――寝子島・某所
「……はっ?!」
街角でテレビ局の人とやらに声をかけられた
如月 庚は、突然齎された話にあからさまに怪訝そうな顔になった。傍らにいた寝子高の先生、
瓜山 メイもまた不安そうな顔になった。
「あの……、私たちがやるんですか?」
「そうとも。ちょいと旅番組とやらをやって貰いたいんだ。撮影とかは我々に任せろ。君たちは今からダイスで決まった場所に行ってダイスで決まった内容を『おすすめスポット』で行ったり名物を食べたりしていただきたい。拒否権は皆無だ」
メイの質問に長い台詞でかえしたのはちょっとぽっちゃりした髭のナイスミドル。但し、庚はこの時点で彼が猫の耳としっぽを隠していることに気づいた。
彼はボタモチと名乗ると、「こんな旅番組とか希望」といくつかの画像を見せる。が、しかし中には体当たり系バラエティー番組も混ざっていた。
「巫山戯んなよ、こちとら明日もバイトがあるんだ!」
「私も、他校の先生方との勉強会が……」
庚とメイがそういうそばからボタモチは煩い、と言わんばかりのしかめっ面でため息をついた。
「事情はわかった。その当たりはどうにかしよう」
そうしながらもボタモチはさいころを2つ持ってくる。1つ目には「目的地」、2つ目には「やってもらうこと」が書かれている。中にはどっきりするものがあり、2人だけではなくあつまった一同も驚いている。
「さて、これを投げてもらおう。荷物に関しては必要なものが君達の部屋から『まとめられた状態』で現地に届くし、君達の移動も我々が行う。帰りもな。資金についても心配は要らない。ともかく、視聴者を楽しませることができる番組を頼む」
ボタモチはそういうとぐっ、と親指を立てた。
「期待しているよ。神様たちもな」
と、意味深な笑顔で頷きながら。
――はたして、番組は作れるのだろうか……?
菊華です。
今回は神魂の悪戯で旅番組に出るはめになりました。
皆さんはダイスの導きによっていく場所を決められます。
同じ場所に行く人と共に話し合うもよし! 1人で茨道を行くもよし!
視聴率があがるような番組を作っちゃいましょう!!
でも、見るのは……人だけではありません。
神様も見ているんです。
>概要
参加が決定した方はコメントページに書き込みをお願いします。
また、ガイド冒頭にダイスの目を必ず記載願います。
書き方はサンプルアクションを参考にしてください。
------------------------------------
友だちと一緒に行動する(旅番組を作る)こともできます。
その場合はグループを組んで、代表者がメンバーの名前を表記した上でサイコロを振ってください。
------------------------------------
旅先(右のダイス)
1:まだ寒いぞ! 北海道!!
2:3月は意外と朝が寒い! 沖縄!!
3:ある意味近所だ! 箱根!!
4:歴史を感じろ! 長崎!!
5:雅やかな町! 京都!!
6:にぎやかだぞ! 名古屋!!
行動(左のダイス)
1:足湯で名物を食べつつトークせよ!
2:うまい物を食い倒れせよ!
(2、3箇所ほど飲食店食べ歩き)
3:和服など現地に縁のある衣装で記念撮影せよ!
4:現地の絶景ポイントで記念撮影せよ!
5:現地の工房で民芸品など製作にチャレンジせよ!
6:視聴者へのお土産を探せ!!
※リアルにあるものは名前をぼかす必要があるかもしれません。
ご了承下さい。
また、『らっかみ!』世界オリジナルの名所を作ってもいいでしょう。
※PL情報
皆さんは行き帰りを神様にぶっ飛ばされます。
数日旅をしても帰ってくるのは出発した日の夕方です。
※資金に関しては、考えなくてもOKです。
神様が出してくれます。いつの間にかお財布に必要分のお金が出てきます
が、旅が終わったら余った分が回収されます。
NPC
ボタモチ
自称プロデューサー。実はぽっちゃりしたブチ猫だが神様のせいで人間になっている。
その他人間になってしまった猫たちが撮影クルーとして同行する。
※自分が飼っている猫がクルーにいる、というアクションはOKです。
瓜山 メイ
なぜか巻き込まれました。
あわあわしながら体当たりで挑みます。
それではよろしくお願いします。