最近個室で過ごす人たちが増えた気がするので、ログ混ざり解消も兼ねてもう一部屋作成。
自分の部屋でゆっくりしたり、友達呼んで騒いだり少人数で話したいなという人はこちらへ
タイトル部分に【○○の部屋】とか書く事推奨です。
秘密の共有?
(いつになく真剣な表情の赫乃にきょとんとするも、ケットシーという単語が出てくればぴくりと反応し。更に紡がれた言葉に目を見開き、思わず大声を出しそうになった口を手で抑えて顔を逸らす)
……いきなり人を驚かせる天才になったな、赫乃。
まぁケットシーの正体に関してはこの寮の一部の人間には知られてるし、いつかはばれると思っていたんだが。
(はぁと大きく息をついて、こめかみに指を当て。ちらりと背けていた視線を赫乃に戻せばまっすぐな瞳とかち合い)
本気、というわけか。
全く、小説や映画じゃないが、どうしてこういう時の女性は強いんだろうな。
(わざとらしく肩を竦めてから、赫乃の髪に手を伸ばし)
だが生憎と俺はここで「俺も愛してる」なんて言える色男じゃないんだ。
ただお前が想いを吐き出したかっただけなら、それは確かに聞き届けた。
でもそれ以上の「何か」を望むなら、それに見合うモノを見せて貰おう。
モノっていうのは、行動、姿勢、言葉諸々。
要は、だ。
(髪に指を絡め、にやっと八重歯を覗かせて意地悪く笑い)
盗まずにはいられなくなる程、怪盗を夢中にさせてくれ。
そんな宝石みたいなレディになれるかどうかは赫乃次第だがな。
……(そのシグレさんの言葉に何か思ったのか、やや真剣そうな表情を浮かべ、泣きたくなりそうなぐらいの、恥ずかしさを堪えて)
うん、シグレさん……私の秘密、と、貴方の、秘密、ひとつずつ共有、だよ。
(ひと呼吸おいて)
私は、貴方の、秘密、を、知ってるの。……その代わり、私の、秘密、を教え、ます(まるで勝負を挑むかのように、可愛らしく、きりっ とした表情で)
……私は、ケットシーさんのことが好き……まだ、恋愛とか、まだ、未経験だけど、…この気持ち、は、きっと、好きって、いう、感情だと、思うの。
(文字通り振り絞った、といった感じで言葉を紡ぎ)
だから、知って、欲しかったの。ずっと、胸に、秘めてる、のは、苦しい、から……。
ね、シグレさん……ううん。ケットシーさん(まっすぐ、目を見つめ)
?
(何か言いたげな様子は察するが、何を言わんとしているかは悟れずに首を傾げ)
異性として好きな女子、か。
今のところいないな。
正直な話、そういう好きの感覚がいまいち解らん。
気になるというか、興味があるとか放っておけないとかならあるんだがな。
うぅ、……うん。そう、だけど。
(なんだか、言いたいけど、言えないといった様子でシグレを上目遣いで見上げて)
ところ、で、シグレさんは……異性、として、好きな、女の子、は、いるの?
ああ、そんな噂が流れてたな。
花言葉と微妙に違うものもあるが、概ね色のイメージから連想される感情に対応しているんだったか。
(顎に指を当て、ふむと頭の中で記憶の糸を手繰り寄せ)
赤い薔薇は情熱とか愛情だよな。
白薔薇は尊敬とか純潔、守る的なものが多かった気がする。
ピンクは上品とか、そうそう、恋の誓いなんてものもあったな。
赫乃の色は……淡い恋心って奴か。
(反応を伺う赫乃の頭にポンと手を置き、にやりと意地悪く笑い)
……意外とませてるな、お前も。
まぁ誰のこと考えてたかなんて野暮なことは聞かないから安心しろ。
綺麗……(素直に感心しては、ふと何かを思い出して顔を赤くしながら)
あの、ね……あのあと、ねこったー、を、みて、調べてみたの。そうしたら、あの薔薇、は、触れた人が、その時に、思ってた、人に、対する、感情、に、合わせて、色、が、変わる、らしいの。
……色、は、薔薇、の、花言葉、に、対応している、みたい……(おそる、おそる、相手の様子を伺うように)
おう、あそこの薔薇は見事だったからな。
(最後の仕上げと、薔薇の花弁に丁寧に色を重ね)
実際は白が多かったけど、色が変わった奴も多かったらしいから絵ではいろんな色の薔薇を咲かせてみた。
そういや赫乃の触れた奴はアカペラみたいな薔薇になったよな。
こんな感じの。
(そう言って出来あがった絵を見せ)
ううん、その……なんでも、ないよ(普段通りのシグレさんの態度に妙な安心感を得て、落ち着きながら席にすわり)
ぁ、この、絵、は……薔薇園、だね。
(淹れてもらった紅茶を上品にのみつつ)
狭くて驚いたか?
俺も最初は驚いたが、屋根裏の秘密部屋みたいだと思えば意外と居心地が良くてな。
(赫乃の言葉が出てこないのは驚きからだと勘違いして、笑いながらソーサーに載せた紅茶のカップを渡し)
そこのソファに腰掛けるといい。
寮まで送るが、絵が仕上がるまで少し待っててくれ。
(イーゼルと小さなラウンドテーブルの横に置かれたソファベッドに座るようにすすめ、自分は紅茶を一口含んでからキャンバスに向かい。
キャンバスに描かれているのは先日訪れた薔薇園の風景画)
お、おじゃま、します……(おそるおそる入ってくる)
(しばらくシグレさんの部屋を眺めて、あわてて本人のほうをみて)
あ、う、……その、ええと……(何か言葉を出そうとしているようだがうまくいっていない)
(紅茶をカップに注いでいる時にノックに気づき)
ん?
開いてるから入ってきて構わないぞ。
(ドアに向かって声をかけ)
んっと……どこ、かな。
(時々迷いつつも、途中で表札を見つけて)
あ、あった……(コンコン、とノックをして)
(画材と画集が散乱…といっても掃除はされているのか、ゴミの類は見当たらない部屋。
イーゼルには描きかけの絵がかけられていて、その傍に置かれたアンティークのラウンドテーブルに先ほど貰ったコンフィの瓶を置き)
さて、今日中に仕上げちまうか。
と、その前に……。
(作業用のエプロンを身につけ腕を捲り。絵を描く前に紅茶を淹れる準備を始め)
あはは、かわいいね
それがどうしてこうなるんだろう・・・いったい何があったのか、気になるなあ
うーん、そろそろ起きるかもしれないね
(でもじーっと庚さんを見ている
(ちなみに写真は、祖父と両親と5歳ぐらいの少年。
目付きの悪さは今も昔も変わらないが、照れくさそうに笑っている)
zzzz(それが今やこのやさぐれっぷり。時の流れは非情である)
家族の写真かあ、姉さんたちはあまり写真を撮らないんだよね
・・・ふーむ(写真立てをじーっと見ている
あははは
まあ、君らしいといえばらしいねえ
・・・・・・んふー、寝てるね
これはちょっとイタズラしたいけど、やめといてっと・・・
ふーむ、不用心のように見えるけれどなあ
(部屋を見回して一言ぽつり
……やれやれだ。
めんどくせぇ。(と言いながらトラブルには首を突っ込んでいくのだろう)
………。
(よくわからんが、良いならそれでいいのだろう。相互理解は必要だ)
(などと考えながら意識はまどろみ)
……。
(寝た。起こすなり出て行くなり観察するなり)
【庚んち】
ちゃぶ台の上に貴重品諸々。10年前に撮った家族の写真入りカードケースと財布。
周辺に積本。ミステリ・ハードボイルド・SFメイン。鬼平○科帳が1~12巻ぐらいまで。
壁にお気に入りのスカジャン。銀地に黒のツートン。鮫の刺繍入り。
そうとしか思えないよね
そのうち慣れて気にならなくなるよ、きっとね
んふー、やっぱりわかってくれるのは良いなあ
(何故良いなあ、なのかはさっぱり
・・・・・・
(寝たかどうかをチラチラ確認
…………やっぱそう思うか……?
(面倒事には既に巻きこまれている。これまで経験した事のない類の。先が思いやられる)
……(視線を感じた。目が合った)……(間)……ああ、そーかい。
(当てにされている気がした。気のせいかもしれない。まぁ、どっちだっていい)
………。
(それから目を閉じて、寝転がったまま。読書の邪魔にならないよう、だらだらと。
ラーメン屋で腹いっぱい食って眠くなってきた事だしな)
… … … … … …。