緋紅朱赫乃が実家から移植してきた立派な薔薇園。
各種様々な薔薇で彩られた園の中に、木製の円形テーブルと椅子とが設置されている。
ここは基本的に彼女がお友達を個人的に招待して、お茶会をする場所。
誰もいないときは薔薇の剪定等の手入れをしている彼女の姿がある。
基本的に星ヶ丘の生徒メインですが、赫乃と友達になっている方はエントランスで招待されるということでお願いします!(ぁ
(お母さんというつぶやきを聞いて)
うん……?
(少しばかり想像が働かせて、少しばかり悲しそうな、泣きそうな顔をして)
……ごめん、なさい。なんだか、気にしてそうな、こと、いった、みたい。
そうなのか……。
いや、俺はイタリア料理以外は普通だぞ。もっといい先生がいると思うが。
へぇ。そうなのか。
……お母さん、か。
このジャム、手作り、なんだ……すごい、ね。
私、は、そこまで、お料理、できないから。……今度、教えて、もらおう、かな?
服、は……お母さん、の、古着、に、手をいれてる、の。
お母さん、も、私ぐらい、に、小さい、体、だから。
あぁ。その服もよく似合ってるぞ。
そうか、それはよかった。がんばって作ったかいがあったってもんだな。
(可愛い、という発言を聞いて)
そう、かな……(少し恥ずかしげに)
ムゲンさん、ありがとう……このジャム、おいしい。
あ、うむ。(「ムゲンさん」という呼び方を聞いて)
(食べている様子とそのリアクションを見ながら
そうか、それはよかった。
ふむ、お前はかわいいな。
うん、……どうぞ、ムゲンさん。
(そのまま上品にジャムを塗っては小動物みたいに小さく齧り)
おいしい……(ぱぁ、と笑顔を見せる)
う……ま、まぁ別に構わないけど……。
お前が好きなように呼んでくれていい。
分かった。はい。(瓶の蓋を開けて渡す)
よし、それじゃあ俺もローズティーを頂こうかな。
え、っと、苗字、とおもって、いって、たけど……?(上目遣いに)
ムゲンさん、って、いったほうが、いい、かな?
それじゃ、この、ぶどうを、おねがい、します。
南瓜……。まぁ瓜ではあるから、惜しいと言えるかもしれないな。
うむ。緋紅朱の嗜好が分からなかったからとりあえずあるだけ持ってきたんだ。
あぁ……。イタリア語でラベルが張ってあるのは単純に俺が分かりやすいからそうしているだけだ。
まぁ、教会で育ててた奴だから、「イタリアのジャム」ってのも間違いではないがな。
ザ・ワールド……か。また、変わった呼び方だな。まぁ好きに呼んでくれて構わないが。
わぁ……イタリア、の、ジャム、かな?
いちごに、オレンジ、林檎、と……かぼちゃ? と ぶどう?
(後半二つは色とかで当てずっぽう)
たくさん、ある、ね……ザ・ワールドさん。
お待たせ。
(いろんな種類のジャムの入った瓶を持ってきた)
とりあえずあるだけ持ってきたぞ。
そうだなぁ、マイナーなのはともかくとして……。ま、イチゴと、オレンジと……あぁ、りんごもあったな。
(『fragola』と書かれた瓶や『arance』と描かれた瓶、『mela』と描かれた瓶を示す
ちなみに他には『cocomero』、『uva』なんて書かれた瓶もある)
行って、らっしゃい……。
(ゆっくりと待ちながら)
ザ・ワールドさん、は、……少し、不思議な、感じ、が、する。(ぼそり、と呟き
う……。そんなお願いの仕方をされたら、断れないな。ま、元から断る気もないが。
……ちょっと待っていてくれ。
甘い、ほうが、好きだけど……甘く、なくても、平気だよ?
けど、せっかく、だから……ジャム、も、お願い(ちょっと上目遣いに)
>ローズティー
う、ん……前に、剪定した、時に、でてきたの、を、使って、作った、の。
そうか、それは良かった。
(しばらくして戻ってくる)
待たせたな。こちらこそ、口に合うかは分からないが。
……あ。緋紅朱は甘い方が好きか……? このクッキー、甘さは控えめにしてるからな。
ジャムなんかと合うと思うから、甘い方がいいようなら言ってくれ、すぐに取ってこよう。
……いい香りだな。(ローズティーの香りを感じながら
アレルギー、とか、大丈夫……。
んっと、……ザ・ワールドさん、の、口に、あうか、わからない、けど…。
(乾燥させた薔薇の花弁が特徴的な、ローズティーを準備してきて)
あぁ、じゃあパパッと作ってくるよ。
クッキーにしようと思うが……、アレルギーとか大丈夫か?
>ザ・ワールドさん
んっと……それじゃ、私、は、お茶、のほう、を、用意、する、ね……。
それは魅力的な提案だな。
……しまった。何か気の利いたものを持ってくればよかったな。俺もお茶は好きだからそれなりのものは用意できたのに。
取ってこようか? そうだな、お茶は緋紅朱に任せるとして、お茶菓子くらいはさくさくっと作れると思うが。