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限定☆クリスマスコフレをゲットせよ!
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●ウィンタースノー、パウダームーン
星ヶ丘寮にある自室のベッドの上で、
桜 月
は手慰みに買った雑誌を眺めていた。今日はメイドの
北条 冬華
が休みでいない為、いつもより自堕落に過ごしているのは気のせいではない。いつも傍に居てくれる人がいないのは、ちょっと物足りなさを感じるような……寂しいような……そんな微かな渇きを感じてしまう。
「クリスマスコフレ……か」
雑誌から伝わる煌びやかさに、ほんの少しだけ気分が上を向いた気がして、月は日課である散歩の行き先をシーサイドタウンに決めた。miaoなら雑誌で見たクリスマスコフレも、新作のコスメもあるだろう。時間はもう夕方で、なるべく日の光を避けて生きている月には絶好の散歩タイムだ。
長袖のインナーにバイカラーラインの入った黒いシャツを着て、赤いチュールのミニスカートを身に付ける。黒のストッキングに包まれた足を白いファーの付いた黒のブーティーへ通し、プリンセスケープが付いた白いコートを纏えばお出掛け準備は完成である。小振りのボストン風ボア素材のミニバッグと日傘を持ち、月は星ヶ丘寮を出た。
その歩調はゆったりとしていて、けれどテンポのいい月の歩き方。目的地までは四十分かかるかどうかというところ、月は真っ直ぐシーサイドタウン駅前へと向かった。
一方メイドのお仕事がお休みな
北条 冬華
はトレーニングを済ませた後、レースの襟飾りの付いた白いブロードシャツにタータンチェックのコルセットミニスカート、そこから伸びる脚は黒のオーバーニーソックスに包まれ足元はショートブーツ。上着はネイビーのパイレーツ風のジャケットという出で立ちでシーサイドタウンへと訪れていた。
もちろん目的はクリスマスコフレで、たまたま見た雑誌で気になったからだ。お化粧に興味が出てくるお年頃なので、コスメにはある程度気を使っていたけれどコフレまでは気にしていなかったのが本音だ。けれど雑誌で見たcat's tailのコフレは入れ物のポーチが可愛く、なんとなく気になってしまった。猫の尻尾のチャームが揺れるポーチは使い勝手も良さそうだし、中身のコスメも可愛らしい。
「実物を見て良さそうだったら一個……いや、二個買いましょうか」
限定品、ましてや限定色となれば使い切ってしまってから同じ色の物が欲しくても、似たような色を探すしかない。それを考えても二個買っても損はない……それか、似合いそうな誰かにプレゼントしても。
そう考えながら歩いていたら危うく目的地を過ぎそうになり、冬華は「cat's tail」のショップで足を止めた。実際にディスプレイされたコスメは可愛らしく、ポーチも安っぽくなくて使い勝手も良さそうだ。
店先にはレジ待ちの行列が軽くできていて、冬華はピンク系のコフレを二つ手にとって列の最後へと並ぶ。然程待たされることもなく、順番が回ってきた。
「お待たせ致しました、こちらご自宅用とプレゼント用でしょうか?」
そうレジのアドバイザーに聞かれると、ひとつをプレゼント用にと冬華は答えた。誰かにプレゼントしてもしなくても、綺麗にラッピングされた商品を見るのは心が躍るもの。
プレゼント用のショッパーを付けて貰って、それを受け取るとすぐに帰ろうかとも考えたけれど、他にも新作のコスメが出ているようだし流行をチェックするのも悪くないと思い直して店内を見て回ることにした。
どの新色がいいかと下げていた視線を何となく上げると、どこかで見たようなコートが目の端に映る。あれは、と思い冬華はそのコートを着用している人物に近付いて、驚かさないように声を掛けた。
「こんばんは、月さん。月さんもコスメを見に来たのですか?」
声を掛けられた
桜 月
は、ほんの少し驚いたような顔で冬華を見ると、
「冬華さん? 来てたんだね、冬華さんも限定コフレを買いに来たの?私も少し興味があって来たんだけど、並んでいたから先に店の中を見て回ってたんだ」
と言って冬華の隣に立った。気に入ったコスメはあったのか、などと女の子らしい話に二人の頬が緩む。そういえば、と冬華が持っていたショッパーから一つコフレを取り出して、プレゼント用にと付けてもらったショッパーへ入れ直すと月へと差し出した。
「これ、さっき買いました。良ければどうぞ」
「えっくれるの? いいの? 冬華さんが自分の為に買ったんじゃ……?」
「同じ物を二つ、買ったんです。月さんにきっと似合いますよ」
そう冬華に微笑まれると、月は何も言えなくなってお揃いのコフレが入った袋を受け取ると、ほんの少しの間黙ってしまった。
その胸の内では、冬華からのプレゼントが凄く嬉しくてズルいとさえ思っていた。予想もしていなかったタイミングでプレゼントを受け取って、どう反応していいのか分からなくなってしまったのだ。
でもこんな時に照れたりはしゃいだりしてしまったらちょっとみっともないかもしれない、そう思って月はいつものように落ち着いた態度で、
「ありがとう冬華さん、凄く嬉しいよ」
と、微笑みながらお礼を言った。大丈夫だったかな、変じゃなかったかな、と思いながら冬華を見上げる。
「喜んでもらえて何よりです」
柔らかく微笑む冬華にほっとして、月はいい事を思い付いたと口を開く。
「冬華さん、折角だし私の部屋で化粧品を試してみないか? 遅くなったら部屋に泊まっていけばいい。私が冬華さんに化粧してあげるよ」
「いいんですか?」
「もちろん、この素敵なプレゼントのお礼にもならないだろうけど……」
「そんなことありません。では、月さんの部屋で試してみましょうか。コフレに入っているアイシャドウはあまり使ったことが無いので教えて下さると嬉しいです」
ゆっくりと歩き出しながら、二人は月の部屋に向かう為に出口へと向かう。外はすっかり暗く、浮かぶ月は三日月。
月は来た時と同じように、ゆっくりと……けれどテンポよく冬華と一緒に歩き出す。感じていた微かな渇きは、もうどこにもなかった。
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あとがき
担当マスター:
加持蜜子
ファンレターはマスターページから!
お待たせ致しました、「限定☆クリスマスコフレをゲットせよ!」お届けします。
キラキラ華やかなコスメフロアで買い物をしている気分を味わって頂けましたでしょうか?
お洒落なPCさんばかりで、コスメやお洋服のコーディネートをするのがとても楽しかったです。
ご参加ありがとうございました、またよろしければ違うシナリオでお会いできれば嬉しく思います。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月05日
参加申し込みの期限
2015年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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