「あ、あの。その、すみません……お邪魔します」
島岡 雪乃はその日、旧市街の
浅葱眼鏡店を訪れていた。眼鏡を新調するためだ。せっかくなのでよい品・よい店を選ぼうとあれこれ調べるうち、評判のいいこの店を知ったのだった。
呼び鈴を鳴らすとすぐに、店主の
浅葱 あやめが顔を見せた。
「……いらっしゃいませ。どのような眼鏡がご入用ですか……」
「あっ、あっ、えっと。今の眼鏡、度が合わなくなってしまって。新しいものを作ろうかと……」
「かしこまりました……ではまず、フレームからお選びください。お客様でしたら、こちらなどお似合いかと思いますが……」
パッと見、少し陰気な店主に思えたものの、応対は丁寧で親切だった。
「えっと、ではこちらで。お願いします」
「ああ。とてもお似合いです……それでは、奥へどうぞ。視力検査をいたしますので」
「はいっ」
明るく快活で何かと世話を焼いてくれるの店員もありがたいが、引っ込み思案な雪乃には、あやめのような一歩引いた距離感も心地よかった。
(いいひとそうで、よかったです)
今後も眼鏡のメンテナンスなどで、お世話になることになるかもしれない。
店主とも長いつきあいとなるかも? そんな予感がした。
誰にも、お気に入りの物、お気に入りの場所などがあったりするものだ。
さて、あなたのお気に入りは?
カターレです。
浅葱 あやめ様、シナリオガイドへのご登場ありがとうございます。
ご参加いただける際は、自由にアクションを書いていただければと思います。
概要
あなたのお気に入りの物や場所について語るシナリオです。
このシナリオをきっかけに、新しいお気に入りができるのもいいですね。
☆いつも使っている愛用の万年筆。
☆週3で通う通学路のクレープ屋さん。
☆夕暮れ時に見る九夜山山頂からの景色。
など、あなたにとってのお気に入りなら、どんなものでも構いません。
お気に入りを使っている、堪能しているシーンを描いたり、誰かに熱弁しているシーンを描いたり。
自由にアクションをお書きください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
それでは、皆さまのご参加お待ちしております。