――――幕が上がり、二人の男女が泣きながら語っている。
きっと、それらの始まりは些細なことであったのだろう。
プロメテウスの名が、永久に伝えられたように、
名の知れぬ神も、永久に伝えられる。
きっと、きっと。
大空を超えた人類は、遙か永遠の闇の中で思う。
自らの出生を、自らの意味を、そして、自らの命を。
語られることのない、発音すらわすれられた物語たちが、
遙か古代よりも前の脈動として刻まれているからだろう。
――あの日、どこにもないような山の上で老人は空を見上げた。
彼らの信じる名も知れぬ神が、今まさに身近に居たからか?
――あの日、無邪気に走り回っていた子供たちが、空へと祈っていた。
温かい食べ物と、大きな翼を未だに憶えていたからだ。
―――――暗転―――――
――ある場所。
遙か遠くに地球が見える場所である。
ここは、宇宙だ。
再び、あるいは初めて、宇宙にやってきたのだ。
紗乃恭 玲珂は、重かった意識が急速に浮上していくのを感じ取っていた。
(珍しい夢でした……。あぁ、私は今日も目が覚めるのですね)
意識の覚醒は、自分の感覚の目覚めでもある。
先ほどの光景に珍しさを覚えつつ、ゆっくりと覚醒していく。
全盲である彼女は、その自分の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じた……。
――違和感を憶えた。
いつもの感覚。
朝起きたときに、聞こえる音、感じる空気、そして、その場所の香り。
それらが無いのだ。
「……これは、何でしょうか?」
日常とは違うということは、心に焦りを生じさせる。
その焦りが長じて、不安へとつながっていく。
心臓が、早鐘を打つように脈打つ。
(ここはどこで、私は一体……?)
しかし、同時に懐かしい感触がする。
彼女はそれについて深く考えようとした――。
その瞬間、まるで浮かび上がるようなビジョンが彼女の脳裏によぎる。
「……えっ、なんで?」
光り無き世界に、光が満ちる。
まるで、脳内に直接この場所のイメージが送り込まれたようだ。
……WELCOME TO MY WORLD!!!!
そこは、宇宙船の操縦室であった。
どうやら、いつの間にか連れてこられたらしい。
同じように連れてこられたであろう人々が、操縦室のあちらこちらの椅子らしき部分に寝かされている。
それぞれ、意識を取り戻しつつあるようだ。
思いついてしまったが故に
思いついてしまったが故に
大事だから、二度言ったぜ(きりっ
というわけで、じんのです
前回からの続きになります
前回と違って、色々と変わってますので、説明を読んだ上で楽しみましょう
前回参加していない方も参加することができます
青字の部分は、皆さんは来るときに見ていますので
すでにその部分は知っています
(意味が分からなくても、シナリオ的には支障はありません)
①もれいびのみ参加することができます。
前回はもれいびの寝子高生のみでしたが、今回は、もれいびであればオーケーです。
②前回は、地球に帰還するアクションに失敗した場合ペナルティがありましたが、今回はありません
③現在の状況に至った原因は不明です
神魂のせいか、テオが切り取ったのか、はたまた夢か?
探す人は頑張って探してください
*二度目のお客様は、そろそろ何かを考えてもいいかもしれませんね
④積極的に動きましょう
議論するもよし、GA組むもヨシ
今回は、消極的に動いた場合恐ろしいことになります
○謎の宇宙船
形状は円筒で、内部の芯を竹のような外殻が覆っています
この外殻が回転し、重力を生みだしているようです
○内部構造(内部に参加者以外の人の気配はありません)
状況に変化のない部屋については、前回のガイドをご確認ください
①前回明らかになったあたらしい部屋
・水槽の部屋
京都の町のように、碁盤の目に沿うように配置されている謎の水槽
水槽の中はさまざまな植物が植えられている
・廃棄処分物室
雑多な機械がある
用途は不明 持ち出そうとするとパスワードを要求される
・地図の部屋
地球のようだが、今の時代にはない大陸が二つある
それらはホログラムで表示されている
前回の結果、入れないくらいの電磁波が周囲を取り巻いている
②前回の説明に書かれていた部屋で、状況が違うもの
・中央電子頭脳室
入れるだけ入れます
再びメインシステムは封鎖されています
・操縦室?
モアイ風のAIプロメテウス君がいます
現状、システムダウンしており、動く気配はありません
システムダウンの回復には時間がかかるでしょう
・未知領域
今回は、第二階層(後述)突破後にいけます
第一階層はすでに踏破されたと見なします
第一階層とは前回皆様が探検した場所です
③今回、新しく入れる部屋
○第二階層
・中央電子頭脳室から下に続く粒子エレベーターがあります
それを降っていくと宇宙船の第二階層に到着します
*第二階層に入る場合
謎のロボットが第二階層を守護しています
第二階層に入るにはこれらのロボットを破壊する必要があります
ロボットは2体
一体はライトセイバーらしきものをもっています 軽量型です
もう一体は左右にブレードを付けて目からビームを発射するタイプです
どちらもヒューマンフォームロボットです
警告としてパスワードを要求してきます
警告文
『これ以上の侵入は規定により禁止されている
汝らが、生まれてより刻まれし信仰を持ちし子ならば
口に出来ない、名も無き神の御名を我らに告げよ』
第二階層(プロメテウスから微妙に情報を入手できた)
・資料室らしきもの
・電子演算システムっぽい部屋