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何を作ろうかと、材料を見ながら考えを巡らせていた
烏丸 エリオ
の頭に、ふと友達のカラスの姿が浮かんだ。
「せや、多聞坊作ればええんや」
馴染みのカラスの多聞坊のことならば、エリオは誰にも負けないほど詳しい。
落ち葉や木の実を使って多聞坊を作ろうと、心が決まった。
手先の器用さにも自信があるし、きっと立派な多聞坊ができるだろう。
木の実を組み合わせ、落ち葉で広がりをもたせる。
「羽根は葉っぱやな。かっこええ羽根にしたるで」
迫力のある羽根の広がりを思い浮かべながら、ぺたぺたと貼っていく。
「お~、なかなかええんとちゃう?」
近くを通りかかったかおり先生を呼び止めて、エリオは作品を見せた。
「見てや~、どうやろ、これ? りっぱやろ」
「あら、カラスですね? まるで生きてるみたいに素敵ですよ」
「やっぱりな-。自信あったんや」
「この調子で完成させてくださいね、出来たところがまた見たいわ」
「まかせといてや!」
気をよくしたエリオは、京都に住む祖父にも見せてあげたいと感じた。
「あとで写メとって、じっちゃにおくったろ」
ふんふんと上機嫌で、細かいところを付け加えていく。
隣では、
北 影太郎
も作品作りに集中していた。
最初は母親にヒーローブレスでも作ろうかと考えたのだが、母親はちゃんとしたものを既にたくさん持っている。
「そうだ、どうせなら、オリジナルのヒーローグッズとかどうだろ!」
ぱっと顔を明るくして、影太郎は手を鳴らした。
我が家だけの、スペシャルかっこいい変身グッズを作ったら、きっと母親も喜ぶだろう。
身につければたちまち、ヒーローに大変身!
「どんぐりだし……、ドングリ戦士、ドン・グリードだな!」
名前だって、しびれるほどにヒーローらしい。
「へっへー、すごいの作るぞー。かーちゃんよろこぶだろうなー!」
イメージがわくままに、影太郎はせっせと手を動かしてドン・グリードの変身グッズを作った。
鼻歌まじりに作業しながら、そういえばと気になってエリオを横目で見る。
「エリオはなに作ってるんだ……?」
「僕は多聞坊や。見てわかるやろ」
「へぇー、カラスか。なかなかやるじゃん」
「影太郎は何作りはったん?」
よくぞ聞いてくれましたとばかりに胸をはって、影太郎は作品を見せびらかした。
「どうだ! オリジナルヒーローグッズだぞ、めちゃくちゃカッコイイだろー!」
「へー、なんやかっこええな。ま、多聞坊もかなりのもんやけどなー」
本物の多聞坊はもっとかっこいいのだと言うエリオに、影太郎はムキになった。
「いや、ドン・グリードは誰にも負けねぇんだって! みてろよ~」
本気の顔になって、影太郎はグッズをどんどん組み上げた。
立体感のある、ドン・グリード専用の変身グッズが完成する。
「できた! ほらな、どんなものよりカッコイイだろー!」
「カラスや天狗より……とまではいえへんけど、それなりやな。まあまあかっこええで」
一番だとは認めてくれないエリオに、影太郎が申し出た。
「そうまで言うなら、しかたない。別の方法で決着つけようぜ!」
「勝負って何をするんや?」
「んー……、どんぐりいっぱいあるし、コマ作って勝負しようぜ!」
「シンプルでええな。よっしゃ、負けへんでー」
「こっちのセリフだ、負けねぇぞ!」
影太郎とエリオは、先を争うようにして、どんぐりコマを作成した。
作るなり、目を見交わして、拳を付き合わせる。
「いざ、勝負やな」
「コマ大戦の始まりだ。ドン・グリードバスター、ゴー!」
威勢の良いかけ声とともに、勝負は開始した。
力任せにコマを回す影太郎に負けず劣らず、めいっぱい力をこめて、エリオも軸を回した。
「おー、よう回るわ。この調子で影太郎のコマを吹き飛ばしたってや」
「あっ」
ふたりのコマがぽろぽろと机から落ち、勝負は一時中断となる。
「なかなかやるじゃねーか、エリオ。いい勝負だな」
「けっこう楽しいやんな、もう一回やろうや~」
「おう、もちろん! まだまだコマはあるんだぜ、決着つけるまで戦い続ける!」
拳を突き上げて叫ぶ影太郎の背後に、すっとかおり先生が立った。
「こらこら二人とも、楽しいのはいいですけど、もう少し静かにね」
「あれっ、先生!? いや、これは男と男の勝負なんだ。さけては通れない道なんだって!」
言いつのる影太郎に、少しだけ厳しい声で
東海 道
が注意した。
「今は遊ぶ時間じゃないでしょう。先生を困らせないの」
「えーっ」
諦めきれずに情熱を伝えようとする影太郎の肩を、エリオが小突いた。
「しかたあらへん、学校終わってから、外で再戦ってことにしようや」
「……放課後の決戦か。カッコイイな、それ」
「そうやろ、逃げたらあかんよ」
「こっちのセリフだぜー」
ひとまず勝負はおあずけだ、ということになって、影太郎とエリオは作業に戻った。
どっちがかっこいいか決めようとしていたことなど忘れて、コマを回す楽しさにうずうずしながら、にこやかに作品を仕上げていった。
「コマ、もっと作って、いろんなとこで回そうぜ」
「ええな、いろんなコマつくったろ」
勝っても負けても、一緒に遊ぶのが楽しいのだ。
作ったコマを見せ合いながら、よく回るかっこいいコマを作る。
もちろん、多聞坊と変身グッズも、気合いを入れて完成させた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月29日
参加申し込みの期限
2015年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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