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限定☆クリスマスコフレをゲットせよ!
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●フリーダムキング、クイーンバンビ
クリスマスコフレで溢れるコスメフロアは一見女性ばかりかと思われがちだが、もちろん男性だっている。それは付き合っている彼女のお付き合いで居心地悪そうにしている者、一見女子にしか見えない男子、そして普通の男子よりちょっとお洒落が好きな彼、だ。
ボルドーのピーコートの前を開き、そこから覗くのは白いシャツと黒いベスト。長い脚を黒のスカートエプロンが付いた細身のストレートパンツに包み、黒のレースアップブーツを履いてコスメフロアを進むのは
早坂 恩
だ。
「ん~~~! やっぱりコスメフロアは華やかでいいわねぇ」
オカマバー「冬美」を経営する忙しい叔父に頼まれてクリスマスコフレを引き取りに来たのだが、予想以上に賑やかでキラキラしたフロアに恩の気分は高揚していた。
コスメフロアということで少し中性的に思われるようなファッションをと思って来たけれど、そこまで気にしなくてもよかったみたいねぇと思いながらお使いメモを見る。
幾つかのショップがリストアップされたメモにざっと目を通し、上から順番に行く事にした恩はコスメフロアのショップの位置が記されている小さいパンフレットを片手に、後ろで緩く編んだ長い髪を揺らして歩きだす。
恩はれっきとした男だが、綺麗なものや可愛いもの、そしてお洒落が好きだ。それは若干一般的な男性のそれとは異なっていた為、家族に理解されず叔父の家に居候しているのだ。
「でも好きなものは好きなのよねぇ。あっあれも可愛いわ……ま、流石にまだ買えないけど」
叔父の所有する化粧品を弄らせてもらったことはあるし、化粧をしたこともあるけれどこういうところには来たことがなかったし、自分に似合うものがあれば、いつか。そう思いながら買い物を続け、リストの最後に書かれたショップで予約されたものを引き取る。
思ったより増えた複数の袋に気を使ってくれたアドバイザーが、大きなショッパーに纏めてくれたそれを受け取りメモをその中へと仕舞う。
「さ、これでお使いはお終いっと! それじゃせっかく来たんだし自分もついでに見て回りましょ♪」
ボディ用やバスソルトなら自分が買うのもおかしくないだろう。選ぶついでに綺麗なコスメを見るのも楽しいし、と恩は楽しそうに気になったショップへと向かって行った。
いつからだっただろう、毎年クリスマスコフレをチェックするようになったのは。そんなことを思いながら、ざっくりと毛糸を編み上げた落ち着いた紫色のロングコートを翻しながら
弘明寺 能美子
は考える。赤のベロアトップスにグレー系のアシンメトリーのウールスカート、赤いラインが入った黒の柄タイツの膝下は黒の編み上げブーツに包まれている。
ぱっと見、隙のないコーデだが漂う艶やかさは能美子の持つ雰囲気のせいだろうか。いつもより少し気合の入ったメイクで、コスメフロア――彼女にとっての戦場へと向かう。
「軍資金はたっぷりあるし、目に付いたのから買っていこうかしら」
なんて余裕のある言葉を呟きつつ、まずはお気に入りのショップから。基礎化粧品をセットにしたポーチのコフレと、単色のアイシャドウがカラーパレットのように何点か詰め合わされたコフレが目に付いた。
「……どっちもいいわね」
基礎化粧品は必ず使うものだし、新商品の美容液がセットになっているのも魅力的だ。能美子お気に入りのブランドと言うこともあって、ポーチも基礎化粧品のコフレにありがちなダサさもない。アイシャドウの詰め合わせの方は単品でそのまま使ってもいいし、色を組み合わせて目元を彩ってもいい。持っていて損はないコフレだと能美子はその綺麗な眉根を寄せて考える。
暫く悩んでから基礎化粧品のコフレに手を伸ばすと、偶然同じ商品に伸ばされた誰かの手とぶつかって能美子は咄嗟に手を引いた。
「あ、すいません!」
「いいえ、こちらこそ気が付かなくってごめんなさいね」
なんとなく聞き覚えのある優しい感じの男の声に能美子は手が触れ合ったその人の顔を見る。
「え、生徒会の早坂さん!?」
「あらー? 能美子ちゃんじゃない!こないだはどーも♪」
人懐っこい恩の笑顔に、能美子もつられて笑みを浮かべる。
「何見てたの?」
「クリスマスコフレと、新作のコスメを。アイシャドウか基礎化粧品か迷ってたんですけど、実際に手に取って見てみようかと思って」
そんな他愛もない話をしながら、恩は能美子の服装や化粧を見てセンスがいい子なのねと思う。
「そ、そういえば……寝子祭お疲れ様でした」
「あら、ありがとう! 皆が楽しめたなら私も嬉しいわ」
能美子はといえば、生徒会の人=偉い人という図式があるのか、やや緊張気味だ。けれど寝子祭と言えば……と校門前に設置された大きなアーチを思い出し、アイシャドウのコフレへと手を伸ばす。
手に取ってちゃんと見てみると絵本のような作りになっていて、表紙部分にあたる場所を開けると中には赤や青、サイケデリックな色のアイシャドウがモザイク画のように並んでいる。
「なかなかサイケなアイシャドウねぇ、でもなんだか寝子祭のアーチを思い出しちゃうわ」
「私もです、あのアーチを思い出して……うん、これにします」
普段使いがちょっと難しいけれど、そんな色程コフレで買ってしまうというもの。恩に断りを入れて、レジへと並んでコフレを購入して戻ってくると恩が楽しそうにコスメを見ているのが見えた。
「先輩も買うんですか?」
「ううん、私はさっき自分用にボディクリームにマッサージソルトがセットになってるコフレを買ったから。ねぇ、能美子ちゃん! これからまだ買い物?」
「はい、このアイシャドウにあいそうな服もついでに買おうと思って」
「よかったら少し一緒に見て回らないかしら? 一人でも楽しいけど、能美子ちゃんみたいにセンスのいい子と見て回るのってきっともっと楽しいと思うのよねぇ」
「えっ、あの、ご迷惑にならないなら、はい」
能美子も恩のセンスの良さは見ていればわかる。確かに一人じゃ迷いそうなコーデでも恩なら的確なアドバイスをくれそうだと思い、咄嗟に頷いた。
「よかった! それじゃ行きましょ、何から見ましょうか?」
「えっと、それじゃレディースのフロアを片っ端から、とか」
「いいわね、すっごく楽しそうだわ♪」
さり気なく能美子の歩調に合わせて歩きながら恩が笑う。そんな気遣いに能美子の緊張していた心も少しずつ解れて自然な笑みが浮かんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月05日
参加申し込みの期限
2015年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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