ぶっとべ！　いきなり旅でしょう？！｜リアクション

ぶっとべ！　いきなり旅でしょう？！

『民芸品チャレンジ（北海道編）』

「今回、私こと瓜山メイは、アイヌ文様の刺繍にチャレンジしますっ」
　やや緊張気味だった瓜山メイは、偶然にも豪とみつび同様資料館にいた。たまたまメイがいる場所が２人の撮影場所と違っただけのことである。
「資料で調べましたが、アイヌの女性にとって、刺繍は最も基本的な資質なのだそうです。私は、数年ぶりに刺繍をするので、うまくいくかどきどきします」
　そういいながら苦笑するメイ。彼女は早速刺繍にチャレンジすることに。
　彼女は資料館の職員さんに手ほどきを受けながら、少しずつアイヌ文様を刺繍していく。その手さばきは数年ほどのブランクがある、とは思えない程である。
　真剣に刺繍していくメイの横顔をカメラは写す。が、真剣になりすぎて説明を忘れてしまい、スタッフに「何かコメントください」といわれる始末。
「す、すみませんっ！　私、つい夢中になってしまって……」
　顔を真っ赤にするメイだったが、縫われたアイヌ文様はとてもすばらしい出来だった。職員さんも「素敵ですねぇ」とほめてくれたのだが、番組としては微妙に地味な展開らしい。

「えっ？　まだ時間があるのですか？　よかったら、この資料館についてちょっと案内していただこうと思います」
　メイはスタッフから「のばすように」と指示をうけ職員さんに「よろしいですか？」と問いかける。職員さんは事前に話を通されていたらしく、笑顔で頷いた。
　メイは案内されるがままアイヌ民族の資料館を歩き、文化などを学ぶことに。しかし、その後、まさかあんなことになろうとは、夢にも思わないメイなのであった……。

スタッフ「計画通り、じゃないけど、まぁ、いっか！」

（まだ続く）