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色づく季節、新生徒会の日常
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●ガム談会議
さて、ガム談会議である。
会議と言っても雑談の延長のようなもので雰囲気はゆるい。
一応なりにも引き締まった表情をしているのは武道だけだ。
「シトラス・ガムダンと戦うためにはまず知らなければならない……てか誰だよガムダン! ってことで借りておいてきました図書室カラ!」
武道がどさぁ、と机に置いたのは、かのシトラス・ガムダンの著書の数々。
「顔写真みたいなのないの?」
と恩が尋ねると、武道は大げさに首を振った。
「探したけどナカッター。実在したのは実在したらしいんだけど」
ここでおさらいしておこう。
シトラス・ガムダンは校長先生がよく談話の中で引用する哲学者であり、彼の名言には『終わらせる事こそが次への始まりだ』『楽しむ者のそばに、楽しみが集まる』などがある。
武道が持って来た本のほとんどは古くて今にもページが剥がれ落ちそう。いずれも背表紙裏に校長先生の蔵書印があるところを見ると、個人蔵書を学校に寄付したものらしい。
どうやら名著のうちのひとつらしい『楽々論』と題された分厚い本を、陽太は何気なく開いてみた。
「『忘却せよ、さすれば道は開かれん』? ……うーん、よくわかんないねぃ?」
陽太はぱたんと本を閉じ、頬杖をついた。
「校長先生の朝礼を早く終わらせるには、だっけ? どーしよう。サンマが焦げそうですって言って中断させるとかそんなのしかおもいうかばないわー……」
五郎八がくすくす笑いながら、黒板に『サンマが焦げそうですという』と書きつける。
「ちょっと待って、五郎八ちゃん。それ書いとくのん?」
「もちろん。ばかばかしいと思っていたアイデアが急に化けることがあるかもしれないし」
「うわー、みんな早く他の意見出してー」
頭を抱える陽太の姿に、どっと笑いが起こる。陽太は照れ隠しぎみに立ち上がると、
「そーいえば古い棚に資料がいっぱいあるっぽいよねぃ。何かヒントになりそうなものはないかなぁ? 過去の議事録とかそーいうのがあるといいんだけどー」
と棚の前でごそごそ調べ物を始めた。
「昔の先輩達はどんな議題をどんな風に解決してきたのかそーいうのも知りたいし、うーん……」
ファイルをめくれば、生徒会につきものの生真面目な議題のほかには「幽霊騒ぎ」やら「不良襲来」やら「恋愛相談」なんかもあり、それはそれで興味を惹かれる内容だったが、さすがに「校長先生の話を短くする」という議題に取り組んだのは今回がはじめてらしい。
と、そこに顔を出したのが
奈良橋 博美
だ。
「や! 元気にやってる? 今日は空手部の練習がなくてさ、何かあればと思って顔を出してみたよ」
博美は1年9組の学級委員である。
四役ではないが、縁の下の力持ちでありたい、と博美は思っていた。だから、
「手伝えることがあったら手伝うよ」
と、武術の鍛錬の合間にこうして生徒会室に顔を見せてくれる。
時々しか来れないから、責任をもって一つのプロジェクトをやるには難しい部分もあるけれど、みんながどんなことを思っているかやっているかを知ること自体が楽しいし、実現させたいと頑張る人には協力したいんだ――いつか博美は何気なくそう言って笑っていた。
こういう人がいるから生徒会はやって行けるんだよな、と武道はいつもありがたく思う。
それにこの会議、途中参加も大歓迎だ。
「いらっしゃい。よかったらちょっとおしゃべりしない? ガム談会議中なんだ」
概要を聞くと博美はひとつアイデアを出してくれた。
「こんなのはどうだろう? 校長の長い演説対策として事前にアウトラインを配布してもらえないか交渉してみる。ただ話を聞くよりも、どういう話をされるか事前に理解してどういう風に理解すればいいかを事前に分かっていれば聞くオレ達の為にもなると思うんだ」
大幅に逸脱した時には改めて文句も言えるしね、と博美は付け加える。
五郎八は『サンマが焦げそうですという』の隣に『事前にアウトラインを配布』と書いた。
◇ ◇ ◇
そのころ。
小学校の校門に到着した
夜海霧 楓
は吼えていた。
「あんのあほひめ! またいねぇ! 今日はどこ行きやがった!」
楓は通りがかりの小学生たちに聞きこみをはじめる。
――迎えに行ったらトワがいない。いつものことだ。いつものことすぎる!
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月29日
参加申し込みの期限
2015年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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