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【プール開き】六月快晴初およぎ日和
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●こちらフツウの寝子高プール(4)
「楓! はしゃいでると転ぶわよ!」
フリル付きのワンピース水着を着た小さな女の子が、てけてけとプールサイドを駆けていく。
それをシンプルなデザインの競泳水着を着た女性が追いかけている。
「ママ、はやくはやく!」
元気な娘に手を焼きながらも、18歳の高校1年生、
梓 智依子
は感謝していた。
プール開きが地域に広く開放されるものであることに。
おかげで4歳になる娘、楓を連れてくることができた。
楓にとっては入学式以来の寝子高だ。ママが毎日行っている『ネココー』に遊びに行ける、と楓はとても楽しみにしていたので、ワクワクが抑えきれないようである。
「プールでは走ってはダメなの。静かにしてね」
言って聞かせるとその瞬間は大人しくするのだが、彼女にとっては見るものすべてが珍しいようで、バカンスコーナーの白いチェアを見つけてははしゃぐ、ビーチボールで遊んでいるお兄さんお姉さんを見てはまたはしゃぐ、といった具合だ。
「梓さんの娘さん、かわいい~お人形みたい!」
「ほんと! 腕とか脚とか、ぷにぷにしたーい!」
自分より年下の同級生たちが寄ってきて、楓を構って遊んでくれるのがありがたい。
智依子自身も、背が高くファッションモデルのような出で立ちなので「すっごい美人」と言われたりしてなんだかくすぐったい気持ちになる。
「楓ちゃん、いっしょに遊ぼ!」
「浮き輪、貸してもらえるよー」
同級生たちに腕を引かれるようにしてやってきたわいわいコース。
智依子は先にプールに入ると、縁に座る楓を抱きかかえて、浮き輪の輪っかの中にすっぽりと座らせた。
楓は水に浮かぶふわふわ感を喜んで、きゃっきゃと笑いながらくるくる回っている。
「楽しいねー」
「ばしゃばしゃしてみようか」
同級生たちに言われるがまま楓は手足をばたつかせて水しぶきを跳ね上げる。
「上手、上手!」
「よーし今度は大波だよー」
友人のひとりが浮き輪を大きく揺らすと、楓はまたきゃっきゃと声をあげて喜んだ。
(すっかり彼女たちのおもちゃね)
ありがたいことだ。シングルマザーで女子高生の智依子では関わり切れないことも多々あるし、自分一人で完璧な子育てを、なんて考えてしまったらあっという間に心身がつぶれるのは目に見えている。友人たちが我が子をかわいがってくれることで、子育てと学業に疲れた自分自身も癒される気がしていると、タイムアタックに挑戦するよう名を呼ばれた。
「ちょっとだけ楓のこと見ててもらっていい?」
「オッケー! 梓さん、めいっぱい泳いで来てね」
そう言ってもらえるのもありがたい。
お立ち台でポーズを、と求められた智依子は、腰に手を宛てモデルのように綺麗に立った。
同級生に抱えられた楓が「ママがんばってー!」と手を振っている。
(ママ、頑張るよ)
心の中で答えて、飛び込む。
はじめの25メートルはクロールで。
(気持ちいい)
泳ぐのは嫌いではない。けれど娘といっしょのときは目を離すことはできないし、自分のペースで泳ぐなんて夢のまた夢と思っていた。
ターンする。
後半の25メートルは、バタフライに泳ぎを変える。
「がーんばれ、がーんばれ!」
息継ぎするたび、娘の声援が耳に届いた。その必死さに泳ぎながら鼻がつんとしてくる。
(楓ったら……)
なんて健気なんだろう。なんて一生懸命なんだろう。娘がいるということが途轍もなく嬉しい。
タッチする。
水の中から上がると、タイマーを持った係の人が寄ってきた。
「梓さん早い! 31秒です! 水泳部でしたっけ?」
いいえ、と智依子は首を振る。祖父母の厚意で高校に通えることにはなったが、学業が終わればアルバイトをして生活費を稼いでいるので、部活までは手が回らないでいるのだ。
そのことを残念には思わない。
自分には愛する娘がいるのだから。
智依子はわいわいコースに戻るとまた楓と一緒に水と戯れた。
遊び疲れたあとは、バカンスエリアでパラソルの下で休憩し、母娘ならんで気持ちよく眠った。
ふたりの寝顔は穏やかで幸せそうであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月06日
参加申し込みの期限
2021年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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