あれたべたいな、これたべたいな!
うぬ、そのおねがい、かなえましょう!
や、やっと離してくれたか……しかし、これは思った以上にダメージがでかいなぁ
(無論精神的な意味でである)
……なるべくじゃなくて絶対だ。いいね?
(ずいっと顔を近づけて)
っ・・・はいはい、ちょっとからかい過ぎたな
(ぽかぽかされると流石に指から口を離し、戦利品のクッキーをかじりつつ苦笑い)
サンキュ。まぁ俺も痛いのは好きじゃない、なるべくやってみるさ
(先の事は分からないがとりあえず許可は出たのでへらりと笑う)
だ、だから! ゆ、ゆゆ指から口を離したまえぇぇぇ!
(ポカポカ頭を叩いて)
……じゃあ、最初はそれくらいでいいよ。そこから段々下げていけば問題ないから
(ため息を吐きつつ妥協案)
ゆふぃ?(指?)
(完全にわざとだがよく分かってないふりをしつつもごもごしてる)
・・・7ぐらいにはするさ、うん
(約束した手前ものすごく後ろめたいので目を逸らしてぽつり)
い、いやあの指! 指をだね!
(空いてる手で指差して指摘するも、銜えられてる手は一向に動かさず)
だといいんだが……君の場合減らしたと言っても10つけてた傷を9ぐらい程度にしか減らさなそうだからなぁ……せめて5ぐらいには減らして欲しいものだが
(なんとなく誤魔化されてる気がして懐疑的な視線を向け続け)
んむ?
(変な声が聞こえたので解理をちらりと見遣るが指は離さない)
あ、あはは・・・だからそれをこれから減らそうってんだよ、な?
(それに関しては言い訳しようがないので苦笑いで誤魔化す)
ひゃん!?
(予想以上の感触に思わず身体をびくつかせt)
信用してないわけじゃないが、ふらっといなくなったと思ったら傷を増やしてくるんだから念も押したくなるだろうに……
(頬を膨らませながらじっと見つめて)
そうだな。あーん・・・
(自分でも確かめた方がいいので口を開くとお約束なので解理の指ごとくわえる)
ホントにホントだ。信用ねぇなぁ、俺
(はねた髪を梳かすように撫でながら苦笑い)
よ、よし。納得してくれて何よりだ。さて話がまとまったところで君もひとつ食べたらどうだね?
(言うや、クッキーを一つつまんで差し出す)
……ホントにホントだからな?
(撫でられながら念を押すように言って)
・・・そうか?まぁお前が言うならそうなんだろうな
(自分の指を眺めて首を傾げるが解理が言うならとあっさり納得する)
わかってる、ちゃんと守る。約束しちまった以上はな
(瞳の中の不安げな感情を見抜くと絆創膏の貼られた手で頭をそっと撫でる)
う、うるさい! 食堂といいさっきといい、つ、つまんでる物を食べるんだから必然的にそうなっちゃうのはしょうがないだろう!
そうだ、僕との約束はかなり重いんだ。破ったらホント、許さないからな……
(強気ながら、不安げな瞳を向けて)
元はといえば俺の指ごと食ったのは・・・
(開放された指をぷらぷらさせながらぽつりと呟く)
指切った。針飲めば許されるデフォのより重いな・・・えらい約束をしちまったもんだ
(歌が終わると小指を離し、小指を眺めて苦笑い)
うるさい、僕を弄んだ罰だ、罰!
(口を離すと、ぷいっと顔を背けて)
よし……ゆ~びき~りげんまん。嘘ついたら……嘘ついたら何があっても絶対許さ~ない、と
(指を絡めた手を振りながらややアレンジ(?)したお決まりの歌を歌って)
Σ・・・痛いぞ解理
(噛まれるとは思ってなかったので少し驚き、噛まれながらも指をうりうり動かす)
この歳ですることになるとはなぁ・・・ほら、これでいいか?
(苦笑いを浮かべてこちらも小指を差し出すと相手と絡めてみせる)
う、うむむぅぅ……!
(がじっと歯を立てて指に噛み付く)
よし、なら約束といえば定番のこれをしようじゃないか
(すっと小指を差し向けて)
じゃあいらないか?
(叩かれてもめげずにまた上げ、ひょいと口元に指を差し出す)
約束・・・分かった、約束だ
(最初は少し口ごもるが不安そうにされると観念して約束する)
だ、だから別に気に入ったとかそういうんじゃないというに……!
(回される指をべしべし叩きつつ)
……ホントだぞ? 約束だからな?
(じっと不安そうに上目遣いで見つめつつ)
ついとかうっかりじゃないならいつでも食わせてやるけどな。どうも気に入られてるみたいだし?
(指が開放されるとそれを一瞥してから解理の眼前でくるくる回してみせる)
そんな顔するなよ・・・分かった分かった、もう少し気をつけることにする。それでいいだろ?
(しゅんとされるとますます困ってしまい、自分なりに妥協してこれでどうだと問う)
む、むぅ……いいだろう
(クッキーを回収すると、ちゅるっと指を離して)
だからと言って、そこまで傷つくまでやることはないというに……前にも言ったが、君はもう少し自愛するべきだ。君にもしものことがあったら……
(しゅんとうつむきながら)
ついうっかり、ねぇ。じゃあ離してもらえるか?
(ふぅんとあまり信じてなさそうな様子で言うとあくまで自分から離そうとはせずそう言う)
んー・・・別に自分から探しまわってるわけじゃなくてな、困ってる人とか動物とかと遭遇したら・・・もう勝手に体が動いてるというかなんというか・・・
(じっと見られたままなので気まずそうにするがこれだけは自分でもどうしようもないので困ったように笑う)