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補習危機一髪! ~白い魔弾とウザイ奴~
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【問7.この場合少女の速度は秒速何メートルか。ただしこの少女は腐っているものとする。】
しかし補習中邪な想いを描いているのは天野だけではなかった。
常盤 四月
。
腐女子である。
(日本史で赤点とっちゃったし、真面目に勉強しないといけないのに、いけないのにっ……!)
そんな思いとは裏腹に、四月が忙しなく動かすシャーペンの先に描かれているものは……。
『あの先公、あそこにいる野郎と何か妖しい雰囲気じゃね?』
(目の前に美味しいネタが転がってるんだもん、描かずにはいられないよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!)
見た目はジェントルな優男なのに、笑顔であの辛辣な態度……。
そんな先生の手が今、いたいけな少年の肩にかけられている。
その光景をプリントの裏に若干の、そう若干の脚色(強調)を入れてガリガリと描きこむ四月。
(密着し過ぎじゃない? 本当に出来てるんじゃない!?)
『おいおい、見たか? 教える為と言っても顔近すぎじゃね?』
四月の妄想を加速させるような囁きをする悪魔もといサンマさん。
お陰で四月のペンはノリノリだ。
(ああ、もう彼が眼鏡かけてくれればここで一冊分のネームが切れる、いや、下書きが出来る!)
そしてそんな妄想の餌食にされているとは露知らず真面目に授業を受けている少年、
堀 和哉
。
授業をさぼりすぎて留年したことのある彼は、まともに授業を受けていなかった為に先日の試験も全教科が悲惨な結果だった。
(やはり学生らしく勉強すべきだったかね……今更思ってもしょうがないことだが。せめて今この時間ぐらいはしっかりやるか……)
流石に今年も留年するのはまずいと、小さくため息をついて意を決すると手を挙げてウォルターに声をかける。
「先生、すまん……。俺は随分と不真面目にやってきたもんでな……基礎から教えてもらうことはできんだろうか?」
和哉の言葉にウォルターの目がスッと細められる。
「ふぅん、今まで真面目にやってこなかったの認めるんだ」
「ああ」
「それで一からちゃんと教えてほしい?随分と虫が良い話だね」
「……甘えているのは承知の上だ。でも今日は真面目にやると決めたんだ」
ウォルターの棘のある言葉に臆さず和哉ははっきりと自分の思いを告げて頭を下げた。
勉強が苦手で不真面目で素行に問題があっても、和哉の根は腐っていない。
それはウォルターにも十分伝わったようだった。
「いいよ、その殊勝な心構えに免じて今までの態度は許してあげる。でも、次は無いからね?」
ウインクを一つして和哉の額をちょんとチョークで小突くとウォルターは和哉の肩に手を置き、彼の手元にある課題を覗きこんだ。
「で、今何からやり始めてるの?」
「数学」
「って、これ中学数学が解れば応用でできるレベルだけど」
「だからそのレベルから解らなくてな……」
「あー、これは重症だね。じゃあまずはこの公式と公式覚えて。話はそれから!」
「あ、ああ……」
2人は至って真面目なのだが、腐ィルターのかかった四月の目にはそうは見えない。
見事な薔薇が咲き乱れている。
そして四月とはまた別の視線が彼ら二人に注がれていた。
普堂 しおり
。
彼女もまた腐(以下略)。
しかし、しおりは四月と違ってナマモノにはあまり食指が動かないタイプだった。
(ナマモノに興味はないけど万能ドSは総受けだと思うなー)
そんなことを頭の片隅で考えつつもしおりは真面目に日本史の課題に取り組んでいた。周りをうろちょろしたり何事かわめいているサンマさん達は完全に無視。
しかし無視できたのは実害のない行為までで、サンマさんが鞄の中身を漁り始めた時は流石にぎょっとした。
(ちょっ、なにやってるのよ、小サンマちゃんたち!?)
しおりが焦ったのも無理はない。
サンマさん達がしおりの鞄を漁ってポイポイ放りだしているのは薄くて高い本。
つまり、同人誌である。
(浮月先輩に貸す予定のクロテオ15禁本……!まずいわ、これが先生の目に触れたら……)
キッとしおりの目が鋭く光る。
(もし先生が別カプ好きだったら……萌え派閥の軋轢は御法度ッ!!)
しおりの危機管理意識はどこかずれていた。
しかし彼女の行動は迅速だった。
手の届く範囲にいたサンマさんを掴むと、本を引っ張り出しているサンマさん目掛けてそれを投擲して撃沈させる。
ベタ指定を的確に塗り潰す精巧さ、モブシーンからゲストキャラを探し出す動体視力を駆使されたその動きは滑らかでスピーディーかつ正確。
課題をやりつつ最小動作で行われたその動きはウォルターが他の生徒を教えている最中ということもあって気づかれることは無かった。
鞄から放り出された同人誌も、サンマさん駆逐後に何食わぬ顔で拾い上げる。
その時になってウォルターが「どうしたの?」と訝しげな目で問いかけてきたが、しおりは演劇の自主練で鍛え上げた表情筋で完璧な笑顔を作り上げて堂々と答えた。
「すみません、参考書を落としてしまったので」
……確かに彼女の手には、拾い上げた乙女の参考書があった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月26日
参加申し込みの期限
2013年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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