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オーブラジャー! 久保田美和、人生最大のピンチ
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「落ちてたブラを拾ったら30年前に戻ってました。あーあるある、また神魂だよね~、ねえよ!」
御剣 刀
はペシーンとブラジャーを地面に叩き付けた。
何がなんだかわからないが、ただひとつ、わかっていることがある。
ここに来る瞬間、頭の中に見えた男女のケンカ……。
あれが久保田先生の存在を揺るがしていることだけは、何故かわかった。
(あの先生マジで運がねえな。しかもモテないの遺伝かよ、どうしようもねえ……)
とは言え、刀はさほどその件は気にしてなかった。
まあ何だかんだで上手くいくだろう、という気がする。
(あの先生、傍から見たら駄目な男に惚れるときあるし、あれきっと母親の遺伝だぜ)
それよりも、と叩き付けたブラジャーを拾う。
(このブラジャーの持ち主を捜すべきだ。帰れる気はするけど、万が一帰れなかったらまずいじゃん!)
この一連の時間移動の鍵はおそらくブラの持ち主が握っている……と刀は思う。
下着に時間移動能力を付与するもれいびの可能性は0ではない。
ならば、帰るためには本人を捜し出し、もう一枚、ブラをもらってこなければ……!
そう、己の欲望のためではなく、未来のために……!
(俺、嫌だからな! 普通に歳とって元の時代に戻ったら46歳とか!)
というわけで、やってきたのは旧市街の衣料品店。
店先に並ぶ、30年後にはない商品のラインナップに思わず目を奪われてしまう。
ケミカルウォッシュのデニム……もとい、この時代風に言うならば、ジーパン!
それから、肩部の守りに異常なこだわりの見える、肩パット入りのジャケット!
「80年代って一体……?」
混迷の80年代に困惑しつつも、刀は売り子のお姉さんに声を掛ける。
「すみません、お聞きしたいことがあるのですが……」
「はい、なんでしょう?」
「実は、このブラジャーの持ち主を捜していまして。このブラを買った人に心当たりは?」
刀は懐から、チラリとブラを見せた。
「は……? な、なんの話をしてるんですか??」
「ああ、これは道で拾ったんですよ。風で飛ばされたんでしょうね。持ち主に返してあげたくて」
「そ、それなら交番に届けたほうが……」
「とにかく、このブラの持ち主を捜してるんです! 未来に帰るために! 大事なことなんですよ!」
「ひゃっ! わ、わかりました! 少々お待ちください!」
気迫に押されて、お姉さんはカウンターの裏に引っ込んだ。
「これでよし、と……ん?」
下着売り場に並んだ女性用パンツ……この時代風に言うとパンティーが、刀の目に入った。
「そう言えば、ブラで過去に移動した……対になるパンツなら、もしかして未来に……?」
パンティーを手に取り、優しく撫でてみる。
「……何も起こらないか。ブラのときは電気が走ったんだがな。やはり、持ち主を……」
そのとき、カウンターの奥で、先ほどのお姉さんが電話を掛けているのが見えた。
「はい、そうなんです。ブラのことを調べろって……ええ、早く来てください、お巡りさん」
「のおオオォォォォォォーーーーーッ!!!!」
ろっこん<加速>を発動させ、神速で衣料品店から数百メートル離れた場所に。
「ハァ、ハァ……、まさか通報されるとは! 昔の人はこれだから……!」
ひとまず休憩することにして、刀は商店街を回ってみることにした。
現代とは、違う部分もあるが、活気と人情と温かみのある雰囲気は変わらないようだ。
ふと、定食屋に立ち寄り、寝子島丼を食べてみる。
腹が減っていたこともあるが、今と昔の名物を食べ比べてみようと思ったのだ。
「うーん、美味い! この味は今も昔も変わらないんだな!」
変わるものもあれば、変わらないものもある。その事実が少しだけ、胸を温かくさせてくれる。
「そう言えば、サンマさんパンってこの時代もあるのかな……?」
そもそも、サンマさんって30年前からいるんだろうか。
そんなことを考えながら、店を出ると、見覚えのある顔を人ごみの中に見つけた。
真っ赤な髪がトレードマークの男子、
灯 斗南
がぼーっと街を見つめている。
「確か、4組の灯……だよな?」
「……? ああ、君は1組の……御剣だっけ? そうか、君もこっちに連れてこられたのか」
「まったく、困ったもんだ。お互い、妙なことに縁があるよな」
「……なぁ、君もあのビジョン、見たのか?」
タイムスリップの瞬間、見えたあの映像のことを言っているらしい。
刀が頷くと、感情の見えない彼の顔に初めて、表情が現れた。
「やっぱり、このままじゃみっちゃん先生が……」
ぎゅっと拳を握りしめ、斗南は踵を返した。
「? おい、どこ行くんだよ?」
刀の声には応えず、彼はまっすぐに神社のほうに向かう。
確か、あのビジョンでは、和代は神社のほうに向かっていたはずだ。
すべてが台無しになってしまう前に、正しい歴史に戻さなければならない。
(みっちゃん先生がいなくなっても別の先生が担任になるだけ……)
懐から仮面を取り出し、そっと顔の上に乗せた。
(……けど、やっぱ知ってる人がいなくなるのは嫌だ。僕が助けるよ、絶対に……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月22日
参加申し込みの期限
2015年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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