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【茨の籠】
私は孤高の庭師と呼ばれていました。
多くを語ることをはありません。けれど多くの庭に生命を吹き込んできました。
そのことだけを誇りに、そのことだけを幸福に思い、生きてきました。
そんな私が次に頼まれたのは、さる貴族の亡くなった奥方が愛した薔薇園に再び命を吹き込むことです。
私はいつものように、静かに頷き、ハサミを持って庭へ足を踏み入れます。
そこで見たものは茨に包まれた、悲しみに満ちた庭。
そこで聞いたものは茨に包まれ篭った、悲しみに満ちた泣き声。
彼は、彼女に出会いました。
美しい、赤薔薇の化生。
今までに見たこともないほど美しく――哀しい乙女に出会いました。
◆
彼は、私がこの世に生を受けたそのときから、ずっとずっと、慈しみ、愛してくれたの。
枝を整え、刺を抜き、水をやり――何より、毎日のように私の事を美しい、美しいと褒めてくれた。
なのに、彼はある日突然、私の目の前から姿を消したわ。
明日も、明後日も、明々後日も、彼は私に会いに来てはくれなかった。
しばらくして、小鳥たちが歌っているのを聞いたの。
赤薔薇は捨てられた。庭師の男に捨てられた、ってね。
その歌を聞いて、ようやく気が付いたのよ。私。
それまで、捨てられたなんて考えもしなかったわ。
気が付いたときには、追いかけることも、問いかけることもできない。
いいえ、もともと私には追いかけることなんて出来はしないのだけれど。
私は赤薔薇、咲くことしか出来ないただの花。
その花も、愛でてくれる人がいないのなら、なんの意味さえないのにね。
◆
彼女はその身を茨で包んでいました。
その鋭い棘は自身すらも傷つけています。
私はそんな彼女の姿が痛々しく思えてなりません。
彼女の茨を解いて、この腕の中へと招き入れたい……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月26日
参加申し込みの期限
2015年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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