冬の寝子島。
空は曇天。昨日から夜通し降り続くしっとりと重たい雪が、島のどこもかしこもを純白なヴェールで覆っていた。
歩道も車道も真っ白で、地面にはところどころに薄氷が張り、道行く人々の足元をおぼつかなくさせている。
「あっ!」
宮祀 智瑜がうっかり踏んでしまったのは、そんな天然の罠の中でも、ひときわに鏡面めいた滑らかな薄氷だった。
「きゃんっ! い、いたたた……転んじゃいました」
氷に尻もちをつき、痛みに思わずお尻を撫でさする。
「……はっ」
その時だった。
お尻から伝わる鈍い痛みが、智瑜の頭の片隅に眠っていた、初々しい記憶を呼び覚ました。
「そう……私はあの時……」
蘇るのは、忘れがたい「初めての体験」だ。
ふと見上げれば、雪雲の切れ間から、鮮やかな青空が覗いていた。
こんにちは、鳴葉ゆらゆです。
よろしくお願いいたします。
概要
忘れていた「初めての体験」を思い出すシナリオです。
前回はこちらのシナリオですが、特に繋がりはありませんので、
前回ご参加いただいた方も、初めての方も、お気軽にご参加ください。
冬の天気が、地面の一部につるつるの氷を張っています。
うっかり踏んでしまうと、すてんと転んでしまいます。
転倒の衝撃と痛みは、あなたに「初めて何かをしたときのこと」を思い出させてくれるでしょう。
◆アクションについて
・転んでしまったときに思い出す、「初めての体験」を書いてください。
(例)初めて彼女と手を繋いだ日。テストで良い点を取ったこと。恋人を下の名前で呼んだ時。など
他のPCさんとの「初めての体験」を書かれる場合は、GAでの参加をお願いします。
なお、転んでしまったことでケガをすることは無いようです。ご安心ください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
ただし、NPCとの「初めて」は、過去にシナリオで描かれたことのある出来事に限ります。
必ず該当のシナリオのURLを、1つだけアクションに記載してください。
また、このシナリオでは、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
それでは、皆さまのご参加お待ちしております。