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猫鳴館、自治会長選任戦
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●1時だよ! キャベツ叩き売り
キャベツ叩き売り。
今回の選任戦に併せて野外パーティを行うことになった時点で急遽執り行うことになったキャベツ投票である。各候補者はこのキャベツ叩き売りでの売り上げを、自分の回収金に上乗せできる。会長への最後の山だ。
選任戦を楽しく逃げた
秋風 透
が、候補者の写真と名前を書いたボードを置く。
それからメガホンマイクで叫ぶ。
「さぁこれからの猫鳴館を支えていく自治会長は誰になるのか?! 今裏庭パーティ会場にてキャベツの叩き売り中! キャベツを買って投票だ!」
その声を皮切りに、辞退した天野を除いた4人の候補者が並んでキャベツを叩き売りし始める。
各候補者の列へ並ぶ人々。購入されたキャベツを調理しようと火にかけられて待つ鍋や鉄板たち。
各陣営の様子を覗いてみよう。
【骨削陣営】
骨削陣営では、
伊賀 解理
と
桃原 空音
が売り子をしていた。
解理は、昨日アドバイスされたように、割烹着の下に着物を着ている。三角巾も忘れていない。パーフェクトな、古き良き日本のおかんがここにいた。
一方、空音は張り切って声を上げている。
「みんなー! ここのキャベツは特別だよっ! みてよ、この綺麗なラッピング! リボンやメッセージカードもついてるよ! お土産や贈り物にちょうどいいんじゃないかな? 挨拶キャベツ告白キャベツ感謝キャベツ! みんなで送り合えば幸せ!」
バンバン、と空音は軽快に机を叩く。
「さらにさらに! DTの守り神の萌えきゅんブロマイドがついている! 全3種類かぶりなし! さあ、瓢くんのキャベツを3玉買うのだー!」
「3玉くれ!」
約束通り、
横嶋 下心
が買いに来た。
「お色気担当の売り子さんが居るって聞いたんだ! どの子かな~?」
かなり楽しみにしてきたようだが……空音だろうか、解理だろうか?
下心はふたりに平等ににこっとして、とりあえず「おっぱい!」
「……」無言で解理を満足げに見つめ、龍八も約束通り3玉。
「頑張ってくださいね……」と時子が3玉。
「お店にきてくださいね、サービスしますから」とあやめが竜二から出してもらったお金で3玉。
「キャベツ3つにしちゃ手痛い出費だが、これも未来への投資だ」とようやく解放された鋭二が3玉。
「ひとつはあなたから。頑張ってくださいね」と潤一が1玉。
「一番面白い売り方をしてた人のを買いたかったんだ」と千唐が、瓢と言うよりも空音から、3玉。
「そういや瓢くんから『弟も喜ぶ』っていわれたっけ? んじゃ瓢くんから俺と弟の分」武道が2玉。瓢の根回しがこんなところにもあったようだ。
その瓢はと言えば、「あっしが書いた猫鳴館地下帝国の地図も300円で売ってるよぃ~」と他との差別化を図っている。その声におずおずとやってきたのは綾花だ。
「骨削くんの地下の地図を買いたいです。前に地図を作ったんですけど地下作るのがは難しくて……。避難経路として利用できればいいなって思ってます。利用に許可は必要でしょうか?」
「空間の使用自体には制限はないよぃ」
「そうですか。ありがとうございます。地図、大事にしますね」
瓢の地図はこの1枚だけが売れた。売り上げのうち100円は、地下帝国管理者の士にバックマージンとして支払った。
【邪衣陣営】
「……ふあ~、今日はきゃべつのたたき売りかや」
大田原 いいな
は、眠い目を擦りながら士の側に控えていた。士は彼女にこんな依頼をしてみる。
「大田原、キャベツ売る時追加で200円払ったらその場でお好み焼に調理しようかと思うんだが、手伝ってくれないか?」
「……なぬ? キャベツの調理じゃと?! お好み焼きは嫌なのじゃ~。ウチで散々叔母上に焼かされてるのじゃ」
「もちろんそちらへの見返りも考える」
その言葉に、いいなはキラリと目を光らせる。
「……ここは協定を組まぬか? 士殿が会長になってもならんでも猫鳴館のきゃべつをうさぎ屋に卸してはくれぬかの?」
「キャベツか。そうだな……」
触手キャベツはいなくなってしまったので、安定したキャベツの供給を約束できるかは不透明だったが、士はこう答える。
「わかった。猫鳴館にキャベツがあるうちは」
こうして、邪衣陣営の売りは、「買ったキャベツをプラス200円でその場で調理」に決まった。
「3玉じゃ」まずキャベツを買ったのは、当のいいなだった。
逆巻キャベツ班の潤一、没、ラッセルが仲良くやってきて、それぞれ1玉ずつ買って行く。
支援部の零も警備の合間を縫って買いに来て、3玉購入した。
追加料金で調理してくれることを聞きつけた武道も、1玉買った。
「逆巻からキャベツを買ったら、邪衣に料理してもらえるかな、と思ってたんだが」
残念そうにそう言ったのは支援部の刀だ。辞退した天野はといえば、キャベツ班の面々とくつろいでいる。キャベツとの別れが堪えているのかちょっぴり寂しげだが、気が晴れたようでもある。
「♪」
最初から事情を知っていた逆巻班の没が、ごめんね、というようにぴょんと跳び上がって刀を撫でた。
「キャベツなら、拙者のをひとつやろう。これを調理してもらって、支援部みんなで頂けばよいでござるよ」
零が笑ってそう言ってくれたので、刀はそれに甘えることにした。
「仲間っていいな。……じゃあ、邪衣、調理を頼む。200円で」
邪衣陣営最後の客は、いいなの叔父にあたる
宇佐見 望月
だった。
「欠食児童どもに食わせようと思っていろいろ準備をしてたら遅くなっちまったぜ。いーながしょっちゅう厄介になっているらしいから、その恩返しみてぇなモンだな……って、いーな、昨日から帰ってないけどナニがあったんだ?」
望月は、邪衣陣営で黙々とお好み焼きを焼くいいなの姿を見つける。
「あ、はあ、迷惑かけて、士ちゃんにとっ捕まってる、と……。しかもお好み焼かされてる、と……」
状況を把握し、やれやれと肩をすくめると、「ま、頑張れ~♪」と、士からキャベツを3玉買った。
そして、同じクラスの武道を見つける。
「おーいえー武道ちゃん。米、まだ余ってるんだろ? 俺様の年季の入ったダッチオーブンなら米炊きはばっちりだぜ。これで炊こうぜ!」
【後木陣営】
後木陣営では真央本人が、楽しそうに声を上げていた。
「キャベツ、真央ちゃんからも買ってなのだー! 宜しくお願いしますなのだー!」
昨夜一度帰宅したアネモネが、「1玉くださいな」と買っていった。
一番楽しそうに売っている人から買おうと思っていた透も後木の列に並び、
「はははっ! よし、お前に投票に決めたぜ! 応援してるからな!」と1玉買った。
選任戦開始直後に寮から退避していた
本宮 虎治
がこの時間になってようやく現れて、
「台所と寝場所の提供してくれたお礼に友人にキャベツ1玉」と購入した。
「ありがとうなのだー」とお礼を言う真央に、虎治は「ん……」と白い箱を差し出す。
「ほえ? なんなのだー?」
「肉や野菜は溢れてるみたいだが……甘いのも、たべたいだろ?」
箱を開けてみれば、中には苺のショートケーキ!
「これ、どうしたのだー?」
「作った。友人んとこに泊まったついでに、ふたりで。……ショートケーキがいいって、言っただろ?」
真央はようやく、選任戦開始直後に虎治に会ったことを思い出す。
「あのときの質問! 真央ちゃんうれしいのだー! ありがたくいただくのだー!」
真央の満面の笑顔に、虎治は照れくささを隠して仏頂面をしてみせた。
【雪見陣営】
雪見陣営の前では「選任戦報道」の腕章をした
八神 修
が出口調査をしている。
「何故、雪見さんからキャベツを買ったんですか?」
答えているのは
八重崎 五郎八
だ。
「いとこの庚くんが、彼に投票したっていうんでね。3玉買ったよ」
そのいとこの庚くんは、姉ちゃんは守るとばかりに五郎八と行動していたが、この発言にはさすがに恥ずかしそうに「おい……」と突っ込んだ。
「……や、これでも私なりに考えたベストだよ? 自己判断にしても詳しい事情や候補の素性を私は把握してないし、それなら私よりも実情詳しい庚くんに票を委ねる方が最善かなって……庚君が選ぶなら何だかんだいって間違いはない位には信用はしてるしね」
「なら寮訪問とかすんな」
「やだなぁ庚くん。それとこれとは話が別だよ」
五郎八は庚を見上げ、ふふりと笑む。
「微笑ましいですね。どうぞ今後もよき御関係を。ありがとうございました」
修はふたりに握手で調査の礼を言った。
アネモネ、没、ラッセルがそれぞれ大福からも1玉買ってゆく。
ずっと大福を手伝ってきたひびきも大福の列に並び、「キャベツ3玉売ってくださいな」と満面の笑みで購入した。
叩き売りタイムが終わる直前に、大福の前に掛け込んできたのは、出口調査をしていた修だ。
カメラと鞄を片付けると、
「一個人八神に雪見のキャベツを3玉売ってくれ」といって購入する。
その後、再びカメラを取り出し、「では報道の八神にチェンジ」。
公と私、きっちり使い分けるのが、修の報道精神のひとつなのかもしれない。
◇
いよいよキャベツ投票も終わりというとき。
南瓜頭にローブという、ハロウィンスタイルのモンスターが乱入してきた!
南瓜頭はたたた、と会場を走り抜けたかと思うと、観衆が見守る中ぴたっと静止し。
『トリックオアキャベッジ! イエーイ!』
ボイスチェンジャーでキンキンに変えられたモザイク声。
やたらのハイテンション。どよめく会場。
「誰だ!?」の声に、南瓜頭は答える。
『寝子高生とだけ名乗っておくでやんす!』
人間だ。いちおう人間だ。
『キャベツちょうだい! さもないとお菓子はやらんぞー!』
そういって取り出したのは、菓子箱……それも、時代劇で山吹色のお菓子が入っていそうな漆黒の化粧箱だ。
南瓜頭はきょろきょろ、と叩き売りのメンツを見回す。
――おや。おかしいな。逆巻がいない。
南瓜頭の中で、
旅鴉 月詠
は考えた。
――候補者の中で一番よく知る逆巻からキャベツを買おうと思っていたのだが。
誰とは言わないが、アプローチもあった。しかし、それに縛られる自分ではない、自由に投資を、と思ってやってきた野外パーティだ。衣装も手作り、演技も練習してきたというのに! まさか、逆巻が辞退していようとは。月詠の想定外であった。
月詠はようやく、キャベツ班の面々の中に、疲れて寝てしまった天野の姿を見つけた。
潤一が察して、キャベツをひとつくれた。
月詠はそれを受け取ると、天野の側に持ってきた菓子箱を置いた。その寝顔に、『おぬしも悪よのう~』と声をかける。菓子折りの中身は小判に似た最中だ。実は二重底になっており、その中には一枚の小判(手作り)。小判の裏に『悪』の一文字が書いてある。――逆巻、私からだと察してくれよ、と祈る。
「かぼちゃ、かぼちゃー」
はっと気付けば、誰かにぺちぺちと南瓜を叩かれていた。
『着ぐるみを叩くのは小学生だけの特権ではなかったのか! た、退散っ』
南瓜頭月詠は、慌て駆け去って行くしかなかった。――また戻ってくるからねっ!
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月17日
参加申し込みの期限
2013年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月24日 11時00分
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