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せんせいといっしょ:瓜山先生編
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そして、そろって作品を見て歩く。岳人は赫乃にあわせてゆっくりと歩き、彼女の説明に真剣に耳を傾ける。
そうしながらも、岳人は花にも目を留め、静かに呟く。
「花が有ると会場が華やぐな」
それにこくん、と嬉しそうに頷く赫乃の様子に、花が心から好きなんだな、と優しく目を細める。メイはにこっ、と笑って
「そういってもらえると活けた人たちも喜びますし、花も喜ぶと思います」
と穏やかに言う。岳人は、真剣な眼差しで花々と作品を見、調和が取れているような気がして感心した。
「みんな、自分の、作品、に、自分、に、自信、が、あって……すごい、ですよ、ね」
不意に赫乃がぽつり、と呟く。それに岳人が気付き、歩みを止める。メイたちも気付いたのだろう。彼女の言葉に顔を上げた。
「みんな、すごいな……。私と、違っ……て……」
か細い声は会場の喧騒に消える。だが、……タネには、それがはっきりと聞こえていた。
ふと、タネは……様々な作品に触れた上で自分のことを振り返った。どことなく『ありふれた』己の書く文字。そこに個性を見出せず思わずため息を漏らす。それに気付いただろうメイに、苦笑して首を振りつつも、自然とこんな事を言っていた。
「メイ先生の文字って、細くてシュッ、としていてキレイ系の文字なのに、線に迷いがなくて堂々としていますよね。何だろう、ギャップ萌えってヤツですかね?」
こういうの、憧れますね、とタネが言えばメイは少し顔を赤くする。けれども、タネは自分の文字を振り返りちょっとだけしょんぼりしたような声になっていた。
「でも私の字ってイマイチ個性が無いというか、何でもそれなり書けるけどそれだけって感じがして……。どうしたら自分だけの書って持てるんだろう……って」
俯かないようにしながらも、息が詰まるような感覚がする。そんな様子の彼女にメイは静かに頷いた。
「そう悩みながら、文字は、磨かれていくんです」
「え?」
タネは思わず目をぱちくりさせ、メイは言葉を続ける。
「私も、書に自信が持てるようになったのは最近です。学生の頃は随分悩みました。どこか自信の無い文字だったから……」
でも、色んな文字に触れて、経験を積んで。あとは只管書き続けた、と。メイは静かにタネの手を握る。
「苦しむほど一生懸命になれるって、すてきな事ですよ」
その一言に、何故だろう。少しだけ胸が痛くなった。痛くなって、……熱くなった。
葉月たちと別れてからも、ゆっくり会場を回っていた赫乃と岳人は、出入り口で別れる事に。
「俺は、もう少し見てまわろうと思う。……今日はありがとう」
「私で、お役にたてた……なら」
赫乃はそういって一礼し、会場を後にする。岳人はその後ろ姿を見送りながらぽつりと呟いた。
「まるで、花のような少女だったな」
また会えるだろうか、なんて思いながら彼は会場へと戻り、再びぶつかりそうになる。今度は自分より少し背の高い女の子だった。
「ご、ごめんなさいっ! ちょっと考え事をしていて……」
「いや、大丈夫だ。気をつけるんだぞ」
岳がそういうと、彼女は「はい」と顔を真っ赤にして一礼する。そうしつつも、岳はどこかで見たような気がしていた。
「俺は、寝子高2年の朝比奈岳人だ」
「私、寝子高1年の羽生碧南といいます。ってことは先輩ですね」
碧南はにこっ、と笑うと岳人は「そうだな」と僅かに苦笑する。溌剌とした彼女の様子に、何故かうっすらと姉を思い浮かべそうになる。
2人は休憩がてらジュースを飲みつつ作品展の話をし、盛り上がるのだった。
因みに、何故碧南が岳人とぶつかりそうになったと言うと……作品展を見ているうちに本日予約した乙女ゲーム『月華の森』の事を思い出したからである。
(このシチュエーションこそ、憂いを秘めた若手書道家の室生翠溪との出会いのシーン! 主人公が友達の付き添いできた作品展で、ばったり出くわすの……!)
既に体験版はプレイ済みである。故に、そのスチルが出るシーンなども頭に残っている。因みにこの翠溪というキャラクターが碧南の大本命だったりする事を付け加えておく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月13日
参加申し込みの期限
2015年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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