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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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そして次は、いよいよ生徒たちのコンテスト結果だ。
観客席の生徒たちを見渡すと、
壬生 由貴奈
は改まった調子で口を開く。
「それでは、ミスター・ミス寝子高の発表です!」
ミスター寝子高生徒部門……
1位は
志波 武道
さん!
2位は
八神 修
さん!
ミス寝子高生徒部門……
1位は
最上 るるか
さん!
2位はボビナムチーム!
伊藤 佳奈
さん、
入江 みつび
さん、
シダ 美穂戸
さんの3名です!
「名前を呼ばれた方は、ステージにどうぞ!」
万雷の拍手とともにステージに上がった6名の生徒たち。
まずマイクを手渡されたのは、ミスター部門で見事1位に選ばれた志波である。
「まさか1位に選ばれるなんて……超嬉しいぜっ!」
改まった挨拶をしようと思っていたが、それより先に感情が昂ぶってしまった。語尾をあげてテンション高くポーズを決めると、会場からは拍手と歓声が沸き起こる。
「みんなありがとう! 熱湯風呂に飛び込んだ甲斐があったぜ!」
こうなったら喜びの――と、志波が脱ごうとしたところで、壬生がマイクを取り上げる。
「ほらほら脱がないの、さっきステージで存分脱いだでしょー」
まったく、とマイクは2位の八神に移される。
2位だなんてな、と照れながら八神は会場を見渡した。
「これだけたくさんの中から選ばれるなんて、本当に名誉なことだと思う」
自分を見つめるたくさんの顔――。
その中に、大好きなあの子の顔を見つけた。
修君、おめでとう!
彼女の口がそう動くのが見えて――八神は笑ってうなずいた。
「応援してくれて……本当にありがとう」
次はミスコンテストの優勝者、最上である。
マイクを渡された彼女は、ステージでの堂々とした様子はどこへやら――少し慌てふためいた様子だ。
「え、ええっと……ホントに1位になっちゃった」
ステージでは、1位になった暁には告白をすると宣言してしまった最上。
こうなったら――いよいよもう、後には引けない。
「……今日、勇気を出して言ってみることにするわ」
最後の本当の宣誓。最上は秘めた想いを胸に、そうつぶやくのだった。
そして次はボビナムチーム。
3人の受賞ということで、全員にマイクが渡される。
「、ほ、本当に……ほんとうにっ! 私たちが2位なの……!」
伊藤は緊張と感動で感極まったように、それでも必死に言葉をひねりだそうとしている。
そんな小さな友人の肩を優しく叩くと、まさか2位とはね! と入江が言葉を継ぐ。
「いやー、途中足を痛めちゃったけど、結果オーライって感じかな?」
ねえ、とシダを見て入江は笑う。
「ヴァン、みんなの力、あわせたぞ! 佳奈も、みつびも、立派だった!」
ボビナムがもっと広まりますように。
そんな3人の想い、そして見事な演舞は想像以上に観客たちに届いていたようだった。
「よし、最後にあれやるぞ、あれ!」
シダの言葉に、伊藤と入江はうなずく。
「チュックマイマン!」
最後に大技の決めポーズを見せると、会場は更に大きな拍手に包まれた。
「そして次は、裏ミス・ミスター寝子高の発表です!」
裏ミス寝子高生徒部門……
1位は
哀坂 極夜
さん、
大江山 結月
さんペア!
2位は
花厳 望春
さん!
裏ミス寝子高生徒部門……
1位は――あ、うちだ。うちこと
壬生 由貴奈
!
2位は
哀坂 時音
さん!
続いてステージに上がる4名。そして予想外の受賞に目を丸くする壬生。
まずは裏ミスの2人組にマイクが渡される。
「まいったな……その場のノリで出ることになったんだけど」
でも、皆に気に入ってもらえたようならよかった。
そう言って柔和に微笑む極夜の隣で、大江山はうんうんと満足そうだ。
「みなさん、分かってるッス! 極夜さんの女装っぷり――やっぱり結月の目に狂いはなかったッスよ!」
そういう大江山も、充分にかわいい女装姿であったのだが、どうやら彼は自分の見つけた逸材が評価されたことが嬉しくてしょうがないようだ。
そして2位の花厳は……正直、複雑そうな表情だ。
「ええ、だって俺……スク水着て盆踊りしただけなのに……」
全校生徒の前であんなことをしたうえ、入賞までしてしまうとは――!
(ああもうこれしばらく友だちからからかわれるんだろうな)
そう思いながらも――自分を応援してくれた人がいるということは、素直に嬉しい。
過去は振り返らずに、花厳はそう思い直してマイクを握った。
「でも……応援してくれた人は、本当にありがとうございました!」
そして裏ミスコンテスト。
最後の思い出作りに、と委員長を立候補しコンテストにも出場した壬生だったが――
「まさか、ここまででっかい思い出できるなんてね」
そう言うと、そこでようやく緊張の糸が解けたようにへにゃりと笑ってみせる。
「うち、こんなんだからさ。今まで文化祭とかあんま本気だしたことなくて」
そこで言葉を切ると、壬生は生徒を見渡して、続けた。
「うちみたいなタイプ、けっこーいるでしょ? やる気が出ない気持ちはよーく分かる」
でも一歩踏み出してみたら――案外楽しい思い出できるかもよ?
そこまで言うと、壬生は少し照れたようにマイクを次の時音に渡した。
そんな壬生の様子を、女の子が好きな時音は見逃さなかった。
「おっと……委員長? そんなに顔を赤らめて……可愛いよ……?」
吐息が触れそうなほど近づいて腰に手を回してくる時音。
そんな彼女を、あーもう近い近い、と壬生は押しやりその手にマイクを握らせる。
マイクを手渡され、時音は改めて会場を見渡した。
「……時音に票をくれた子……みんなまとめて……抱きしめてあげたい気分だ……」
手を挙げてくれたら今からキスをしに行こう。
そう言ってちらほら挙げられた手の方に向かおうとする時音を、壬生は引き止めた。
「ほらほらもう、記念撮影とかあるから、そーいうのは後にしてってば!」
こうして、たくさんの生徒がエントリーしたコンテストは幕を下ろした。
終わった。文字通り幕が下りるのを見ながら――壬生は小さく息をつく。
それは安堵と、一抹のさびしさを含んだ息だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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