メリーさんは再び、寝子島の地に訪れた。新年に相応しい着物姿であった。
顔には出ていないが、再訪には強い意志が働いている。
――あたしは知らなかったの。メリークリスマスはお祭りのことで、あたしを祝う意味ではなかったの。
でも、みんなには祝って貰ったの。このままではいけないの。可愛らしいタカリになってしまうの。
全く表情には出ていないが、メリーさんはそんなことを考えていた。前回のような都市伝説を踏襲するつもりは毛頭なく、相手のところへ瞬時に移動する。困っている人を優先して精一杯の手伝いをするつもりでいた。
「完璧な計画なの」
小さな握り拳を作る。同時に心の中ではこうも思った。
――あたしに新年のお祝いがしたいって人がいたら、喜んで受けるつもりなの。
薄桃色のちんまりした唇に微かな笑みが浮かぶ。
青い空の下、メリーさんは行動を開始した。
メリー再び、のシナリオになります。前回とは違って、メリーさんは困っている人の手伝いを進んでしてくれます。
ですが、必ずPCの役に立つとは限りません。身なりの小さな女の子なので力仕事には不向きと言えます。瞬間移動が使えるので配達には適性があるかも!
早速ですが以下の内容に目を通してアクションの参考にしてください。
∞☆∞今回の舞台∞☆∞
ある晴れた寝子島の一日(曜日は設定しない)。
∞☆∞メリーさんの能力&行動∞☆∞
1:メリーさんは幽霊の類いではなく、肉体を有している。
2:今回は通信機器を経由しない。困っている人の元に直接、瞬間移動で現れる。
3:表情には乏しいが人間らしい感情を持ち合わせている(思考はブラック寄り)。
4:底なしの胃袋なので、その手のもてなしを断ることはない。
このようなメリーさんが、そこそこに奮闘します!
がんばってお手伝いに励んだり、たまに愛らしく毒を吐きます!
意外と物覚えが良いので再会をそれとなく喜ぶ場面があるかもしれません。
困っている皆々様、メリーさんをよろしくお願いします(メリー、ゴー、なの)。