としてきた亨にとっては、持ち味を殺された形だ。
後退する亨。距離を開かせまいとさらに猛打を加える蛇那伊。拳が柄のガードの上から、亨に衝撃を与える。動きの止まった彼へと、とどめの一打が放たれた。
「――なぁんてな！」
転瞬、眩い光が縦に走った。
ＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢ！
拳を受け止めた柄に、穂先から電撃を伝わる。退こうにも電撃は蛇那伊の拳から全身へと駆け巡り、身体の自由を奪う。明滅する光とともに蛇那伊の骨格が浮かび上がった。
「うお、骨太ぇな」
思わずつぶやく亨。しかし機は逃さず、彼の身体を槍で宙へと跳ね上げる。
「ガードカウンターからのっ」
エアリアルコンボ！
帯電する槍を回転させ、跳んだ亨の攻撃が次々と蛇那伊にヒットしていく。
「『いった、いった、いったぁ～い！』」
蛇那伊の強いられた苦痛の声が立て続けにあがった。
「あら？」
「ん？」
敵を蹴散らしていた尾鎌 蛇那伊と七峯 亨は、互いの姿を認めた。
純粋に己の覇を競う状況で、自分以外の味方はいない。
いるのはただの敵か、自らを熱くさせてくれる強敵だ。
直感でそれを理解した蛇那伊と亨は、目前の敵を倒すや背中合わせとなった。取り囲んでくる群衆を見ながら、言葉を交わす。
「手合せしたいところだけれど、ちょっと邪魔が多いわね」
「同感だな。まずは蹴散らすか」
亨が繰り出す槍の速度を上げた。蛇那伊の拳も力強い動きが宿る。互いに目的ができた以上、目前の襲撃者たちにかまっている暇はない。すみやかに打ち倒し、数を減らしていく。
やがて視界を阻んでいた人の波が、消えた。
『負けだ。俺たちじゃ手に負えねえ』
打ち倒された者が引き下がり、あとは遠巻きに伺う視線が二人に注がれる。
視線に込められた期待に応えるように、蛇那伊と亨は向き合った。
「それじゃあ、戦いましょうか」
「おう、派手に遊ぼうぜ！」
STAGE:SEASIDE
RYO VS ZYANAI
FIGHT！
互いに強く地を蹴った。次の瞬間には双方、攻撃を放っている。
「リーチはこっちが上ってな！」
亨の突き出した槍が蛇那伊の心臓を捉え、赤い飛沫が舞った。
「『いった～い！』、お返しよ！」
蛇那伊の拳が亨を殴り飛ばし、建物の壁に叩きつける。
その建物の電光掲示板に文字が流れた。
・亨の刺突！ 蛇那伊に490のダメージ！
・蛇那伊のストレート！ 亨に796のダメージ！
「いや、ちょっと待てよ」
亨が納得のいかない顔で言った。上がった歓声に、蛇那伊がその肉体美でパフォーマンスを決めている。
「今、急所突いただろ。なんで死んでない」
「失礼ね。あたしにだって生きる権利はあるのよ」
ウィンクする蛇那伊。
そうじゃない。
亨はツッコミをこらえた。槍より拳のダメージが大きいのも気になったが、そこはあらゆる攻撃が肉体技と同等の世界。考えるだけ無駄だろう。亨は再び槍を構える。穂先に雷が宿っていく。
――だったら、さらに強烈な一撃で上回るだけだぜ。
いっぽう、蛇那伊は自らの胸に触れた。現実なら心臓が確実に破壊されていた一撃だった。不思議な感覚だが、これはこれで面白い。
むしろ問題は槍を受けた直後、『いったぁ～い』と妙に甲高い声が自然に上がったことなのだが。
――あまり攻撃を受けるわけにはいかないわね。
結論を出した蛇那伊もまた、両手を鷹の如く天高く広げて構えをとる。
「……スピード勝負ってやつか」
亨が蛇那伊の意図を読んで、笑みを浮かべた。
その足に槍と同じ紫電が纏ったかと思うと、亨の姿がかき消える。
「だが速度じゃ負けないぜ」
その言葉すら置き去りにして、亨は蛇那伊の側方に高速移動。同時に得物を突きこむ。
「速さだけじゃないわよォ」
蛇那伊は上体を反らして、強烈な一撃を回避。ギリギリで穂先をかわしつつ、不安定な動作から亨の槍を引く動作に合わせ、急接近を行う。妙な動きに亨が瞠目した。
蟷螂拳や酔拳も取り入れた鷹の構えは、速さと変則的な動きで獲物を狙う。
蛇那伊の両拳が壁のように乱舞した。
「……！」
舌打ちして、亨が槍の柄を拳を受けていく。間合いは槍より内、拳のものだ。高速移動による一撃離脱を主体としてきた亨にとっては、持ち味を殺された形だ。
後退する亨。距離を開かせまいとさらに猛打を加える蛇那伊。拳が柄のガードの上から、亨に衝撃を与える。動きの止まった彼へと、とどめの一打が放たれた。
「――なぁんてな！」
転瞬、眩い光が縦に走った。
ＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢＢ！
拳を受け止めた柄に、穂先から電撃を伝わる。退こうにも電撃は蛇那伊の拳から全身へと駆け巡り、身体の自由を奪う。明滅する光とともに蛇那伊の骨格が浮かび上がった。
「うお、骨太ぇな」
思わずつぶやく亨。しかし機は逃さず、彼の身体を槍で宙へと跳ね上げる。
「ガードカウンターからのっ」
エアリアルコンボ！
帯電する槍を回転させ、跳んだ亨の攻撃が次々と蛇那伊にヒットしていく。
「『いった、いった、いったぁ～い！』」
蛇那伊の強いられた苦痛の声が立て続けにあがった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年11月10日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年11月17日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年11月17日 11時00分
