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限定☆クリスマスコフレをゲットせよ!
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●フォーチュンピンクとスノウキャット
今日は天気がよくて良かった、と思いつつ桜花寮からシーサイドタウンの駅ビル、miaoへと歩くのは
桃川 圭花
だ。スクエア型の黒縁眼鏡を掛け、スッキリとした白のオフショルダーニットにチラリと見えるショートデニム、ガーター付きのオーバーニーの足先はラウンド型のフォルムが可愛い歩きやすそうなローヒールパンプスで、黒いコクーンシルエットのダッフルコートを羽織っている。
チラリと覗く肌は少し寒さを覚えるけれど、お洒落の為なら仕方ない。片耳に煌くピアスにそっと触れながらmiaoへと足を踏み入れた。
雑誌の記事を事前にチェックし、もちろん今日のお目当ては限定品のクリスマスコフレなのだが……いまいちピンと来るものが見つからなくて、圭花は予約などはしていなかった。だから今日は偶然の出会いに期待して、コスメフロアを巡るのだ。
「予想はしてたけど、すごい人ね」
賑わうコスメフロアで楽しそうに買い物をしている人たちを眺めながら、自分がメイクをし始めた頃を思い出す。今みたいにメイクをするようになったのは……ちょうど二年前、13歳の頃だ。
――やり方は、姉さんたちがいたから知ってたんだけどね。
あの日のことを、圭花は今でもよく憶えている。きっと、ずっと忘れないだろう。ピアスを開けて、髪も茶色く染めて……今思えばいきなりの行動だったと思う。メイクも何もかもを完璧に決めて学校へ行ったのだ。慌てふためく先生や同級生、やるじゃんって笑ってたのはクラスでも大人びた子達だったか。
落ちこぼれ扱いされていた腹いせの、ちょっとした反抗だった。今考えてみると馬鹿だったなと圭花の唇に笑みが浮かぶ。けれど、あの時はとても面白かったのだ。
――でもでも、今思うとやっぱりあの日はさすがに「頑張り過ぎ」なメイクだったなぁ……。色も濃い目だったし、ただひたすら背伸びをしてたって言うか大人っぽく見せたかったっていうか……。
そんなことを思いながら色々な店舗を見ていると、ひとつのコフレが圭花の目を惹いた。グロスとチーク、アイカラーがセットになった物で色はピンク系でキュートかつ暖かみのあるものだ。入れ物はカルトナージュのような箱で薄いラベンダー色の下地に様々な花の模様が描かれている。特に圭花の心を捉えたのは、その花の模様の中にピンク色のクローバーがひとつ隠れるように描かれていたこと。
「……そうよね、可愛くたっていいわよね」
ひとつ手に取って色味を確かめる。今までこういった色は試してこなかったけれど、もう無理な背伸びだけが圭花がメイクする理由ではないのだ。可愛くたって、可愛くなったっていいのだ。
コフレのお値段をチェックしようとポップを見ると、飛び込んできたのは「Fortune pink」と税込み4960円という文字。
「幸運のピンク、ね」
気に入ったとばかりに包装されたコフレを手にして、圭花はレジ待ちの列に並ぶのであった。
今にも歌いだしそうな軽い足取りでコスメフロアを歩くのは
夢宮 瑠奈
だ。
彼女が身に纏うクラシカルな薄いグリーンのドーリーコートはウエストベルトを後ろで結んで大きなリボンに見せているのが可愛らしく、コートから伸びる脚は厚手の白いタイツに包まれ、白い編み上げのブーティが足先を飾っている。
左サイドにボアのシュシュで結った髪を揺らしながら、このフロアにある全てのコフレをチェックするかの勢いで熱心に一つ一つ見ていた。
「うーん、これも可愛いけどちょっと違うかなぁ」
手にしたコフレを棚に戻しながら、次のショップへと歩く。限定の化粧品というだけでもわくわくするのに、更にクリスマスコフレなのだ。特に欲しいと思わない、ピンとこないものだって見るのは楽しい。それに欲しいと思えるもののイメージだって固まってくるというものだ。
「イメージするテーマは雪なんだよねぇ、それからキラキラした感じも欲しいし、ちょっと高級感のある入れ物だったらなおぐっど!」
思い描くコフレはコスメフロアに入る前よりも具体的になっていた。あとは理想に近いコフレを見つけるだけなのだが、それがなかなか見つからないのだ。見ていないショップはまだまだあるし、気長にいこうと瑠奈は隣のショップのコフレを見に移動した、その先。
「あれ? 圭花ちゃん?」
「え? 瑠奈じゃない。瑠奈も買い物に?」
「うん! クリスマスコフレ探しにきたんだ。圭花ちゃんはどんなの買ったのぉ?」
「私はあそこのお店のよ。ほら、あれ」
問われた圭花が指差した先には、花をモチーフにしたような感じのコフレが見える。自分が欲しいタイプのものではないけれど、圭花に似合いそうなコフレだと瑠奈は思って可愛いねぇと微笑んだ。
「瑠奈はまだ買ってないの?」
「まだイメージに合うコフレが見つからなくって……雪をイメージしたコフレが欲しいんだけどねぇ」
「それなら、さっきそれっぽいの見たわよ。ほら、あっちの方」
圭花の目線の先には白を基調としたショップがあり、数人の女の子が品定めをしている。
「ね、圭花ちゃん! もし良かったら一緒に見に行ってくれないかなぁ? 一人で見るより圭花ちゃんと一緒の方が楽しそうなんだもん」
「いいわよ、瑠奈のお願いだものね」
やったぁ、とぴょんと跳ねる瑠奈に笑い、圭花は瑠奈のお供をする為歩き出した。
ショップに並んでいるコフレは瑠奈が探していた条件にドンピシャで、瞳をキラキラと輝かせながら手に取った。中に入っていたのはシルキーピンクとホワイトが混ざったチークとパールピンクとパールブラウンが煌くアイシャドウ、スパークリングピンクのグロスで、全体的にピンク系で纏められたコスメだ。
そして何よりもそれらの可愛らしいコスメを仕舞う箱は、白いサテンのような生地で金色と薄いピンクの模様が雪の結晶を模っている。
「可愛い……!」
「よかった、気に入ったみたいね」
「うん! 教えてくれてありがとう、圭花ちゃん!」
ちょっと高級そうだけれどすごく気に入っちゃったんだよねぇ……と思いながら値段を見れば思ったよりも可愛い値段で瑠奈はぐっと小さくガッツポーズを作る。一応業界人(見習い)とはいえ、まだ学生の身だし使えるお金もそんなにあるわけではない。
ひとつ手に取って、それから少し考えてもう一つ手に取る。
「あれ、ふたつ買うの?」
「うん、せっかくのクリスマスアイテムだし、誰かへのプレゼント用も、欲しいじゃない?」
「そうね。誰かに、ねぇ?」
「べ、別にあげる人が決まってないわけじゃないよ?」
「ふふ、はいはい」
言い訳みたいな感じになってしまったかなと思いながらレジへと並ぶ。渡したい相手は、本当は決まっているけれど。そんなことを考えながらお会計を済ませる。二つ買った為、少しお財布へのダメージはあったけれど、渡した時にどんな顔を見せてくれるのかと思えば安いものだ。
誰かへのプレゼント用か、と圭花は考える。自分も、誰かの為に買ってみてもいいのかもしれない。渡したい相手は――――。
「圭花ちゃん、お待たせ!」
「あ、ううん。大丈夫よ、この後はどうしようか?」
ぼんやりとした考えを振り払うように瑠奈へと微笑む。
「そうだねー、よかったらお茶でもどうかなぁ?」
「そうね、歩き回って喉も渇いたし……」
「それじゃ決まりだね!」
瑠奈に手を引っ張られ、圭花はコスメフロアを後にする。期間中にもう一度くらい来てもいいかな、と考えながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月05日
参加申し込みの期限
2015年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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