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【プール開き】六月快晴初およぎ日和
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●こちらフツウの寝子高プール(1)
水上 桜
はプールサイドに据えられた監視台に座って賑わうプールを凝視していた。水泳部のパーカーを羽織って、首からはホイッスルを下げている。ののこはすっかり遊んでいるが、水泳部員有志はプールのエキスパートとして安全対策などのサポートを行っているのだ。
桜は今朝は、早めに登校してプールの水質をチェックしたあと、プールの底に何かが落ちていないかどうかを確認し、落ちていた落ち葉や小石などを回収しておいた。プール開きの前に皆で掃除はしたのだが、夜の間に風が吹いたりすると水中にものが落ちてしまうことがある。そういったものを踏んづけてケガをしたりしたら大変だ。それから水面に浮いている虫なんかも網で掬っておく。キレイなプールはこうした人知れぬケアによって成り立っているのである。
掃除のあとは「わいわいコース」のために浮き輪やボールなども用意した。
プールサイドのバカンスエリアのデッキチェアを並べるに至って、素朴な疑問。
「……これって一応、学校の授業だよね?」
「イエス!」
間髪入れずにイイ笑顔でサムズアップする
相原 まゆ
先生を信じることにする。
そんなこんなで開放時間まであれやこれやと準備に明け暮れたわけであった。
「あー、そうそう。プール開きってこんな感じだった。懐かしいな」
高瀬 誠也
は目を細めてプールサイドを見回す。
監視台の女の子の生真面目そうな横顔すらもなんだか懐かしい。
(卒業してから何年経ったろう。3年? 4年? あんな横顔の同級生がいた気がするな)
でも名前は思い出せない。ほんの数年の間に記憶が失われてしまっていることに些かショックを受けつつ、誠也は無意識に見知った顔を探していると、背後から力強い手に背中を叩かれた。
「おー、お前、高瀬か。来たのか!」
当時から名物教師と名高かった体育と生活指導の
吉田 熊吉
先生だ。
優等生だった誠也はそんなに世話になったことがないのだが、全生徒を徹底的に愛すのがモットーの熊吉先生は彼の顔を覚えていたらしい。
「どうもご無沙汰してます。先生は相変わらずお元気そうですね」
「ガハハ、まあな! そっちはどうなんだ、元気なのか?」
「ええ、まあ。主任プログラマーになったので重圧はありますが、なんとか」
「主任か。俺はそっちの方はからっきしだから説明されてもわからんが、お前の若さで大したもんだ!」
バンバンッと背中を叩かれる。
職場には熊吉先生みたいなタイプはあまりいないので、久しぶりの肉体コミュニケーションに戸惑いを感じないでもないが、覚えていたよ、頑張っているじゃないか、ということをまっすぐ伝えてもらえるのは素直に嬉しい。心の隙間に詰まっていた埃みたいな計算や理屈が衝撃で吹き飛んで、視界がクリアになる気がする。
「思う存分泳いでいけよ」
去っていく熊吉先生に頭を下げて、誠也は羽織っていたジャケットを脱いで水色の水着一枚になる。
現れたのは、理系人間とは思えぬ見事なシックスパックの腹筋だ。
幼いころから今に至るまで続けてきた毎朝のジョギングと筋トレの賜物である。
近くにいた女子たちが誠也のイケメン細マッチョぶりに目を瞠っているが、誠也は女子の視線を気に掛けることなくストレッチを済ますと中~上級者向けのがっつりコースに飛び込んだ。
はじめはクロールで体を慣らし、背泳、平泳ぎ、バタフライと種目を変えて泳いでいく。その泳ぎぶりたるや水泳部員に引けを取らない。
(あの人、水泳部の先輩じゃなかったと思うけれどすごい泳ぎ……)
監視台の桜は、誠也の泳ぎに感心していた。
視線をスライドさせていくと、プールサイドにいる友人の有沢 茉奈が、目をハートにして誠也の泳ぎに魅入っているのが視界にはいる。
(あー……、茉奈ってば惚れたな、あれは)
苦笑い。茉奈は彼氏ゲットに命を懸ける女子である。まあ、玉砕することも多いのだが……。
そうこうしていると、5コースから桜を呼ぶ声がして、タイムアタックに挑むよう指名された。
このタイムアタックコースでは、飛び込む前に名前を名乗ってカメラマンの前でポーズをとるルールになっている。飛び込み台は通称『お立ち台』と呼ばれ、生徒に合わせて音楽まで流してくれる念の入れようだ。
(ガッツリ泳いで記録を図るのはいいけれど、なぜその前にお立ち台に立ってポーズを決めなければならないのか理解に苦しむ……)
桜のイメージなのか、流れてきた80年代のアイドルソングを聞きながら思う。
寝子高はそんなことばっかりである。
仕方なく適当にちょっとセクシーなポーズを決めたが。
(去年と同じポーズしちゃったかも……こんなんじゃサマになってないよね)
タイムアタックなんだし記録のほうが重要よ、と自分に言い聞かせる。
挑むのはクロール50メートル。
自己ベストは50m自由形で30秒。去年のプール開きの時に更新した記録だ。
(大会に出るような子は20秒台後半……少しでもタイムを縮めたい)
目を閉じて、集中力を高める。
合図が鳴る。
桜は美しいフォームで飛び込んだ。
(いい感じ)
頭に思い浮かんだ理想のフォームを追い求めるかのように水を掻く。
それは例えるなら、規則正しく時を告げ続ける時計台の歯車。
テンポよく、何ものにも引っ掛かることなく、動く。呼吸する。何も考えない。
無我夢中で泳いでやがて指先がゴールの壁を叩いた。
水中眼鏡を押し上げて、タイムを計っていた生徒を見上げる。
「数字は……?」
「28秒です、水上さん」
桜は一瞬呆然とした。聞き間違いかと思ったのだ。
しかし再度聞きなおしてもやっぱりタイムは28秒。
「うそっ!? 去年より2秒も縮んでる!」
信じられない!
遠い憧れだと思っていた20秒台を、自分が叩きだしたのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月06日
参加申し込みの期限
2021年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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