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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●甘い宝石の成るその場所で
フルーツトマト狩りの話を聞きつけてきたのは
宮田 厚
だ。
旧市街にある八百屋の息子の彼。
そんな厚にとって違う場所の味というのはつい、気になってしまうというもの。
いつも一緒の人体模型はお留守番にしてしまったから。
その分も楽しむのだと。
(ここのフルーツトマト、どんな味がするんだろう。楽しみだなー)
ビニールハウスへと足を踏み入れれば、其処に居たのは
巫部 紫苑
。
彼女もまた、ここの味を求めてきた一人だ。
イチゴやフルーツトマトを狩るか、工房でチーズやアイスを作るか。
食べるのも作るのも好きな紫苑は随分迷いながらここへ来た。
そう、思ったのだ。食べてから作ればいいのだと!
作ったアイスにトマトを添えたり、もしくはイチゴアイスなんてのも。
浮かべるだけで甘いような、心躍る時間。
トマトを入れる為の小さな入れ物と、切るためのハサミを持って。
スタッフの人へ「よろしくお願いしまーす!」と元気よく挨拶する厚をつい見てしまう紫苑。
目が合えば、つい、くすりと笑みも溢れるというもの。
折角だからと一緒に注意事項を聞いて。いざ宝物探しへ。
「お、これなんてどうだろ」
厚が見つけたトマトは小さな赤。ここの醍醐味は収穫したらその場で食べてしまってもいいこと。
さっそくひとつ頂きますと、口の中へ放る。
「ん、甘いなー」
普通のトマトよりもずっと甘くて。
優しいよりもデザート、確かにフルーツかもしれない、と次の赤へも手を伸ばす。
もちろん、お昼ごはんが食べられないなんて事にならないように、加減して。
「じゃ、私も」
ミニトマトよりは少し大きい、まるで赤の宝石。
食べた先の甘さはついつい、次を望んでしまうくらいには、魅惑。
「随分と楽しそうで、しあわせそうですね?」
隣で食べる厚も自分と同じような表情をしていたから。
つい、それは言葉になって。
「それはお前もだろ?」
なんて、お互い様。
「それにさ、野菜とか果物とか。花や木でもそうだろうけれど、土地とか育て方とか、あと育てた人とかで味も見た目も変わるだろ?」
どういう育て方をして、どういう味や見た目になっているか。
そんな物から、作り手はどんな人間を考える。
「そういう想像をするのも楽しいんだ。……何て小難しい事って俺らしくないかなー。はは」
「いいえ、良いですね。そういうのも」
ふんわりと、紫苑の表情も緩む。
作る、食べるだけではなく、考える。厚の言う通りに考えれば、確かに楽しくもなってくる気もして。
食べている赤色の味ももっと甘い気さえ。
「なら、あっちの苺も、その考えで食べて見ません?」
「そうだな、行こうか」
今食べた甘さと比べるのもきっと悪くない。
手にしたものとは違う宝石を探しに。
この縁にデザートをご馳走するのもいいかもしれない。
歩きながら紫苑はまた、作ることを描くのだった。
●風に乗り、感じる鼓動を馬たちと
乳搾りもしてアイスも堪能した。
しかしまだ集合までは時間が有るということで次なる場所は!
「馬でも乗らないか?」
そんな
八神 修
の誘いから乗馬体験に来た
綾辻 綾花
と
七夜 あおい
。
乗馬は修の特技でも有り、更にさらに動物に懐かれる体質から、既に馬からは大歓迎の様子。
「わ、修くんまた好かれてるね?」
「す……すごいですね」
あの羊の波ほどではないけれど。
だからか、修には余裕がある。
優しく話しかけて撫ぜて、小さく笑って、会話するような。
「馬はな、実家ではたまに乗ってたんだよ」
思い出す家のこと。誕生日に買ってもらった馬――デュランダル。
心残りは、寝子島に連れてきてあげられなかったことだと修は語る。
少し、寂し気に。
「なら、帰った時は沢山遊んであげないとだね!」
あおいはだからこそ明るく笑って。
「そうだな」
頷いて、乗らないかと誘いをかける。
あおいと綾花を馬に乗せ、自分は手綱を引く形で。
自分もいいのかと尋ねる綾花にも頷く。
乗馬の楽しさを知って貰えたらきっと、自分も嬉しいから。
お昼までの時間をゆったりと。馬の呼吸と、風と頭上の蒼穹を感じよう。
風は何処までも吹き抜けて気持ちがいい。
フェリーに一番乗りで駆けた
風雲児 轟
は、勇んでこの場所へ来た。
馬、そう彼の目的は、目の前で優雅に歩き、そして駆ける馬たちだ。
(一回でいいから馬に乗ってみたいって思ってたんだ!)
わくわくと期待の眼差しで見つめる。
あの背からはどんな世界が見えるだろうか。
「……乗ってみますか?」
様子を見ていたスタッフさんから声が掛かる。
頷けば、楽しい時間の始まり。
荒々しくスタイリッシュに!……とは少し遠かったけれど、背に乗った先、景色は更に果てなく広がる。
(おぉぉぉぉぉ、すげぇ)
高鳴る鼓動。思った以上に凄いと、轟は辺りを見回した。
ゆらりゆらり、馬の背で揺られる。
落ちないようにだけ気をつけていれば、次第にそれは意識しなくても平気なくらいに。
辺りにひらひら手を振りながら、ちょっといい気分。
「~~♪ ~♪」
口遊むうたは、記憶に残る戦隊ヒーローの歌。
昔、目を輝かせて見ていた画面の向こうのヒーロー。
たしかこういう牧歌的な風景がよく似合う歌だったなぁ……、なんて。
更に記憶を辿れば、脳裏に浮かぶのは格好よく馬を走らせる姿。
(流石にそこまで真似出来ねぇよなぁ…)
「懐かしいですね、その歌」
「え?」
戦隊モノですよね、そう馬を引くスタッフさんは笑う。
「たしか駆ける馬が格好よくて」
「そうそう!」
うっかり仲間を見つけてしまえば、テンションも上がる。
馬に乗る光景は終了。
けれどもう一つ叶うなら……、
「あ、あの鞍持たせて貰えないっすかね?」
「鞍……あぁ、もしかして」
――オープニングのアレですか? なんてお見通し。
「重たいんで気をつけてくださいねー」
「はい!」
ずしりとした重さを肩に担いで、笑顔で運ぶ。
今の轟は自らの宿すヒーロー像を辿っている。
憧れと同じ動き、今の彼は紛れも無いヒーローだ。
風は相変わらず心地良い。
「わわっ、大きいね~!」
思っていたよりも大きな馬の体に
千鳥 雅人
は歓喜の声をあげた。
けれど怖くはない、目の前の馬をそっと撫でる。
優雅にお辞儀をする馬。
(わ、わぁ……!)
つい気持ちが高ぶってろっこん――エモーションアンテナの発動。
気持ちに合わせてチャームポイントのアホ毛がぴこぴこ。
それが触れるのが気持ち良かったのか、馬のほうから擦り寄ってきて、
「え、乗れって……?」
気持ちに応えるように、そっとそっと、ゆっくりその背へ。
そんな雅人を見ていた
シダ 美穂戸
と
緑野 毬藻仔
。
シダはもう一度サオラにそっと姿を変える。
「乗馬する もこもこシダに乗る?」
「の、乗っていいの……?」
ひそひその内緒話。シダはコクリと頷いた。
「重かったら無理しないでね」
そっと付け加えてその背へ乗る。
シダと雅人の乗る馬の目が合う。それだけで十分だった。
もうなんだか決闘空気です。
「負けないぞ シダ。もこもこ しっかりつかまってないと落っこちるよ」
「う、うん!」
さぁ、風に乗って。
「馬に乗って走るって楽しそうだし、どこまでいけるか試したいよね」
キッカケはその言葉から。
そう、牧場ではそれを試すことだって可能だ。
陸上部仲間の
郡 トモエ
と
穂高谷 千代
もまた乗馬体験へと赴いていた。
(お馬さんはどういう子が良いかな~?)
優しい色の栗毛もいい、けれど格好良い黒が居るならそれも魅力。
うっとりと馬たちを眺めるトモエの隣、
(うわ、馬って近寄って見ると想像以上にでっかい……)
実家ではよく猿と戯れたものだけれど。
思えば、大きな動物との接触は初めてだと気付いたのだ。
動物相手に気おくれなんてしたことないんだけどなぁ、なんて少し恐怖も感じつつ。
「あ、でもよく見ると馬って目が優しい?」
そっと覗きこんだ先は、キラキラな優しい瞳。きゅん。
怖くない――そう思えば、
「なんとなくキミの考える事は分かるぞ」
純粋な瞳、こてりと首を傾げてくる。
「うん。おなかすいたよね! 人参半分こしようか!」
手の中の人参を半分こ。ぽりぽり。ぽりぽり。
「ねぇ、千代ちゃん!」
「ん……?」
「せっかくだから、お馬さんで競争してみようよ!」
千代は人参を共に食べていた馬と視線を交わす。
「そうだな、やろうか!」
ルールは簡単。どっちが先にゴールできるか、そんなシンプルなもの。
罰は敗者は勝者におみやげを一つ買うこと!で決定。
少しの間だけパートナーになる馬と交流時間。
乗ってゆっくり歩いてみたり、言葉をかけたり。少し慣れた所で勝負開始!
しかし二人は素人、颯爽と駆けることは出来ず、二人の速度はいい勝負。
見え始めたゴール、二人はパートナーと前だけを見据えたのだった。
「ゴール!」
僅差で先にゴールしたのはトモエの方。
……しかし?
「おっと、真のゴールはあのポイントだ!」
千代が指さしたのは少し先、何か目印みたいなものが見える。
んん? と、確認するトモエ。
その間に千代はひょいっと馬から降りて、走りはじめた。
――今度は自分の足で。
「あ、千代ちゃんずるい……!」
トモエも後を追う。陸上部員の名に賭けて、負けるわけには!
結局先にゴールしたのは千代で、馬競争と合わせれば、一勝一敗。
「引き分けだねー?」
「そうだな。なら……えーっと」
「交換、でどうかな?」
トモエの提案に千代も頷く。
じゃ、さっそく、そう立ち上がる。
途中で乗り捨ててしまった馬たちに『ごめんね』と『ありがとう』を告げて一歩。
「おーい、昼の時間だぞー」
集合を呼びかける声と合図のホイッスルが、辺りに細く響き渡ったのである。
「あ、お昼みたいだね。ねぇ千代ちゃん」
「もう一回競争……だろ?」
「うん……っ!」
また二人駆け出して行く。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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