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人をダメにしちゃうソファ
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【妄想のはかどるソファ】
いそいそ。足取りは自然と軽くなり、
羽生 碧南
は期待を胸に、桜花寮の自室へ向かう廊下をうきうきと、小走り。
(ふふふ……待ったわ、この時を)
大切そうに抱えた袋に入っているのは、今しがた購入してきたばかりの、新作ゲームです。碧南はその発売を心待ちにしていたもので、180cmの長身は小躍りせんばかりに軽快に弾み、油断した途端に顔はにこにこ、緩んでしまいそうなほど。
『Innocent Melody 星の恋想曲』……とある芸術高校の音楽科を舞台とする乙女ゲームは、制作チームのこだわりやシチュエーション、設定などの巧みさ、緻密さ等、何より魅力的なキャラクターたちにより、ファン的にも期待度の高い注目作でありまして。もちろんのこと、乙女ゲーには並みならぬ情熱を持つ碧南もまた、その発売を大いに楽しみにしていたのでした。
そんなわけでして、自室の扉を開き部屋へと帰るなり、
「さあ、やり込むわよー……って、あら?」
気合を入れたところで、はたと。彼女もまた、気付くわけなのです。
「何コレ……ソファ?」
目に優しい淡いパステルカラーの、それは確かに、ソファでありました。先ほど買い物のために部屋を出た時には無かったもので、そんな品を頼んだ覚えもなく、碧南はいささか困惑気味ながらに……手を添えてみれば、ふにゅんっ。何とも心惹かれる柔らかさ、この触り心地!
「こ、これは……これはっ」
思わず彼女、導かれるように、ぽふん。ソファに腰かけた瞬間に、理解できました……これは紛れもなく、自分のためにあるソファなのだと。
絶妙な角度の背もたれに、肘掛けやフットレストの配置もカンペキ。サイドテーブルには好きなジュースがボトルで用意され、何より正面には、大画面テレビに繋いだ据え置きゲーム機が既に、スタンバイオーケー! 後は、そう……買ってきたこのゲームディスクを挿入するだけ!
「何この心地良さ、ヤバイわ、反則じゃないの……! だってこんなのに座ったら、座ってしまったら……」
流れるような手さばき、パッケージの包装を解いてぱかっと開くと、碧南はさっそくディスクをインサート。コントローラを手に取り、スタートボタンを、ぽちっとな!
「何時間だって、ゲームできちゃうじゃないのー!」
あまりの快適さに、あっさりと幸福……もとい、降伏宣言。だってもう、いくら根を詰めてゲームを遊んだって、全く疲れそうに無いのです。このままノンストップ、全キャラ全ルートのコンプリートだって余裕で達成できてしまいそうなのです、ああ何たる気持ち良さ! 背中が沈む、沈む! 包み込まれる!
「ほわぁ~、なんて幸せ~……! よーしっ、思いっきり楽しむわよ~!」
何となくヘンな現象だなーとか、少しは思わなくもないはずなのですけれど。まー細かいことはさておきまして……碧南は目の前に出現したその奇跡のようなゲーム環境を、心行くまで楽しむことにしたのでした。
七峯 亨
の本日の予定もまた買い物ではありますものの、こちらは出かける前。でんっ! いつの間にやらリビングへ鎮座しております、ソファ!
「……ほほう?」
ひと目で分かりました。これはまさしく、噂のアレ。人をダメにしちゃう、アレだ!
丸型で真ん中にぽこんと窪みがある、ふっくらふかふかとしたお豆のようなソファの、なだらかに湾曲した窪みに身を横たえれば、すっぽり。包み込むような絶妙な寝心地であるのは、間違い無いことでしょう。
サイドにはいくつかのテーブルが置かれておりまして、アロマポットからは気持ちをリラックスさせる実に良い香りが立ち昇り、いくつもある雑誌は亨の好きなサーフィンやゲームに関するもの、それも最新号です。それに、外すことのできない……ちょっぴりエッチな、あ、もちろん健全なヤツですけれど。男の子の夢の一端を担う、グラビア写真集!
「へぇ。分かってるな」
周囲には高品質のサラウンドスピーカーシステムが配置され、流れるクラシックを聞きながら心穏やかに、ソファの上で身体を心行くまで弛緩させ、写真集を手に巨乳のお姉さんを眺める。こんな贅沢が、他にありましょうか?
つまりはソファからかもし出される、このとてつもない引力……!
「なるほど、魅力的なのは認める。でも、今から買い物に行くところなんだよなぁ」
それでもひとまずはクールに、亨はくるりと背を向けます。もちろん彼には、これが神魂による現象であることは承知済み……何らかの罠である可能性だって、誰にも否定はできないのです。いかに心惹かれたとしても、おいそれと飛び込んでしまうわけにもいきません。こういった場合は警戒を解かず、現象が収まるまで距離を置くことが定石であって、
「でも5分くらいならいいよな、よーしレッツお試しだ♪」
……警戒とか無かった。亨はあっさりと身を翻し、ソファへぴょいんっ!
「おっほぉぉぉぉぉぉ……! こ、こいつはすごいぜ、予想以上だ……!」
見る間にふにゃふにゃ、THE・即堕ち! でありました……。
まー無理も無いのです、何しろこの絶妙なフィット感。ふにふにで柔らかくはありつつも、完全に沈み込んでしまわず適度に支えてくれる、まるで包容力がありつつも時にはきっちりと諭してくれる優しいお姉さんの胸の中へ抱きしめられているような……えー良く分かりませんけれど、ともかくそんな感じ!
「これは、まずい……ああ~。起き上がる気すら起きない~。でも、買い物に行かないと……夕飯が……」
なんて口では言いつつも、手は既に絶妙な場所に置いてある雑誌類へと伸びていたりしまして。
「……ん? いや、まてよ……何がまずいんだ? 別に良いじゃないか~。世の中には出前というものがある、後で何か頼むことにしようそうしよう~……」
程なく当初の目的も、ぽいっ! と完全放棄。アロマの香りとクラシックの音色に包まれ、ひたすらに心地良く、ゆるゆるになっていくばかり。
「ま~、何だかんだでさ~。俺、いっつもけっこー頑張ってるもんな?
マタ工の別嬪さんとやり合ったり
さ~、この前だって
モンスターと戦ったり
さ~」
多分に面倒ごとへ首を突っ込んだりもしておりますけれど、確かに彼、やる時はやるものでして。
「たまには一日くらい、ダメになったって。良いよな?」
亨がふにゃっと笑えば、写真集のお姉さんもにっこり微笑んで……いいのよ? そんな風に言ってくれているようにも思えました。
片や乙女ゲーム、もう数時間はぶっ続けでプレイ中。
「ああっ、式神くん……! その言葉を待ってたのよっ。嬉しいわ、だって私も、あなたが好きだったの……ずっと前から!」
そんな名前のイケメンくんに甘いボイスで囁かれ、すっかり骨抜きメロメロな碧南。目元からは感涙がこぼれ落ちるほどに、のめり込んでおります。
片やだらーんと広げた腕でふにふにふに、ソファの揉み心地を確かめまして、
「あ~この感触、何かに似てると思えば……そういやマタ工の、御舞鈴は上手くやってるかな~。あいつの胸もこんな感じだったりしてな~ははは……いや待てよ? ひょっとしてあの人の胸も、こんな感触で気持ち良く……」
想い人のふくよかな胸部など思い浮かべつつ、むにむに、むにゅん。手のひらの沈み込む心地良さを堪能する亨。
どちらの妄想も大変にはかどりまして、留まることを知らず。現象が収拾を迎えるまで存分に、ゆるゆるだらりーん。楽しむことができたということです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月02日
参加申し込みの期限
2015年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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