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【お三夜】猫と人、二つの世界が交わる夜
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●めくるめくひとびと
――僕の大好きなこの寝子島の、平和でフツウな日常がいつまでも守られますように。
神様の前で静かに手を合わせていた
天之川 麗仁
は、清々しい気持ちで顔を上げた。
「さて。心が洗われたところで、次は楽しみにしていた露店巡りといこうか」
人目をひくのは「おにざき」。背の高い猫耳メイドさんに声を掛けられる。
矢萩 槇
だ。
「おいしい~おいしい焼き鳥にプリン、丼ものにはサンマさんとお三夜様がいらっしゃいますよ~」
眩しい笑顔と中学生にしては主張の激しい胸元につられて、お品書きを見ると、
炭火焼き鳥
サンマさん丼
お三夜様丼
オススメ「富士山牧場の採れたて玉子プリンパフェ」
とある。
「えっと、いらっしゃいませにゃん……サンマさん丼は秋刀魚蒲焼が乗ってまぁす。
お三夜様丼は顔部分を海苔、目をいくら、口部分をフィッシュバーグで作ったキャラ丼ですにゃん」
接客は笑顔が大事と姉が言っていたことを思い出した槇は、嬉しい気持ちのままにっこり小首を傾げる。
一方、恥じらいの抜けないのが
添木 牡丹
だ。
「えっと、いらっしゃいませにゃん。プリン、富士山牧場の採れたて玉子プリンパフェはいかがですかーにゃあ……うう、何ですかこの語尾。こんな媚びる様な語尾したくないんですが」
……ああ、でもこれを彼にやってると思えば、と牡丹は思う。
……今度やってみますかね。
しっぽを振る彼の姿を思い浮かべ、牡丹もとうとう覚悟を決めた。
「富士山牧場のプリン? ……あれ? なんかフジコ先生に似た似顔絵が」
「おや、あなた寝子高生ですね。そうなんです。これ、フジコ先生のご実家である
栃木県那須高原は富士山農場
から取り寄せた卵で作ったプリンのパフェなんですよ」
にっこり笑顔で麗仁の手を握ったのは
鬼崎 あやめ
。
「買ってくれると嬉しいにゃん」
すると突然、麗仁はプリンがものすごく欲しくなった。あやめのろっこん<リリスの微笑み>の効果だ。
「じゃあ、ひとつ……」
「はーい、プリンパフェひとつー!」
出てきたのは生クリームとプリンが見事に盛られた逸品。一口掬って口に運べば、
「すごい……濃厚っ!」
それを見ていた白猫の少女もたまらなくなったらしい。猫の耳と猫のしっぽをぴんと立てて注文する。
「私にも、プリンパフェひとつー!」
麗仁はちょっと首を傾げた。
「あれ? 夢宮さん?」
すると少女も首を傾げた。
「ゆめみや? 私、テラだよ」
他人の空似? ドッペルゲンガー?
そう思うほど、その白猫の少女は
夢宮 瑠奈
にそっくりだった。
でも瞳の色がグリーンだし、やっぱり違うのだろう。
テラはぺろりとプリンパフェを平らげると、幸せそうに口の端についたクリームを舐め取った。
「おいしかった! あれ、キミも鼻の頭に生クリームついてるよ」
麗仁は慌てて鼻を擦る。瑠奈に似てるということと、テラの食べっぷりにすっかり圧倒されていたのだ。
「ふふ。じゃあね!」
その後おにざきはとても忙しくなった。
「メニュー全部お願いします」
屋台をやる者にはその名を知られた、お祭り全制覇クイーンの
巫部 紫苑
が現れたからだ。
「賑やかな音と美味しそうな匂いがすると思ったら……今日がお祭の日だったのですね」
折角来ましたし、参拝ついでに屋台巡りと行きましょうか、てなものである。
「お夕飯だけじゃ少し足りなかったですしね……ふふ」
ちなみにこのお夕飯、ゆうに五人前はあったというが、紫苑は炭火焼き鳥もサンマさん丼もお三夜様丼もぺろり。プリンパフェも優雅に平らげると、まだプリンパフェが途中な麗仁に、ニコリ、手を伸ばす。
「鼻の頭に生クリームついてますよ」
また圧倒されて気が付かなかったらしい。
◇
参道にはおにざきのほかにもたくさんの食べ物屋さんが軒を連ねている。
肩に茶トラの仔猫を乗せて歩くのは
桜庭 円
だ。仔猫の名前はにゃーくん。7ヶ月ぐらいの男の子である。
「今日はお祭りー、まどかおねーさん、お祭りだよー」
にゃーくんが耳元でにゃーにゃー喋るのがくすぐったい。
円はすこし肩を竦めるようにしながら、にゃーくんに話しかけてみる。
「猫にも食べれそうな屋台のご飯を買って、テオもお祭りに居そうなら探してみようか」
「テオおにいさんー!」
不機嫌な、らっかみの灰色猫。
こんな不思議な騒ぎの中なら、どこか見晴らしのいい場所で待機しているかもしれない。
「ササミ団子とか、塩分少なめだと安心だよね」
「そうかもー」
円はらっしゃいらっしゃいと店先で手を叩く猫の店員さんに聞いてみる。
「今日はお祭りの食べ物も安心して食べれるのかな?」
すると、「たいてい大丈夫だよー」との答え。
「大丈夫だって、よかったねにゃーくん」
にゃーくんは嬉しそうにニャーと鳴く。
「みてみて、またたび焼きだってー!」
◇
ほくほく顔の円とにゃー君と入れ違いに回転焼きならぬ「またたび焼き」の店の前で足を止めたのは、長い巻髪も美しいお姉さん、
城山 水樹
であった。
店主の猫は赤ら顔で、なんとなく千鳥足に見えなくもない。
「珍しいだろーうまいよー」
見れば猫たちはたしかに美味しそうに食べている。
「どんな味なのかしら。話のタネにチャレンジするのもいいわね」
「まいどー!」
葉っぱに包まれ差し出されたそれは、ほかほかの回転焼きそっくりだ。匂いも悪くない。
わりと度胸のある水樹は、思い切ってぱくりと食べる。
「……」
「どうよ?」
店主に話しかけられたが、生まれて初めて食べたまたたびは、さしておいしいものではなかった。熟した果実はそのまま食べると、舌に刺激が残るためあまりおいしくないらしい。それでも、加工品として味噌漬や塩漬け、薬用酒などに使われてはいるようだ、とあとで知った。
ま、しかしだ。
期待に満ちた瞳で見つめてくる店主にまずいと突っ返すわけにもいかない。
水樹は曖昧な表情を浮かべつつも完食する。
歩きだして、
「まあ。またたび焼きですか。珍しいですね」
と巫女姿の
水鳥 茉希乃
がひとつ購入したのを横目で見た。
人間にはおいしくないよって彼女に教えてあげればよかったかな。
ううん、こういう失敗もお祭りの醍醐味に違いない。
「ああ、それにしても口直ししたいわ。人間のお店、人間のお店……」
水樹が目を留めたのは、黒髪の青年がやっている焼きそばの店だった。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月31日
参加申し込みの期限
2015年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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