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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:07・寝子島高校の入学式……らっかみ(5)●
【寝子高上空:講堂周辺】
ののこ対応班&対クローネ班、講堂の地上落下を阻止──講堂内の全生徒の救命に成功。
クレーターのど真ん中に無事着地した講堂を見て、
上下 左右
が手を叩きながら快哉を叫ぶ。
「やりましたわ! 今度こそは本当にもう、駄目かと思いましたのに!」
「ああ、ろっこんのコントロールさえ可能なら、
今の俺達に、出来ないことなど何もない」
講堂のランディングを見事成功させた
八神 修
が、ふう、とようやく肩の力を抜いて左右に応じる。
「自分の意思で操れるなら、もはや暴走ではない。これは超ブーストさ」
「ろっこんを制御できるようにしてくれた、鴻上先輩のお陰ですわね!」
けれどもそこで左右がキョトンと首を傾げて、不思議そうな顔をする。
「ですが……いったい、どうしてですの?
確かに見ての通り、鴻上先輩の願いは、ちゃんと叶ったみたいですわ。
でも、らっかみの力でその願いを叶えてくれる、肝心の ののの先輩は、
もう死……うぅ、死んでしまった筈ですのに」
「その疑問には、俺が答えるよ」
全員の注目が集まる中、
鴻上 彰尋
がそう言ってスッと空を見上げる。
その方角には、虹子が手放した ののこの死体が、まだぷかぷかと浮いていた。凛の衝撃波の直撃で傷付いたその痛々しい姿に、ある者は力無く首を振って目を背けようとする。
けれども鴻上は、顔を上げてしっかりその遺体を見据えると、
「つまり……こういうトリックだったのさ」
そう言って、制御が可能になった
自分の暴走ろっこんの効果を、すみやかに解除した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・
すると、ののこの姿に偽装されていたその死体が、たちまち元のクローネRの死体へと戻る。
「「えっ、ええええええええーー!?」」
▼
鴻上 彰尋
ろっこん【Actor of Other Mind】
☆通常能力……台詞の発言が続く限り自身を「他人」と周囲の生物に認識させる。
☆進化能力……発動中にアドリブの台詞を入れると見ている者の望む姿として認識させる。
↓
★暴走能力……クローネRの死体を、周囲の者(=クローネL)が望む姿(=ののこの死体)に誤認させる。
全員が驚きの声を漏らすなか、鴻上は誰よりもまず、愕然としている
雨寺 凛
に向かって呼び掛ける。
「雨寺さん! どうか安心してくれ、
君は野々さんを傷付けてなんかいなかった。
それどころかクローネの片方を、君はあの時、撃破していたんだ」
あの時とは、凛が2羽のクローネ達に、相討ち覚悟の特攻を仕掛けた時のことだ。うち1羽は、美咲紀の治癒能力の暴走で負傷を完治させ、すぐに復活した。
しかしもう1羽のクローネRの方は、負傷を治す余裕もなく、あの場で絶命していたのだ。
「けれど……生き残った方のクローネは、
暴走していた俺のろっこんを悪用して、
その死体を野々さんの死体だと、俺達に信じ込ませたのさ」
「そ、そうだったんだ……」
真実を知らされ、ろっこんも制御できるようになった凛の身体からは、もう無差別衝撃波は出ていない。そのまま彼女はへなへなと脱力したように、
「よかった……私はののこちゃんを、死なせてなんかなかったんだ……」
そう呟いて宙に座り込む凛を見届けてから、鴻上は次に、向こうの空でわなわなと身体を震わせている、クローネLの方にゆっくり視線を移す。
「まったく……自分の片割れの死体すら、俺達を騙す道具に利用するなんてね。
その執念には、いい加減舌を巻くよ……。
思えば今は全員のろっこんが暴走している状況だったんだ、
俺も自分のろっこんが発動している可能性に、もっと早く気が付くべきだった。
でもギリギリの所で、このカラクリに気付けた。
だから願いを言い、継続中の野々さんの能力の暴走で、その願いが『通った』」
『ぐっ……ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ…………』
ズバズバと真実を言い当てられ、ぐうの音も出ないクローネ。その鴻上の話を聞きながら、
楢木 春彦
が「いや待てよ、てことは……!?」と顔を上げる。
「ああ、そうさ」
楢木に向かってこくりと頷き、鴻上がほら、と頭上を指し示す。
「野々さんはまだ、ちゃんと生きている……!」
「ばっひゅーーーーーーーーーーーーーん!」
ちょうどそのタイミングで、あの能天気な笑い声が、全員の耳にも届き。
それぞれが頭上を見上げれば、青空の彼方に見えてくる黄色い点。
目を凝らすうちにやがてその点は、鮮やかな黄色いワンピースへと変わり、元気いっぱいに両手を広げて、逆さに落ちてくる、女の子の姿になる。
「「ののこちゃん!!」」
瑠奈の暴風でずいぶん吹き飛ばされたあの神様が、再びこの寝子島に落ちてくる。
【講堂:屋根の上】
「ののこちゃん! ののこちゃんが生きてた! 生きてたんだ!」
講堂の屋根に穿たれた穴から、がばりと身を起こした
恵御納 夏朝
も、顔をくしゃくしゃにして喜びの声を上げる。けれども、その夏朝の表情がすぐに険しく曇った。
その ののこの進路上に、もくもくと真っ白な煙が集まるのが見えたからだ。
「あの能力は……!」
濃度を増し、凝集した煙の一部が
毒島 虹子
の顔に早変わりし、その唇が口角を釣り上げて嗤う。
「ではその希望を、私がすぐに絶望に変えて差し上げますわぁ!」
一難去ってまた一難。虹子は先ほど雨崎にしたのと同じように、今度はののこを煙で窒息させるつもりだ。暴走能力をコントロールできるのは、もれいびである虹子もまた同様だった。
「させない、絶対に! 今度こそののこちゃんを守るんだ!」
夏朝も制御できるようになった自身のろっこんで、ののこを浮遊させ、いったん空中でストップさせることを考える。だがそこに、
「「バアアアアアアアアアスト!」」
戦闘員チックなあの奇声が、またしても夏朝の四方から聞こえてきた。講堂の外壁を続々とよじ登って現れたにせストレイト軍団を見て、「しつこすぎるよ!?」と夏朝が悲鳴を上げる。暴風で吹き飛ばされたクローネのあの手下達が、講堂が地上に接地したことで、また同じ場所に戻ってきたのだ。
羽根こそ持っていないが、1人1人の戦闘力は周知の通り、圧倒的だ。
講堂の上で慌てる夏朝を高みから見下ろし、空では虹子が笑う。
「ふふ、うふふ! まだまだ、お楽しみはこれからということですわヘブウッ!?」
ちゅどーーーーーーーーーーーんん!!
言い終わらないうちに、虹子の白煙が爆音と共に吹っ飛んだ。「何ですってえええええ!?」と千切れて飛び散りながら、攻撃された方角を見る虹子。めらめらと怒りに燃えた目で、その長距離砲撃の発射地点に浮いているのはそう、あの
雨寺 凛
だ!
「もう本当に頭にきたよ! よくも騙してくれたね!」
凛が最大出力の衝撃波、正確無比の一撃で、虹子の煙をまるごとぶっ飛ばしたのだ。
「だっ、騙したのは私じゃありませんし、
さっきからこんなやられ方ばっかり〜!?」
まさに瞬殺。あっという間に撃破した虹子から、「分かってるよ!」と凛はすぐさま宿敵クローネに照準を切り替え、ドッカンドッカン空中からありったけの衝撃波を叩き込む。真実を知り、ろっこんの暴走もコントロールできるようになった彼女に、もう恐れるものなど何もない。
「夏朝ちゃんの言う通り! ののこちゃんにもう、手出しはさせない!」
一方、多勢に無勢で周りをクローネの手下に囲まれた夏朝の方は、
「でもっ、ののこちゃんがすぐにここに落ちてくるんだ。
この場所に敵を残して、逃げる訳にはいかないよ!」
『カアカァー!(そういうこった! なら、ここは俺に任せろ!)』
すると、突然割って入ったその鳴き声と共に、ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽんっっ!
にせヒーローのザ・ストレイト軍団が全員、元のカラスの姿へと早変わりした。「へ……?」と夏朝はそのカラス全員と顔を見合わせ、しばしお見合い状態になる。
「わーーーーーーーーーーっ!?」
「カ、カーーーーーーーーー!?」
夏朝のびっくり声と同時にカラス達もたまげて、散り散りにその場から逃げ出していく。風雲児のろっこんの暴走でパワーアップしていたから、今までもれいび達にも優位に渡り合えたのだ。変身が解けて元のカラスに戻ってしまったら、もはや戦闘力など皆無だ。
『カーカ、カー!(よっしゃバッチリ、上手くいったぜ!)』
その手下達と入れ替わりで、バサバサと屋根の上に舞い降りてきたもう1羽のカラス──
山田 勘三郎
が、ドヤ顔で胸をエッヘンしてみせる。
『俺のろっこんがもしも暴走したら、
周りの生き物もカラスになるんじゃねぇ?……とは思ってたけど。
こんな便利な使い方もあったとはな! 我ながら冴えてるぜっ!』
▼
山田 勘三郎
ろっこん【腹ぺこガラス】
☆通常能力……嘴太鴉に変身。変身中は通常の6倍速で腹が減る。
↓
★暴走能力……周りの生き物=にせストレイト軍団を、元のカラスの姿に戻す。
「凄い……暴走がコントロールできると、こんなことも出来るんだ!
山田君、どうもありがとう!」
一瞬で敵集団を無力化した山田に、夏朝が心からの礼を述べる。そして山田のろっこんはもう1人、味方を助けてもいた。長らくザ・ストレイトのヒーロースーツ姿に強制変身させられていた
御巫 時子
も、ここでようやく、元々のカラスの姿に戻して貰えたのである。
『(ほっ)有り難うございます、勘三郎さん……
や、やっぱりあの姿は、どうしても恥ずかしかったので……』
『いいってことよ、さっ、あともうひと息だ。
野々がここに落ちてくるまで、一緒に頑張ろうぜ!』
【第1グラウンド:北校舎付近】
手下のカラスと虹子があっという間に無力化され、また複製したもう1羽の自分も、とっくに死んでいたことがバレた。絶対的な強さを誇るかに見えたあのらっかみの、メッキが今、徐々に剥がれつつあった。
『くっ……もう! ドッカンドッカンうっさいわねぇ〜!』
凛の集中砲火に晒されたそのクローネは、空には逃げ場がないと知って地上に舞い降りていた。横倒しになった北校舎を盾にして、凛の砲撃をどうにかやり過ごそうとしている。小枝がグラウンドに不時着させた、例の無人の北校舎だ。
けれども、凛は容赦ない。
「そんな物陰に隠れたって無駄だよ!
もう絶対に逃さないんだから!」
どごーーんちゅどーーんと持てる全火力をぶつけて、校舎ごとクローネを撃破しようという勢いだ。万一の負傷に備えてグラウンドで待機している
椿 美咲紀
も、その凛に向かって声援を送る。
「ほわあぁ! 雨寺さん、凄いのです! 頑張って!」
美咲紀も自身の治療ろっこんを制御できるようになった今、もう誤ってクローネを回復させてしまうようなこともない。決着を付けるなら、まさに今だった。
クローネにはさんざん好き勝手に自分の能力を使われた
風雲児 轟
も、ここぞとばかりに叫ぶ。
「どうだ言ったろうクローネ、最後に勝利して喜ぶのはこの俺達だと!
やはりお前は、手下連中や他のもれいびの力がなきゃ、
ちょっと手強いカラスレベル!」
「いや、ザ・ストレイト……挑発はもうそのへんにしておいた方が……」
風雲児がクローネを挑発するたびに良くないことが起きているので、横で聞いてる
ティクス・ソル
はハラハラだ。けれども「いいや、彼の言う通りだ」と鴻上がフォローする。
「クローネはこれまでずっと、俺達のろっこんを暴走させ、
その力を逆利用することで優位に立ってきた。
クローネの絶対的な強さは、言ってみれば、
俺達もれいびの力に、全面的に『依存』したものだったんだ。
でも、今はもう違う。
俺達がろっこんの暴走をコントロールできるようになったことで、
その絶対的優位性が崩れ去った」
むしろ逆転した。クローネが全員に施した強制暴走を、今はこちらが逆に利用し返せるのだから。対するクローネは今も凛の猛攻に逃げ隠れするだけで、さっきから何の反撃もできてない。
「それもこれも、鴻上の願いが叶ったおかげ、ってことだな!」
そう言って
楢木 春彦
が、ばちーんと鴻上の背中を叩く。些か面映ゆくはあったけど、友達から手放しで褒められるのは、決して悪い気分じゃない。うん、と鴻上も頷き、
「つまりこれが、クローネを倒す力。
今のクローネにもう、反撃の手は無い……!」
ちゅどーーーーーーーーーーんん!! 凛の暴走衝撃波が校舎を貫き、ついにクローネに命中した。「アギャーーーーーーーーッ!?」と瓦礫ごと吹き飛ぶカラス、けれどもボロッボロになったその彼女が、怒りに任せて怒鳴り散らす。
『ごちゃごちゃごちゃごちゃ、外野が煩いのよ!
なら、何も反撃できないかどうか、見せてやろうじゃないのぉ!』
そう言ってクローネは、落ちてくる ののこの方すら見ずに、
新たな願いを叫ぶ。
『この私に、
ろっこんをコピーして使うことができる星の力(虹)
を!
そいでもってもれいび本人の承諾と接触無しに、じゃんじゃんコピーさせなさ〜い!』
「「なっ……!?」」
次の瞬間、カッと開いたカラスの嘴から、エレキギターの爆音を伴う衝撃波が放たれた。その衝撃波は北校舎に開いた穴を逆側からぶち抜き、無防備な凛を襲う。
「うそっ!?」
慌てて凛は対抗の衝撃波を撃ち返し、射線上でぶつかった2つの暴走衝撃波が、空中で押し比べをしながらスパークする。どちらも同等の威力。全く同じ能力。凛が叫ぶ。
「これっ、私の……【サディスティック・フェイク・ショウ】!!?」
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鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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