「また、おあいしましたね」
聞き覚えのある声に
志波 武道が振り向くと、つぶらな瞳が彼を見上げていた。
「おーっ、宝石商サンDA☆ また会えて嬉しいゼ~イ」
「はい、ワタクシもです」
お魚をかたどった宝石があしらわれたシルクハットに、スーツ姿。二本の足でぺたぺた歩く。
しゃべるカワウソである彼は、宝石商を営んでいるという。
人の想いや願いが結晶となった宝石を探し求め、それを譲り受けてはふさわしい相手に売ったり、あるいは図録として記録したりする。
以前には武道自身の生み出した宝石を鑑定してもらったこともあった。あの時のヘマタイトは、まだ彼の手元にあるという。
「それで、今回もまた宝石集め?」
再び彼が寝子島へやってきた理由を尋ねると、カワウソはふりふりと頭を振って言った。
「きょうは、寝子島をみにきました」
「寝子島を?」
「はい。みなさんからいただいた宝石を見ていて、おもいました。こんなにもすばらしい宝石をうみだすことができる、寝子島のひとびとのことをもっとしりたい。どんなくらしをして、どんなものを食べて、どんな想いをいだいているのか、しりたくなりました」
つまるところ、観光だろうか。
寝子島の素敵なスポットや美味しいたべものや名産品、住人たちの心を育むものを見て、味わって、知りたいのだという。
そういうものを紹介してあげれば、喜ばれそうだ。
あるいは単に話し相手になってあげたり、寝子島での過ごし方や遊びを教えてあげるのもいいだろう。
「まーかして! 寝子島のいートコ、宝石商さんにバッチリ教えてあげちゃうZE~」
「ありがとうございます。……あ、そうそう。おつたえしようと思っておりました」
「ん? ナニナニ?」
カワウソは丸っこい瞳で武道を見つめながら、一礼しながら言った。
「ワタクシなまえを、
川越 仁右衛門ともうします。どうぞ、よしなに」
「い、意外なオナマエ!! こちらこそヨロシクー!」
こんにちは、星織遥です。
志波 武道さん、ガイドのご登場ありがとうございます。
ご参加いただける場合、ご自由にアクションをお書きください。
概要
カワウソの宝石商こと、川越 仁右衛門が、寝子島へやってきました。
今回は、お仕事はお休み。
寝子島の人々の暮らしや、日々抱いている想いや大切なものを知り、
彼らが素晴らしい宝石を生み出してくれる秘密を知りたい。
とのことですが、要するにおもてなしをしてあげれば喜んでもらえそうです。
仁右衛門は、以前には" target="_blank">こちらのシナリオなどにも登場していますが、
読まなくとも問題なく参加できます。どなたでもお気軽にどうぞ。
あなたの前に、カワウソの仁右衛門が現れます。
かわいいカワウソさんと、楽しくてモフモフなひと時を過ごしてください。
カワウソさんと、
・寝子温泉でいっしょに温泉にはいろう。
・シーサイドタウンの定食屋さんで寝子島しらす丼をごちそうしてあげよう。
・旧市街の情緒あふれる街並みを散策して買い食いしよう。
・神魂現象や危険生物と遭遇。フツウを守るため、バトルや事件解決でかっこいいところを見せよう。
などなど、自由な発想でお楽しみください。
なおこの日は、神魂の影響なのか、カワウソさんといっしょにお店などを訪れても、
違和感を抱かれにくいようです。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
どなたでも、お気軽にご参加ください!